バットが波打つ①

2019年04月14日 07時10分00秒 | 少年野球

ここ最近、ジュニア(4年生以下)を指導する機会が結構あり、気が付いた点を都度、選手には指導しております。

バッティングで、スイングが良いが、なぜかボールに当たらない、若しくは当たっても全部サードやショートゴロでボールが上がらない選手がおりました。
私もじっくり観察させて頂き「これなのでは?」という点を見つけましたので、そこを選手に説明させて頂きました。

原因として
①バットのヘッドがインパクトの瞬間下がっている。
②バットが若干波打つ傾向にある。

以上の2点です。

①はそんなに頻繁に見られませんが、どうしても強くボールを叩こうとするあまり、手首に力(力み)が入ってしまい、無意識でヘッドが下がる傾向にありました。(そんなにバットは重くはりませんでした)

よって①に関しては力任せでなく、まずはバットの芯に当てる事を意識させる事と、ボールを後ろ側から見る感じ(あくまでもイメージ)で指導しました。
また選手には「なぜバットのヘッドが下がるのか」「なぜ当たってもゴロばかりになるか」を理由付けてからの指導を心がけております。
そうすることで、選手も理解してバッティングフォームの修正ができたり、自分自身で納得してSTEPUPできる事になると、私自身思っているからです。
ここは非常に重要な事だと思っており、選手に考える事を植え付けたいです。
監督やコーチの言う通りにすればいいんだ!は絶対にありえません。

では、話は戻り、①の練習方法ですが、一番手っ取り早い方法は、スタンドティーバッティングだと思います。
このスタンドティーバッティングは、ボールが止まっているのでボールに当てやすいので低学年には有効な練習です。
最初は、ここから始める事が一番良いと思います。

今度はこのスタンドティーの重要な事が①の対応に活かせてきます。
ボールが止まっているのでインパクトの瞬間がしっかりわかります。
また、ボールを上から見るのでなく、若干ボールの後ろ側から見て、ボールの後ろをしっかり叩く事。
いわゆる"レベルスイング"を心がける事です。

しかし、ここで気をつけなければいけないことがあります。それが、バットの出所です。
このバットの出所が、どこから出していくのかで、レベルスイングというのは、ほぼ決まってしまいます。
早速ですが、そのバットの出所をどこから出てこればいいのでしょうか。
よく最短で出そうとして、耳の横からバットを出そうとする選手が多いです。(間違いではないですが)
しかし、そこからバットを出してしまうことが上から叩いてしまう、レベルスイングが出来ない原因の一つとなります。

ですので、しっかり肩口からヘッドを出してくることを意識させてたいです。
簡単に言うと、バット全体を少し下げてあげることで、ボールに対してレベルスイングで
振れてきますので素振りやスタンドティーでそこを意識しながら、 練習させてみては如何でしょうか。

あと②の補足を後日、またさせて頂きます。