両面がきつね色になるまで焼きますというのを英語で言うと、
Cook(bake, toast, fry) until both sides are golden (brown).
~になるまでの部分は英語だとただbe goldenでbecomeといういい方はあまりしないんですね。
こんがり焼けたトーストは日本語だと何と言っても「きつね色」ですが、英語ではgoldenかgolden brown.
「狐色」とあのしっぽふさふさの狐を漢字でイメージすると、あんまりおいしそうじゃなくなってきます。
色の表現はこの「きつね色」と同じく、色の前に動物や植物の名前をつけることがほとんどですが、前にふと赤いとか白いとは言えるのにどうして茶い、黄い、緑い、とは言えないんだろうと思ったことがあります。
古代の日本にはもともと赤、白、青、黒の4色しか存在してなく、だからそれだけが「い」をつけて意味が通るという説明を読んで「ほーっ」と思いました。
昔少しだけ着物の着付けを習っていた時に、着物の色を表すのに使われていた日本語の豊富さに圧倒されたことがあります。
その数の多さもさることながら、
利休鼠、海松(みる)、萌黄
なんて何とまあ優雅な雰囲気。
ところで利休鼠も海松もねずみ色の一種ですがWikipediaに載っていた色によると
利休鼠は
海松は
こんな色だそうです。
海松は初めて聞いたかも(汗)
同じく、私もちょっとだけ着付けを習ってたときがあって、先生がいろいろ説明してくださる着物の知識やその色合いのことを今少しだけ
思い出してきました。
最近着ないから、自分で着れるかどうか
かなり疑問ですが(^^;;) 箪笥の肥やしとなってる着物もちょっとは日の目を見させてあげないといけないかな~・・と思っています。
着付けは私もすっかり忘れてしまって(というかもともとたいしたことなかった)、今では浴衣も着られません。
結婚式で一度着ただけの黒の絞り。
ああ、もったいない。
日本語の「色」の話も興味深かったです。ついでに、「黄色い」「茶色い」は言うけど、「緑色い」や「紫色い」は言わないのは、黄、茶が基本4色の次に出来た言葉なんでしょうかね?
料理の英語はいつも難しいなと感じます。
私も黄色、茶色が赤白黒青の次に取り入れられた色なんだろうと思います。
日本語を勉強している外国の学習者が突然質問しそうな疑問だと思いませんか?