ビール飲みオヤジの日々雑感

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人道的観点?

2024年12月09日 | 時事
(ヤフーニュース配信TBS NEWS DIG2024年12月9日付「【速報】アサド大統領と家族がモスクワに到着 ロシア国営メディア 『人道的観点から亡命を許可』」)
親子2代、半世紀に及ぶ独裁政権のあっけない崩壊でした。
民のためではなく己の支配欲を満たすために平気で人を抹殺し続けてきた独裁者は、最後の最後己と己の家族の命はとてつもなく惜しいようです。

信じられるのは家族しかいない・・・って状態にしたのは自己責任なんですが、こういう方々は自己責任と考える回路を持ち合わせてません。
散々非人道的行為で権力を誇示してきた輩に対して「人道的観点」から保護するって・・・アホらしい。

とはいえ、こちら側の理屈が通るような連中ではありません。
世間が注目しなくなり利用価値がなくなった頃合いにアサド一家も人知れず抹殺されるのでしょう。
ロシアとイランの都合でアサドは事実上見捨てられました。
そうです。独裁者の末路が平穏であることは許されません。

一方で独裁政権が崩壊したことで一般市民が解放されるかというと甚だ怪しい。
むしろ独裁政権の重しが外れることで、これまで反政府で纏まっていた勢力自体が権力争いで分裂・対立した結果、独裁政権時よりも社会が混乱して市民に危害が及ぶリスクが高まっています。
皮肉なことです。

独裁者は何らかの救いの手があるのに対し、一般市民は権力者の利己的な行動に翻弄されるだけ。
下手するとこれから先4年間のアメリカも同じような状況になりかねないと思えるのが気がかりです。

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