笑顔浴

優しい時間

人生にYESを

2024年12月09日 | Weblog

おでん

 

ブーヘンヴァルト収容所で 夜に人々が歌った歌

 

<ブーヘンヴァルトの歌>

おお、ブーヘンヴァルトよ

私は おまえを忘れることはできない

なぜなら おまえは 私の運命そのものだから

おまえを心の支えにする者は

自由がいかに素晴らしいか知っている

 

おお、ブーヘンヴァルトよ 嘆き悲しむことはない

我々の行き着く先が何であろうとも

それでも人生に イエスと言おうではないか

いつの日か やってくる

我々が自由になるその日のために

 

*作詞したフリッツ・レーナー・ベーダさんは 

その後、アウシュビッツに移送され亡くなり、

作曲したヘルマン・レオポルディさんはドイツの敗戦で釈放され、

アメリカとウィーンで音楽活動を続けたそうです。

 

誰もが強制労働に絶望し 嘆き、自殺者もでる環境で

二人の音楽家がこの歌を作りました。

「人生にYESという」のは、「今はこれでいいのだ」ということです。

収容所の夜に この歌をみんなで歌い、心を慰め、励ましあえることに

ご自分達が「ここで生きている意味」(使命)を見出したのでしょうか。

 

「それでも人生にイエスと言う」という本は、

フランクル先生が強制収容所から解放された翌年1946年に

ウィーンの市民大学で行った 三つの連続講演を収めたものです。

 

フランクル先生の 生きる希望は・・・

解放されたら「収容所の心理学」の講演をすること。

そして、そのミッションを果たすことができました。

最初の聴衆は14人。

そして、ロゴセラピーが有名になりました。

 

どんな人生にも意味がある。

死ぬまでの 一瞬一瞬すべてに意味がある。

人生の意味は何かと 探す必要などない。

人生の方から意味を 問いかけてくる。

この最悪な出来事は、私にとって どんな意味を持つのだろう

この幸運な出逢いで、私にとって どんな意味が生じるだろう

私たちはその問いかけに 答えていくのだ・・・

 

 

「それでも人生にイエスと言う」(V・E・フランクル 春秋社)

「人間はあらゆることにかかわらず、困窮と死にもかかわらず、

身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず、

また強制収容所の運命の下にあったとしても、

人生に イエスと言うことができるのです。」

 

生きるか死ぬか、究極の選択が迫る現実の下で

唯一、自由なのは、こころ。

肉体は自由を奪われても、こころは、死ぬまで自由。

長生きすることが、重要ではなく

どのように死ぬかに、自分らしさが表れる

 

私がここに居る意味を考えて

 

 

 


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