かなり前の話で恐縮です。
あるお母さんから、中学校に進学した元チームの選手が、正式に野球部になった事を聞きました。
凄く嬉しかったです。
その選手は、お世辞にも上手な選手ではありませんでした。
しかし、野球に対する情熱やガッツは他の選手よりあります。
中学野球から「楽しい野球」から「勝つ野球」へとシフトチェンジしていきます。
更には、先輩後輩の上下関係や競争原理が大きくなり、中学になると野球から離れる子供も少なくはありません。
私も6年生の選手たちには、「学童野球と中学野球・シニア野球の違いと厳しさ」を伝えてます。
最初からビビらせる訳ではありませんが、やっぱり入部するからには、それなりの覚悟をもって欲しいからです。
だから、その選手が入部をした事に凄く感動をおぼえました。
先に述べたように、学童野球では「楽しく」をメインテーマに掲げて行っていた野球も、中学からは「勝敗」や「競争」といった世界に移行されます。
もちろん、中学でも「楽しい野球」を行うチームもあります。しかし、大半は厳しい世界に飛び込む事となります。
状況によっては、3年間わずかな時間しか打席に立てない事や、グランドでプレイできない事もあるかと思います。
しかし、その3年間で教わることは、野球技術だけではありません。
今回、その件について、わたくしの持論を書かせて頂きます。
1.礼儀が身につく
朝、コーチや監督に会ったら最初は中々出来なかった挨拶の「おはようございます」も自然とできるようになります。
また、解散の際には「さよなら」も自然と口にできるようになり、いつも間にか習慣つく感じです。
最初は口酸っぱく言われますが、慣れてくると能動的に言える習慣になりますね。
2.協調性が大きく養われる
我が強い子も、団体活動が身につくことで、我慢や忍耐が身に付きます
競争社会だからこそ、友達の大切さや有難さも感じるようになります。
3.努力する大切さが身につく
野球だけに限ったことではありませんが、やはり努力すれば必ず成果は現れます。
だからといって闇雲に練習すれば言い訳ではありません。やる時をやる、休む時には休みとメリハリが身に付きます。
4.コミュニケーション力がつく
人によっては最初から誰とでも話せる人はいますが、やっぱり中々人と簡単にコミュニケーションができない人もいます。
しかし、野球のプレイや接し方で色々な観点で人と話したり相談できるかと思います。
入部当初は人見知りだった子が、だれとでも会話できる性格になった子も沢山見てきました。
5.考えて行動する事ができる
今までは受動的(人から言われて行動)だった性格が、能動的(自主的に行動)な性格に少しずつ変わると思います。
自分自身考えて「こう行動したらどうなるか」や「こうすれば皆が効率よく練習できるかも」など、自分で考えて行動できる性格になると思います。
6.体力や精神力・技術の向上
もちろん、3年間厳しい練習に耐えれば、自ずと体力はメキメキ向上します。
あときつい練習も、歯を食いしばって耐えれば、精神的にも大きく成長します。
野球は瞬間的に判断するスポーツです。したがって瞬間的な状況判断も向上すると思います。
7.仲間が増える
中学・高校野球で一緒に戦った戦友は、その活動が終わっても続きます。
私も今でも中学・高校の仲間は交流を続けています。色々な相談もできます。
苦しかった時代を思い出しながら、酒を飲んで話したりしています。
細かなことを挙げたらきりがありませんが・・・ようは、野球をやれば、必ず人生においてプラスになることばかりです。
野球だけでなく、学生の時には色々な事を体験してみて下さい。
大人になったときに、必ず役に立ちますので。
最新の画像[もっと見る]
- ピケさん朝からブラッシング 1週間前
- ピケさん運動不足 2週間前
- ピケさんお散歩 2週間前
- ピケさん平常運転 2週間前
- ピケさん換毛期 3週間前
- 2024年度 筒香杯【敗者復活戦】 3週間前
- ピケさんほぼ完治 3週間前
- ジャイアンツ改革 4週間前
- ピケさんダイエット?! 1ヶ月前
- ピケさん順調すぎです 1ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます