「何年か弁護士をやっていると、
破産管財人の打診がくるよ~~~と、きいてはおりましたが。
何年か前に、本当にある日突然、管財人のお仕事が回ってくるようになりました
若手弁護士は、「その日」を迎えるために、
勉強会等に出て、スキルを整えてはいるのですが、
やはり、机の上で想像しているのと、
実際のナマモノを渡される感覚は全く異なるのではないかと思います
初めての管財事件として、ふさわしいものを裁判所は配点してくださったのですが、
初心者の私は、緊急事態発生で、ドキドキしていました。
そして、同期のありがたき友人達に、
「ぎゃ~~管財が来た~~まず、どうすればいい」
と、心を落ち着かせるために、
SOSメールを打ちました
その時のありがたいアドバイスは、
「車車があったら早く放棄して」
「口座口座は作る」
・・・だったのですが、今となれば、的確なアドバイスだったと思います
同期の友人にメールする以外に大切な作業は、
やはり事前に、埼玉弁護士会オリジナルの管財マニュアルをよく読んでおくことに尽きます
さらに、
破産管財 実践マニュアル 青林書院は、多くの先生がオススメくださり、
多くの先生が愛用されている本だと思います。
この本は、私は辞書的に使うことが多いのですが、
本の第1編はしっかり読んでおくと素敵です。
ある1人の若手弁護士が、初めて管財事件を配点されたというシュチュエーションから始まる、
物語形式の解説で、とても染みる内容になっています
弁護士 生井澤 葵(なまいざわ あおい)