いきなり思い出です。
以前にも日記に書いたかもしれないけど・・・最近また思い出したもので。
今はなきシュプール号に乗って、スキーに行くことにしたのですが、手配が遅かったため、4人のうち並んで座れたのは2人だけ。
あとの1人は同じ車両のだいぶ離れた席に、もう1人は2両はなれた車両に乗ることに。
離れて乗っていた1人は、ほかの大学生のグループの中に1人混じって座ることになり、ひっそりと座っていたら、どうもそのグループの人たちがざわざわと、落ち着かない様子。
なんとなしに話を聞いていると、1人来ていないらしい。しかも、その来ていない1人がこの旅行を仕切っており、切符も全員分、その人が持っているようだ。
「それは大変だ・・・」と思いつつ様子を見ていたら、とうとう列車の発車時刻がやってきた。
大学生たちは困惑しながらも仕方なく乗車。新宿を出た後も、八王子にも止まるので、それに賭けているらしい。
ところが、八王子を過ぎてもその人は来なかった。
いよいよ困ったことになり、グループの面々は、「どうしよう?」と相談し始めた。
ああでもない、こうでもないとしばらく話し込んだ結果、「目的地についても切符がなければ降りられない。改めて運賃を払わなければならないだろうが、持ち合わせに限りがある。とりあえず車掌さんに相談しよう」と言うことになり、代表の2人が車掌さんのところへやってきた。
私が乗っていた車両は、、車掌さんのいるところ。
そのときにはすでに友人から話を聞いていたので、あ、この人たち切符がない人だ・・・と思い、様子を伺っていると、「実は切符を持っている仲間が来ていなくて・・・」と相談している。
車掌さんは「向こうの駅に連絡しておきますが、一応運賃を払ってもらわなくてはなりません。もしその人が来て、切符を見せてもらえば返金するように言っておきます」と言っている。
2人は少しうつむき加減で戻っていった。
で、友人によると、2人が戻ったあと、運賃を払うため、みんなで「おまえいくら持ってる?」「おれ余裕ないよ」「私少し出せるよ」と言った話し合いが行われたそうで。
ところが、しばらくして、シュプール号が夜行列車と並走したとき、グループの人たちがざわつき始めた。
何事かと思って友人が見ていると、みんな窓の外を見ながら、口々に「石原!石原!」と言っている。
窓の外を見ると、並走している列車の中から、にこやかに手を振っている人が。
そう、その人こそ、グループ全員の切符を持った男、「石原」!!
その後、列車は駅に入り、停車。シュプール号は停車はするけど乗降はできない。しかもそのとき乗っていたのは、窓も開けられなかった。
「石原」はわずかな停車時間に走ってきて、窓の向こうから「向こうで待ってるから!」と言い残し、再び夜行列車に戻ると、笑顔で去っていったのだった・・・。
彼らは再び車掌さんの元へ行き、事情を話すと、向こうで切符もらえるならそれでいい、と言うことになったのでした。
めでたしめでたし。
・・・で、私たちは、乗り遅れた、と思ったときにすかさず夜行列車に、しかもちょうど仲間の乗った車両に並ぶ位置に乗るなんて、「石原」はただものではない!きっとかなりの鉄道マニアに違いない!と言う話で、かなりもりあがったのでした。
全く知らない人なんだけど、時々、「石原」どうしてるかな~って、思うんだよね~。
以前にも日記に書いたかもしれないけど・・・最近また思い出したもので。
今はなきシュプール号に乗って、スキーに行くことにしたのですが、手配が遅かったため、4人のうち並んで座れたのは2人だけ。
あとの1人は同じ車両のだいぶ離れた席に、もう1人は2両はなれた車両に乗ることに。
離れて乗っていた1人は、ほかの大学生のグループの中に1人混じって座ることになり、ひっそりと座っていたら、どうもそのグループの人たちがざわざわと、落ち着かない様子。
なんとなしに話を聞いていると、1人来ていないらしい。しかも、その来ていない1人がこの旅行を仕切っており、切符も全員分、その人が持っているようだ。
「それは大変だ・・・」と思いつつ様子を見ていたら、とうとう列車の発車時刻がやってきた。
大学生たちは困惑しながらも仕方なく乗車。新宿を出た後も、八王子にも止まるので、それに賭けているらしい。
ところが、八王子を過ぎてもその人は来なかった。
いよいよ困ったことになり、グループの面々は、「どうしよう?」と相談し始めた。
ああでもない、こうでもないとしばらく話し込んだ結果、「目的地についても切符がなければ降りられない。改めて運賃を払わなければならないだろうが、持ち合わせに限りがある。とりあえず車掌さんに相談しよう」と言うことになり、代表の2人が車掌さんのところへやってきた。
私が乗っていた車両は、、車掌さんのいるところ。
そのときにはすでに友人から話を聞いていたので、あ、この人たち切符がない人だ・・・と思い、様子を伺っていると、「実は切符を持っている仲間が来ていなくて・・・」と相談している。
車掌さんは「向こうの駅に連絡しておきますが、一応運賃を払ってもらわなくてはなりません。もしその人が来て、切符を見せてもらえば返金するように言っておきます」と言っている。
2人は少しうつむき加減で戻っていった。
で、友人によると、2人が戻ったあと、運賃を払うため、みんなで「おまえいくら持ってる?」「おれ余裕ないよ」「私少し出せるよ」と言った話し合いが行われたそうで。
ところが、しばらくして、シュプール号が夜行列車と並走したとき、グループの人たちがざわつき始めた。
何事かと思って友人が見ていると、みんな窓の外を見ながら、口々に「石原!石原!」と言っている。
窓の外を見ると、並走している列車の中から、にこやかに手を振っている人が。
そう、その人こそ、グループ全員の切符を持った男、「石原」!!
その後、列車は駅に入り、停車。シュプール号は停車はするけど乗降はできない。しかもそのとき乗っていたのは、窓も開けられなかった。
「石原」はわずかな停車時間に走ってきて、窓の向こうから「向こうで待ってるから!」と言い残し、再び夜行列車に戻ると、笑顔で去っていったのだった・・・。
彼らは再び車掌さんの元へ行き、事情を話すと、向こうで切符もらえるならそれでいい、と言うことになったのでした。
めでたしめでたし。
・・・で、私たちは、乗り遅れた、と思ったときにすかさず夜行列車に、しかもちょうど仲間の乗った車両に並ぶ位置に乗るなんて、「石原」はただものではない!きっとかなりの鉄道マニアに違いない!と言う話で、かなりもりあがったのでした。
全く知らない人なんだけど、時々、「石原」どうしてるかな~って、思うんだよね~。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます