手軽に入手できて万能薬として知られるオロナインH軟膏。
茶色シミができる色素沈着やクレーターのニキビ跡に効くのか気になりますよね。
この記事では日本化粧品検定2級の資格をもつ私が、オロナインH軟膏がニキビ跡に効くのか？についてや使い方について紹介しています。
オロナインでニキビ跡のケアを検討されている方、購入するさいの参考にしてくださいね。
オロナインの成分からニキビ跡への効果を検証
オロナインH軟膏に配合されている有効成分は「クロルヘキシジングルコン酸塩液(20％)」です。
このクロルヘキシジングルコン酸塩液の効果は殺菌・抗菌です。
残念ながらオロナインにはニキビ跡ケアに大切なメラニン色素が作られるのを予防したり、肌のターンオーバーを促したりするような成分は配合されていません。
つまりニキビ跡の色素沈着やクレーターにオロナインを使っても効果は期待できません。
オロナインH軟膏の公式サイトに記載されている効果効能にもニキビ跡については記載されていません。
ニキビ、吹出物、はたけ、やけど(軽いもの)、ひびしもやけあかぎれ、キズ、水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも
殺菌作用があるので炎症が小さいニキビケアには使えるようです。
オロナインとニキビ跡のことでよくあるQ&A
オロナインH軟膏とニキビ跡のことでよくある質問や疑問点についてまとめておきますね。
オロナインとニベアを併用するとニキビ跡に効くの？
オロナインとニキビ跡のことについて調べていると目にするのが「ニベアとの併用使い」について。
結論からお伝えするとオロナインとニベアを併用して使ったからといってニキビ跡に効くわけではありません。
オロナイン、ニベアともにニキビ跡のスキンケアのポイントになる成分が配合されていないからです。
ニベアについては保湿クリームとして愛用するのはよいと思います。
ニキビ跡のスキンケア方法について
オロナインH軟膏ではニキビ跡のケアをすることはできませんので、参考までにニキビ跡（色素沈着、クレーター、赤み）のスキンケア方法について紹介させてください。
茶色シミが残る色素沈着のニキビ跡のスキンケアについて
ニキビ跡の色素沈着はニキビの炎症が原因でメラニン色素が多く作られることで茶色シミが残っている状態です。
この色素沈着のニキビ跡は肌のターンオーバーが行われることで自然に肌の外に排出されて消えていきます。
スキンケアで大切なことは「新たに作られるメラニン色素を抑える」「肌のターンオーバーを促す」ことです。
肌がデコボコになるクレーターニキビ跡のスキンケアについて
ニキビ跡のクレーターは自力のスキンケアで治すことが難しい症状です・・・。
そのため改善するためには美容皮膚科クリニックでケミカルピーリングなどの治療する必要があります。
とはいえ、スキンケアでケアすることも大切です。
というのもクレーター肌のニキビ跡は赤みや茶色シミが残る色素沈着のニキビ跡を併発している可能性があるからです。
赤みのニキビ跡のスキンケアについて
ニキビ跡の赤みはニキビの炎症を治すために毛細血管が増えたり、広がったりすることで肌がピンクや赤色に見えている状態です。
このニキビ跡の赤みは自然に消えていくものもあれば、時には数ヶ月～数年続くこともあるそうです。
スキンケアのポイントは色素沈着のニキビ跡が残らないようにビタミンC誘導体化粧品を使うことです。
まとめ：オロナインをニキビ跡ケアに使うのはおすすめしません
オロナインH軟膏は殺菌作用のある第2類医薬品です。
ニキビ跡の赤み、色素沈着、クレーターのケアに必要なメラニン色素を抑えたり、肌のターンオーバーを促したりする成分は配合されていないからです。
できはじめの軽いニキビのケアには使うのはよいと思いますが、ひどいニキビやニキビ跡ケアにはオロナインを使うのはおすすめできません。
ニキビ跡のケアは自分の症状にあったスキンケアを実践するようにしてください。
