鳥取県 植田正治写真美術館
古いカメラで写真を撮るのはとっても楽しい。
今回の写真を例にその楽しさ?を紹介してみます。
【植田正治写真美術館にローライ35を右手にもって入館しました。
館内は撮影OKということだったので。
入館したら時々デジシックスで光をチェックしながら歩きます。
で、頭の中で館内の基本の露出を決めて、ローライ35のシャッタースピードと絞りをセットしておきます。
いつ、いい場面に出くわしてもあわてないように。
写真を撮りながら作品を一通り見終わって入り口付近に来たとき、窓際の光の当たったところににいい感じの親子発見。これはいい絵になりそう。。。そう思ったら、ローライ35のタコの口のような沈胴レンズを「ニュー、カチッ!」と引っ張り出してセット。
そのとき僕の頭の中では、
*眼をローライ35の40mmの画角にして眺めてみる。すると、全体のバランスはいい感じではないですか。
右の階段がいい感じで、この階段と左のコンクリートの壁でトンネル効果になってる。天井を見ると壁のラインのカーブととライトが点々となっておもしろい。と感覚的に良いと判断して撮ることを決定。感覚的です(笑)
*露出&距離&構図の決定、設定。
メインは親子だけど紙焼きする時に階段やコンクリート壁面の描写も出したいので、親子メインの露出で少しプラス補正をかける。距離はもう経験と感。まあ、このくらいの距離ならはずすことはないでしょう。どちらも決まったらアンパンマン顔のローライ35の左右のほっぺたのダイヤルを回して露出セット。
当然露出、距離とも感です!はかる時間はないので。いつ親子が立ち去るかわからない。ここで基本の露出を決めていたことが役立ちます。
構図は撮ると決定した時に大体イメージしているので、そのイメージに合うように足を使って前後左右に移動するだけです。
これで撮影準備完了!
*後は左にあるローライ35の巻上ノブをグイーと回してフィルムを巻上げ、カメラを構えて、一番良い瞬間を待ちます。
中央の館内スタッフと、わかりにくいかもしれませんが階段の隙間から見える受付のお姉さんも非常に邪魔でしたが、このときは親子のしぐさが第一なのでこっちに集中しました。
そして「いまや~!」(何故関西弁?)
「ビキッ!」(ローライ35のシャッター音)
シャッターを一回切って程なく、親子は立ち去りました。
ワンチャンスだったようです。
もっとチャンスがあれば構図変えたり、露出変えたりできるのですが、今回のような場合はワンチャンスしかない時の方が多いですねえ】
と、このように古いカメラでの撮影は非常に頭を使い、足も使います。特にローライ35は決して操作性がいいカメラとは言えませんし、なんといっても距離目測式カメラですから。
親子発見撮影決定から撮影準備までを頭の中で数秒でやってしまわなければなりません。10秒もかかっていてはシャッターチャンスを逃してしまいます。特にこんな感じの親子のスナップは。
で、こんなに大変なのに何が楽しいんだって?
僕もわかりません(笑)
たぶんこれだけ苦労して撮った写真は、「撮れた」のではなく「撮った」という感じがより強いんでしょうね。自己満足ですが。そうでないとおもしろくないんですよね、困ったことに。もっとも僕にとってはこの作業は苦労ではなく楽しみなんですけど。
今のカメラならこんな煩わしい作業はかなり省かれてもっとシャッターチャンスを逃さずもっと良い写真がたくさん撮れるのでは、と思われるかもしれませんし、一般的にはそうなんでしょうが、、、、僕にとってはこっちの方がいいんです。失敗した時に原因がはっきりわかって次に生かせるし、露出、ピント等全部自分で決めてやったので失敗をカメラのせいにして言い訳できないのであきらめつくし。まさにスポーツ感覚!
これらの事は古いカメラでなくてもマニュアルカメラなら同じように楽しめる事ですが、「古い」がいいのは、、、、ともうこれ以上長くなっては僕そろそろ疲れてきたし(根気なし)、こんな思い付きの記事を読んでくれている人もたぶんきついので(笑)、この辺でやめときまーす。
結局「古い」カメラの楽しさかけませんでした。
「沈胴レンズをニュー、、、」とか、ローライ35の操作の部分からそれを感じていただければと思います。
後はレンズ描写が、、、、しつこいって?
おしまい!
・・・ちょっとのぞいていってください。
・・・写真人気ブログランキング
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(写真)
ローライ35
テッサー40mm/f3.5
RCペーパープリントをスキャニング
古いカメラで写真する楽しみはかききれません。他にもかきたいことたーくさんあるんですが。。。今回の記事はほとんどマニュアルカメラの楽しみになってますね(笑)
久々にながーくなってしまいました。
そして、久々のカテゴリ「どうして古カメラなのか」です。
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古いカメラで写真を撮るのはとっても楽しい。
今回の写真を例にその楽しさ?を紹介してみます。
【植田正治写真美術館にローライ35を右手にもって入館しました。
館内は撮影OKということだったので。
入館したら時々デジシックスで光をチェックしながら歩きます。
で、頭の中で館内の基本の露出を決めて、ローライ35のシャッタースピードと絞りをセットしておきます。
いつ、いい場面に出くわしてもあわてないように。
写真を撮りながら作品を一通り見終わって入り口付近に来たとき、窓際の光の当たったところににいい感じの親子発見。これはいい絵になりそう。。。そう思ったら、ローライ35のタコの口のような沈胴レンズを「ニュー、カチッ!」と引っ張り出してセット。
そのとき僕の頭の中では、
*眼をローライ35の40mmの画角にして眺めてみる。すると、全体のバランスはいい感じではないですか。
右の階段がいい感じで、この階段と左のコンクリートの壁でトンネル効果になってる。天井を見ると壁のラインのカーブととライトが点々となっておもしろい。と感覚的に良いと判断して撮ることを決定。感覚的です(笑)
*露出&距離&構図の決定、設定。
メインは親子だけど紙焼きする時に階段やコンクリート壁面の描写も出したいので、親子メインの露出で少しプラス補正をかける。距離はもう経験と感。まあ、このくらいの距離ならはずすことはないでしょう。どちらも決まったらアンパンマン顔のローライ35の左右のほっぺたのダイヤルを回して露出セット。
当然露出、距離とも感です!はかる時間はないので。いつ親子が立ち去るかわからない。ここで基本の露出を決めていたことが役立ちます。
構図は撮ると決定した時に大体イメージしているので、そのイメージに合うように足を使って前後左右に移動するだけです。
これで撮影準備完了!
*後は左にあるローライ35の巻上ノブをグイーと回してフィルムを巻上げ、カメラを構えて、一番良い瞬間を待ちます。
中央の館内スタッフと、わかりにくいかもしれませんが階段の隙間から見える受付のお姉さんも非常に邪魔でしたが、このときは親子のしぐさが第一なのでこっちに集中しました。
そして「いまや~!」(何故関西弁?)
「ビキッ!」(ローライ35のシャッター音)
シャッターを一回切って程なく、親子は立ち去りました。
ワンチャンスだったようです。
もっとチャンスがあれば構図変えたり、露出変えたりできるのですが、今回のような場合はワンチャンスしかない時の方が多いですねえ】
と、このように古いカメラでの撮影は非常に頭を使い、足も使います。特にローライ35は決して操作性がいいカメラとは言えませんし、なんといっても距離目測式カメラですから。
親子発見撮影決定から撮影準備までを頭の中で数秒でやってしまわなければなりません。10秒もかかっていてはシャッターチャンスを逃してしまいます。特にこんな感じの親子のスナップは。
で、こんなに大変なのに何が楽しいんだって?
僕もわかりません(笑)
たぶんこれだけ苦労して撮った写真は、「撮れた」のではなく「撮った」という感じがより強いんでしょうね。自己満足ですが。そうでないとおもしろくないんですよね、困ったことに。もっとも僕にとってはこの作業は苦労ではなく楽しみなんですけど。
今のカメラならこんな煩わしい作業はかなり省かれてもっとシャッターチャンスを逃さずもっと良い写真がたくさん撮れるのでは、と思われるかもしれませんし、一般的にはそうなんでしょうが、、、、僕にとってはこっちの方がいいんです。失敗した時に原因がはっきりわかって次に生かせるし、露出、ピント等全部自分で決めてやったので失敗をカメラのせいにして言い訳できないのであきらめつくし。まさにスポーツ感覚!
これらの事は古いカメラでなくてもマニュアルカメラなら同じように楽しめる事ですが、「古い」がいいのは、、、、ともうこれ以上長くなっては僕そろそろ疲れてきたし(根気なし)、こんな思い付きの記事を読んでくれている人もたぶんきついので(笑)、この辺でやめときまーす。
結局「古い」カメラの楽しさかけませんでした。
「沈胴レンズをニュー、、、」とか、ローライ35の操作の部分からそれを感じていただければと思います。
後はレンズ描写が、、、、しつこいって?
おしまい!
・・・ちょっとのぞいていってください。
・・・写真人気ブログランキング
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(写真)
ローライ35
テッサー40mm/f3.5
RCペーパープリントをスキャニング
古いカメラで写真する楽しみはかききれません。他にもかきたいことたーくさんあるんですが。。。今回の記事はほとんどマニュアルカメラの楽しみになってますね(笑)
久々にながーくなってしまいました。
そして、久々のカテゴリ「どうして古カメラなのか」です。
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ドキュメンタリー風ですね。いいですね。
最近、デジカメが多くて・・・R35を使っても巻き上げるのを忘れてシャッターチャンスを失う・・・情けない状態です。
またお邪魔します。
ここの美術館いいですよね~。
私も大好きで半年に1回くらい行ってるかな~。
植田さんの写真ってお洒落でかっこいいんですよね~。
やっぱローライの写真ってシャープにきますよね~。
このシャシンやさして、かっこいい。
デジカメつかうことが多くなったんですか?
しばらく使わなかったら戸惑いますよね。古い機械式カメラは。僕もたびたびやってますです(笑)
この植田正治写真美術館で久々にローライ35持ち出したんですが、やっぱつかって楽しいですね。使用感は抜群です!
それで、僕もこの館内で撮ってやろうとローライ35を右手に入館したんですよ。
何枚かアップしますのでお楽しみに!
(プリントもしてます)
最近、現代レンズやデジカメを中心に使っていますが、古いカメラというのは、誠に撮影がしやすい。
多分、写真を撮るリズムが取り安いのです。
もちろん写りは現代カメラのほうが上ですが、撮ってて気持ちがよいのは古いカメラです。
#多くは望みません、PenSのリズムや持ちやすさ、シャッターフィーリングに迫るデジカメはないですかね。
雰囲気良く撮れていますね。
私はロクな写真無かったです。(笑)
そうなんですよね。
慣れてしまえば特別の場合を除いて古いカメラのほうが失敗が少ないんですよね。
「リズム」って確かにあると思います。巻き上げやフィルム交換や一つ一つの動作、フィーリングの中に気持ちもリンクして良いリズムがあるんですよね。
GR-D初期不良ですか?
ものにはつき物?ですが特に今のカメラはほとんど家電製品なので仕方ないですね。
GR-Dはへんてこカメラ&レンズ病のmount magic(http://www.mount-magic.com/)のロボット・シュウさんが興味津々購買衝動を抑えられないみたいです。それだけたくさんの人の心をつかんでるんですね。
>PenSのリズムや持ちやすさ、シャッターフィーリングに迫るデジカメ
そんなデジカメが出たら僕も買いたいです!
楽しかったですよね。
僕も、ほとんどボツ(笑)
でも、普段日常では撮れないような写真が撮れたように思います。
東京の暗室、楽しそうですね。
保坂さんの報告も読ませていただいております。もう少しケンですね。やっぱり欲しい欲しいと思って期待した物が初期不良で交換となるとちょっと悲しいですし。
クラカメはリズムが良い。同感です。というよりは、たぶんデジの「撮ってから撮った写真を確認する」っていう行為がリズムを壊すのでは?と思ってます。
試しに、デジでも撮ったあと見ないで家に帰ってパソコンで見るようにして下さい。失敗も増えるでしょうが、それはそれ。楽しくシャッターが切れると思います。
また~、やせ我慢してえ~。
金欠なんでしょう~
仲間になりましょうよ~(笑)
そうそう、僕もデジカメが出始めたころ、そう思いました。ファインダーで撮る、画面確認はなし。これでいけば銀塩に近い感覚でとれるかなあ、と。
でも、液晶がある限り、つい見てしまいそうです。便利なものがついてると使ってしまうのが人情ってもんですよね(笑)