BEELUCK(ビーラック)店主の拙いけれど真実を語る健康小話

BEELUCK(ビーラック)の店主が自身の経験と知り得た情報を元に「真の健康」について、コツコツとお話しするブログ。

必須脂肪酸「オメガ-3」が不足する理由-2(トランス脂肪酸)

2007-09-25 15:53:37 | Weblog

現代のオメガ-3不足の原因のひとつである製造方法により生じているオメガ-3の不足とは別の問題とは、製造過程においてトランス脂肪酸という脂肪酸の異性体(自然界にはない有害、危険なタイプのもの)が大量に発生することです。

このトランス脂肪酸は人間の体内において細胞膜に進入して必須不飽和脂肪酸の働きを妨害するといった悪なのです。
そのために体内ではすでにオメガ-3が不足しているうえに更にトランス脂肪酸が増えた分だけオメガ-3、オメガ-6 が余計に必要になるという悪循環が起きてきます。
このような悪循環が続くことにより多くの現代人が健康を害しているのであります。

今では欧米諸国ではトランス脂肪酸を含む食用油やマーガリンが発売禁止になっていますし、最近ではヨーロッパ諸国に続いてアメリカのマクドナルド全店が使用する油をトランス脂肪酸の少ない油に代えたというニュースの他にも同様の動きが多くあるということが伝えられていますが、日本では旧来のままであり、最近厚生労働省や日本脂質栄養学会も警告はしていますが、 警告だけで終わっているのが現状です。

二ヶ月ほど前でしょうか、ニュースで聞いた厚生労働省の言い分は「全ての年齢層を対象とした調査と言うことで、日本人が口にする食品中のトランス脂肪酸の平均比率が欧米と比較して極めて小さく、安全圏内である」ということでしたが、いろいろな面で影響を受けやすく、しかもその影響が大きい年齢層(例えば、1歳から20歳代)に対象を限れば、地域差などがあるとしてもどんどん進んでいるおやつを含む食生活の質の低下からしてトランス脂肪酸の比率は驚くほど高い数値になると考えます。

食用油を高温で使用した加工スナック菓子類から冷凍食品を含むマーガリン、加工油脂、食用油などを(特に高温で)使用した各種加工食品類まで、市場に於けるその種類、数の多さと増加の早さを知るとき、厚生労働省の判断基準に問題有りと言わざるをえないのではないでしょうか。

このような観点からしても、厚生労働省は過去の薬害事件などからの学習が全くといって良いほどできておらず、実に情けないことであります。 

消費者よりも企業側に偏った連綿と続くお役人体制、それをよいことにしての多くの菓子、食品メーカーの売れれば良しといった経営姿勢、そして悪事を隠そうとする共通した体質等々を考えるとき、そして最近特にこれらに関連した事件、事故を目にするにつけて以前からお伝えしています次のコメントを意識すること大なのであります。

「最近のあまりにも残虐な犯罪、くだらなさすぎたりあきれかえるような事件、事故の多さと質の悪さ、気象の異常なまでの変化の様子等々今までに経験のないといった状況ばかりですが、少なくとも自分の健康と安全は自分で確保する努力を日日していかねばならないと考えております。」

話がそれてしまいましたが、最後に話をもどしまして、トランス脂肪酸の危険性などについてもっと詳しくお知りになりたい方は、『危険な油が病気を起こしている』(自然療法学博士J.フィネガン著 今村訳・解説 B6判並製 240頁)をご覧になってください。(興味をお持ちの方は、お知らせくだされば取り次ぎさせていただきます)
この本は日本の代表的な食用油脂30余種類の分析データをメーカーと製品の実名入りで紹介していますので、本当の意味での正しい食用油脂選択の参考にしていただけます。


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