どうして私は古カメラが好きなのでしょうか?
さて、そんなわけで以前手に入れそこなったヤシカエレクトロ35CCへの興味が押さえられなくなった僕は、勇気を出して広島駅周辺に集中して存在する中古カメラ屋に行ってみようと決心した。
ニューキャノネットQL-17を買った店は、広島市繁華街にある地元大手のカメラ屋さんで、ラボ業務中心で中古委託品もあるよというような店なので比較的素人でも入りやすい。
ところが、広島駅周辺の中古カメラ屋さんは本物で、ちょっと店に入るには勇気がいる。
幸い僕の入った中古カメラ店の店主はすごくいい方で周辺の中古カメラ店の地図までくれた。ここでヤシカエレクトロシリーズの話をキイテシマッタ・・・。
ヤシカエレクトロというカメラには熱狂的なマニアがいる。ヤシカエレクトロシリーズのカメラに搭載されているヤシノンレンズは知る人ぞ知る富岡光学から供給されている。京セラ、ツァイスとの関係。同時期の他のカメラとの比較等々・・・。
こういう薀蓄にはめっぽう弱い僕は、ここまで聞かされるともうだめでした。
実際に撮ってみると、なるほど、ニューキャノネットQL-17とは明らかに違う描写でした。これは好みの問題ですが、よく言われる、精密描写のキャノネット、コクのある芳醇描写のヤシカエレクトロという感じでした。そしてキャノネットはあっさり、ヤシカエレクトロはこってり。
ヤシカエレクトロ35CCで撮って、その描写のすばらしさに驚いたのと同時に、レンズによってクセというか個性があるんだということを初めて知って大きな驚きを感じました。
そして「ヤシカエレクトロの研究」。(http://electro35.at.infoseek.co.jp/)というHPでヤシカエレクトロシリーズにはまりました。同時に、本格的に中古カメラウィルスに感染し、発病してしまいました。
症状は、
他にも何か面白いものが・・・・・?ヘキサノン、トプコール、Dズイコー、コーラル、リケノン、ロッコール、フジノン・・・。
ドイツのカメラ、レンズは・・・・・????
最後はやっぱりライカにいくのかなあ?
「どうして古カメラなのか」ということで僕が古カメラ好きになった経緯を8回書きましたが、次回はまとめをするつもりです。
掲載写真はせっかくなのでヤシカエレクトロ35CC×カラーヤシノンDX35mm/F1.8。
妹の靴をはかせてやる優しくちょっとおせっかいな兄です。保育園にて。
いろんな時代その背景を知るというのも楽しいことですよね。
次回が楽しみです。
感染力も症状も結構きついですよ。
ひとつ手に入れると、いつの間にかまた次は・・・と、これが最後と思っても、何か理由をつけてはまた何か・・・と。いつの間にか増えてしまいます。
1960~75年位の国産レンズシャッター機なんか手軽に楽しめておもしろいですよ。
中古カメラウィルスに感染するととんでもないことになりそうですね。ワクチンとかあるのでしょうか。(笑)
ワクチンですか?ワクチンというか、考えられる自己防衛手段としては、
○ウイルス感染者、発病者の話をまともに聞かない、真に受けないこと。聞いても自分には関係ない別の世界の話だと思って聞くこと。まあ、最初から近づかないことですね。彼らは病気なのです。(ひょっとして僕のHP、ブログを見るなということ???)
○現行品以外の金属の中古カメラは絶対買わないこと。一台でも買ってしまうと、何故か他のものにも興味がわいてきてしまいがちで、感染する可能性がぐんと高まります。また、感染者の多くは金属の質感にこだわっていてそこにひとつの大きな魅力を感じています。
○作品を撮ること。何でもいいから作品作りとして写真を撮っていれば、特定のカメラ自体への興味という雑念が出てきにくいのではと思います。これはどちらかと言えば発病後の対処法として有効です。僕の場合。ここ最近ネットを使って写真を出すようになって、意識して少しはいい写真、作品を撮りたいなと思うようになってきました。それと同時に僕のウイルスはおとなしくしています。
他にも何かあるかもしれませんが、ちょっと思いつく自己防衛手段はこんな感じですかね。
まあ、でも僕なんかまだ症状は軽い方というかお金かからない方だと思いますよ。安いものばかりだし。本物のコレクター、レンズマニア、ライカ等の高級機マニアになったら大変だなと思いますよ。だから今でもこれ以上病状が悪化しないように努力してます(^^ゞ
でも、少しくらいなら楽しいですよ。高級コンパクト代わりに、サブ機に、国産中古レンズシャッター機。おっと!アブナイアブナイ・・・