秋の白馬ハイクで八方尾根を満喫中のベコ。
標高2,060mで八方池の絶景を楽しんだところです。
池のほとりでお弁当を食べてお腹もいっぱい。
ひと休みしたら、池を見下ろす尾根の上に登ってみましょう。
池のほとりから斜面をよじ登ってみると、
そこはザラザラの砂利道でした。
そして、ここから先は本格的な登山道。
ベコ 「初心者厳禁だべこ!」
この先は、唐松岳に続く険しいルートなのです。
唐松岳を目指す人々です。
ちなみに、この地点にあるのが第3ケルン。
標高2,080mですが、今回のハイキングはここまで!
ベコもいつか唐松岳を目指せる日が来るといいですね。
見下ろすと、八方池と白馬連峰を一望できる絶景ポジション。
ベコも感動です!
ベコ 「やったー!」
ベコ 「やったー!」
さあ、それでは八方池に別れを告げて、下山を開始しましょう!
ベコ 「さらば八方池だべこ!」
名残惜しいですが、下山道では周囲の紅葉を見ながら降りましょう。
山肌には雪渓が残っているようです。
ダケカンバの紅葉と白い幹が印象的。
コース脇には赤く色づいた葉っぱ。
陽の光を浴びて輝いていますね。
下山時は、登りと比べるとちょっと気が楽です。
見上げると、パラグライダーで空高く舞う人々。
いやー、素晴らしい秋の1日です。
下りは周囲の山並みがよく目に入ってきます。
向こうの尾根の上に見えるのは白馬五竜高山植物園。
初夏に訪れましたが、高山植物で有名な植物園。
こうして見ると意外と近いことが分かります。
そして、登山道のスタート地点にある八方池山荘が見えてきたのですが、
よく見ると、その先の山には白馬岩岳マウンテンリゾート。
なんと、こんなに近かったのですか。
ここも初夏に訪れたましたが紅葉はまだまだの様子。
さて、ここら辺まで降りてくると紅葉が目立ってきました。
ほー、斜面はまるで紅葉の絨毯。
登りと違って、下りは紅葉を目の前に歩けるのが楽しいところ。
疲れが癒やされます。
ということで、最後の岩場を慎重に下って無事帰還です!
八方尾根の紅葉ハイキングはここまで。
いやー、お疲れ様でした!
ですが、実はこの後、素晴らしい紅葉に出会うことに!
それでは、リフトで降りることにいたしましょう。
つづく
<ベコたびinformation>
八方尾根の地質と八方池
無事に下山した八方尾根ですが、チラシによると主に「蛇紋岩」でできているのだとか。蛇紋岩とはマグネシウムや鉄を含み、表面が蛇の皮に似ている岩。
水分を含むと粘土質になり、破砕・風化しやすい特徴があるそうです。八方尾根にはゴロゴロした岩が多いのですが、これは蛇紋岩によるもの。もろくて崩れやすいため、ゴロゴロした道が多いのだそうです。
なお、蛇紋岩はミルフィーユのような形状と、塊のような形状とがあるそうです。NHKのブラタモリでもたまに聞く岩石でもあり、次に訪れるときは注意しようと思います。
一方、標高2,000mを超える八方池は、雪解け水や雨水が溜まってできた池とのこと。水が流れ出したり、枯れたりしないのが不思議ですが、常に水が流入しているのでしょうか?
ちなみに、池の水深は4.4mで、なんとサンショウウオやモリアオガエルが生息しているそうです。こんな高い場所でもちゃんと生態系があるのに驚きです。