さて、今年の紅葉シーズンもどうやら終わった様子。
当初は色づきが遅れたものの、全国的に鮮やかな紅葉が楽しめたようですね。
そんななか、今回からは久しぶりに京都の紅葉。
観光客が大挙して押し寄せる前を狙って訪れた時の写真です。
それでは、さっそく京都紅葉散歩とまいりましょう!
ということでやって来たのは嵐山にある鹿王院。
山門から本堂に至る石畳が有名なお寺ですね。
嵐山というと物凄い人だかりが心配ですが、このエリアは参拝客もまばら。
ベコ 「京都の紅葉巡りスタートだべこ!」
山門をくぐると、有名な石畳の参道にはちらほら紅葉が。
ほー、真っ赤に色づいた木もありますが、まだまだ緑の木もたくさん。
赤と緑のツートンカラーですな。
これはこれで雰囲気がありますね。
葉っぱの形もきれいで、なかなかいい感じ。
形の崩れた山のカエデとは随分と違う印象です。
石畳を進むと、ここにも大きな紅葉の木。
おーっ、これまた真っ赤です。
京都の紅葉は本当に真っ赤ですね。
他ではなかなか見られない色合いです。
鹿王院はそれほど大きなお寺ではなさそう。
その分、参拝客も少なくじっくりお散歩できるのもいいところ。
さらに進むと本堂に到着しました。
ベコ 「おおっ、デカい本堂だべこ!」
いやはや、本当ですね。
石畳の参道を抜けると大きな建物と敷地にちょっとびっくり。
それでは、ちょっとお邪魔してみましょう。
こちらは中庭のようです。
紅葉はありませんが、趣きのあるお庭ですね。
一方、こちらのお庭は紅葉が真っ盛り!
ほー、これは美しい!
鮮やかな橙色の紅葉です。
いやー、紅葉巡りはいい感じのスタートです。
ちょっとお庭に降りてみましょう。
と、その時!
快晴の空が急にかき曇ったかと思うと、いきなり雨が降ってきました。
ひょえー、これにはベコもびっくり。
こんなに急に雨が降るとはどうしたのでしょう!?
もしや、これが噂の北山しぐれでしょうか?
慌てて本堂に避難しましたが、出鼻を挫かれましたね。
うーん、なかなか止みそうにありませんな。
次の紅葉スポットへ行きたいところですが、しばらく雨宿りしましょうか。
つづく
<ベコたびinformation>
鹿王院
嵯峨嵐山にある臨済宗のお寺で、開山は室町時代。足利義満によって建立されたそうですが、もとは別のお寺の塔頭寺院だったそうです。応仁の乱で元々のお寺が焼失したものの鹿王院だけが残り、江戸時代になって再興。
ご本尊は釈迦如来坐像で、仏師・運慶作。舎利殿には「仏牙舎利」と呼ばれるお釈迦様の「歯」が祀られているとのことです。
ちなみに、足利義満といえば有名な金閣寺ですが、舎利殿は金閣寺にそっくりだそうです。まったく気がつきませんでした。
そんな鹿王院の紅葉はまずまずといったところ。嵐山を借景にした庭園で、なかなか風情ありです。参拝客も少なく静かに過ごせましたが、嵐山を訪れる人は、あまりこちら方面には来ないのはラッキーでした。
ただ、山門から本堂までの有名な石畳の紅葉は見頃には早かったかも。もう少し色づいていれば良かったのですがちょっと残念。
なお、当日は天候不順で、秋の京都に特有な「北山しぐれ」の1日。ザーッと雨が降ったかと思うとピタリとやんで日が差し、そうかと思うとまた雨になって、またやむというのを繰り返す始末。
秋の京都は何度も訪れてますが、このような天候は初めてでびっくり。晴れたり、降ったりと厄介な天候にちょっと困った紅葉巡りとなりました。