秋の光の粒の上
ぴょんと飛びのって
くるくるまわってみたり
秋の風の中
吹かれるままに
ゆらゆらゆれてみたり
秋の雨の日
雨粒の手をとって
一緒に踊ってみたり
秋の日
オレンジ色の
小さな花から
夕焼け色のチュチュを着た
ちっちゃなちっちゃな
妖精たちが
あちらこちらに
はじけて出てくる
家のドアを全部あけて
家の窓を全部あけて
ちっちゃな妖精たちの
踊りを楽しみましょう
金木犀の香りは
楽しそうに
うれしそうに
遠くまで
その香りを届けるの
だって
秋の日
一年に一度だけ
この時期だけの
金木犀の
想いだもの
とつぜん、あれ?何だっけって思うと香が飛んで来ているんですね。
隣の家に大きな金木犀の木があって
窓を開けると
家の中まで
ふわっと。。。香りがしてきます
少し寂しい秋のはじまりの
ちょっとだけ華やかな香りの時間
ですね