井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

「あなた」が消えかけている

2018-01-04 18:09:00 | テレビ番組
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年末年始は歌番組を見る機会が多かったが、紅白、レコ大に代表される「今」を代表するものと、「懐メロ」タイプのものを続けて拝聴できたことは、ある意味でさらに貴重な機会でもあった。

続けて聴くと、大きな変化があることがわかった。

数年前には哺乳類とは思えないグループが多くて、もうこの地球には生きていけないのかも、と思ったものだが、幸い今回、人間性を取り戻した感があり、その点に関しては安堵した。

ただ、そのような変化のことを言いたいのではない。

「よー、そこの若いの」が紅白に出たのが象徴していると思うが、「人生の応援歌」がやたら増えたと思う。

一方で「懐メロ」タイプを聞くと、時にこちらが恥ずかしくなるほど、パーソナルな歌が多い。

象徴的な言葉が「あなた」、これで始まる歌は枚挙にいとまがない。
「あなた一人に」
「あなたが噛んだ」
「あなたはもう忘れたかしら」
「あなたお願いよ」…

ずばり「あなた」という歌もあった。

日本だけではない。カーペンターズやアバだって、内容はかなりパーソナルである。
ポップスの世界はこんなものだと思っていたが、ここが大きく変わっている。(海外のことはわからないが)

日本の元気がなくなっているなどと簡単に言いたくはないが、なんとしてでも元気な日本でありたいものだ。

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