ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

「若者に風呂なし物件が人気」ってホント?

2023年01月22日 | 戯言
昨日の流れで所属オケの練習のことを書こうかなと思っていましたが、ちょっと目に留まった記事があったのでそれについて放言することにしました。
(ヤフーニュース配信マネーポストWEB2023年1月22日付「『若者に風呂なし物件が人気』報道への違和感 女子学生は『【レトロブーム】で若者の貧困を片付けないで』」)

若者に風呂なし物件が人気なのは、果たしてライフスタイルの変化なのか、社会的問題の隠蔽なのか。
個々の事案によって様々な動機、要因があるでしょうから、どちらも間違ってはいない気もしますが・・・

サクッと調べられる範囲で・・・
現状の銭湯の相場は東京大阪の都市部で1回500円弱のようです。
仮に毎日入りに行ったとして銭湯代で15,000円近くかかるということです。
もし二日に一度なら7,500円です。

ジムで汗を流しがてらシャワーを浴びたら・・・
例えばエニタイムフィットネスは全店舗にシャワーが設置されドライヤーが置いてあるようです。
店舗によって月額料金が異なるようですが、ちなみにオヤジの自宅から徒歩1分の店で8,140円(税込)です。
入会時だけセキュリティキー発行の手数料が5.500円(税込)かかり、仮に入会月だけを見れば約14,000円ですが、それ以降は理屈の上では月額8,148円で毎日シャワーを浴びることができます。

風呂以外が同じ間取りという家賃比較は実例として見つけるのは面倒臭いので、ザックリですが若い人が多いであろう東横線学芸大学駅周辺でネット検索してみると・・・風呂なし物件でも家賃は千差万別です。
昔ながらのアパートなら3万円台でもありますが、鉄筋マンションなら風呂なしでも5万円を超えてます。
風呂が付くと、これも拾い切れてないと思いますが8万円ほどから10万円超は当たり前のようです。

風呂の有無での家賃の違いは銭湯やジムのシャワーのコストをどうも上回っているようです。
確かに風呂付のメリットは好きな時にいつでも入れ、わざわざ出かけなくてよいけれど、デメリットは水道光熱費がかかり、風呂掃除をしないとカビなどのリスクがあります。
風呂無しはとにかくわざわざ風呂に入りに出かけなければならない、そして銭湯やジムは営業時間に左右され必ずしも入りたいときには入れない、でも掃除をする必要は無いし、その分のガス代水道代はかかりません。
これを個人の価値観と掛け合わせ見合う見合わないの金額計算は相当複雑です。

こうやって調べてみると、家賃の違いだけを見てそれを埋め合わせようという視点からは社会的問題の隠蔽にも通じるように思います。
その一方で当事者の関心事によって視点は一様ではなく、選択肢は風呂の有無や家賃の高低に限らず多様な要素がありそうです。
結果的に一人一人が何故そのような選択をしたのかを細かくデータとして積み重ねて議論しないと、観念論、感情論で一面的な議論に陥ってしまうと生産的にならないように感じました。

それにしてもオヤジは都区内だと風呂無しでトイレのみの物件でも鉄筋マンションだと月の家賃は8万円前後は当たり前と知って、もう40年前との様変わりにただただビックリでした。

40年前って4昔前だから当たり前か・・・

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