※猫は今回の記事とは関係ありません。
11月あるある。
しかしながら、私の顔が引きつる話です。
裁判官は全国をぐるぐる転勤されます。
タイミングは3月の終わり4月にかけてです。
(時々、イレギュラーな時期の異動もあるようですが)
裁判の中の大事な手続きに「尋問」というものがあります。
テレビで観るような、
法廷で「異議あり!」なんてやる、あの手続きです。
この尋問を聞いて、裁判官は判決を書くのですが、
尋問 → 転勤 → 引継ぎ → 判決書き
となると、
つまりは尋問を見ていない裁判官が、
判決を書くことになり、
法律上は可能なのですが、
あまり、望ましくないという雰囲気になります
そうなりますと、
11月頃から、
「そろそろ尋問ですね」
となった時、
「異動の可能性があるので、尋問は4月以降になります」
という、
まさかの、半年近く裁判を延ばされる事態が発生することがあります。
いやいやいや、頑張れば3月までに全部終わるんじゃ!?
私は人訴でこれまで数回経験しました。
しかも、
そうやって、春先まで尋問を延ばした後、
結局、裁判官に異動はなく、
変わらないメンバーで尋問を粛々と執り行ったこともあります
裁判所の時の流れと、
せっかちな弁護士である私の時の流れのギャップを感じる時期です。
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
吾山ビルⅡ 4階
電話:048-969-3801
(お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
スムーズです)
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員(「生活紛争と法」「法文書作成」「民事模擬裁判」担当)
JADP認定夫婦カウンセラー
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