ヘディングアップとノースアップ

ほとんどの車についているカーナビには、常に進行方向を上に表示する『ヘディングアップ』と常に北を表示する『ノースアップ』の二つの設定がある。
僕は『ノースアップ』派である。カーナビを使う以前の紙の地図は全て北が上である。出発地点と目的地に対して、今どの位置でどちらに向かっているのか、カーナビも地図と同じく北が上の方が把握し易いのだ。
周りに訊くと『ヘディングアップ』の方が多数派のようである。妻も息子もカーナビは『ヘディングアップ』がいいそうだ。
しかし、『ヘディングアップ』だと、万が一ナビを間違えて設定した場合、逆方向に進んでいても気付きにくいという事もあると思う。たいがい頭の中で出発地点と目的地点を地図上で思い浮かべ、今、目的地に対してどちらに進んでいるのかが一目でわかる『ノースアップ」の方が何となく安心できる。それに進行方向が変わるたびに画面がグルグルと回るのも落ち着かないように感じる。
昨今はカーナビの代わりに、スマホのナビを使っている人も多いと思うが、スマホはノースヘッドが多いのではないだろうか。
スマホは画面が縦で、カーナビは横である。ノースヘッドの場合、南北の移動はスマホ、東西の移動はカーナビの方が見やすい。最近、縦型モニターのカーナビも登場したそうである。