ひゅうひゅうという風が発する音と窓に当たる雨粒の音とにどれほどの時間が経ったのか分からないままに起こされたという感じで、その後はいつもと異なる場所と時、そして確認できない状況が不安を増幅するままに明け方を迎えました。
テレビを点けると近畿圏3県府への初の特別警報、京都・嵐山の桂川氾濫、滋賀県栗東市の土砂崩れによる死者などなどよく知っている地名での災害発生といった驚くばかりの情報を聞かされ、我が家がある京都市伏見区でも避難指示とか避難準備とかが出ていることを聞き、家の近くを流れる鴨川を心配するなど大変な時に家を空けて来たもんだと少々後悔に似た思いをしたものでした。
夜は明けたものの琵琶湖から直角方向に障害物なしでアルミサッシの窓ガラスに当たる強烈な風雨の音と窓外の大きな樹木の揺れ、しなりと風の音にぼろ家にいるよりはここのほうが大丈夫かと慰めつつも慄いていると突然にどこからか少しは大きめの樹木の枝が窓ガラスにドン!!。
「えっ!」、「わあっ!!」、「ひぇー!!」などなど、おっかなびっくりの数時間を過ごした次第です。
なかでもこれは大変だとちょっとビビったのは、気が付くとサッシの下と横から雨水がどんどんと湧き(?)入ってくる、しかも時間とともに激しくなってくる様には、耳目で窓外の風雨の激しさを大いに感じつつ強弱を繰り返す恐怖心と戦いながらバスタオルをとっかえひっかえしているなかで、小学生の頃のジェーンか何か台風の名前は覚えていませんが、天地1.8m、幅90cmの木枠のガラス窓(中を12枚(?)に小切りした)4枚に畳を立ててガラスが割れるのを防ごうとするものの強風にガラス窓と畳が内側にしなるのを必死の思いで押し返そうと力いっぱいに力んでいた体験が重なり久方ぶりに自然の力の怖さを強く感じました。
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