ハリーが亡くなって落ち込んでいる母が
またも「鴨ねぎリスト」の獲物にされました。
訪問してきた知らない人の名刺を見て、
「何の用じゃろか」と連絡するので、誠実な人なのです。
水曜日夜、叔母から
「さっき、電話したら、名義貸しで株を買うことになって明日、
人が訪ねてくると言ってた、怪しいから来ないように断りの電話をいれよと
忠告したけど用心しておいて」との知らせがあり、
母に 電話に出ないか、即切るか、断るように言ったにもかかわらず
木曜日の午後には銀行に出かけ、指示通り「リフォームに使う」という理由で
預貯金すべて解約し、現金に換えて自宅で男を待っておりました。
名義を貸すとは、借金を肩代わりすることなのです。
断ろうとすると、家族に迷惑がかかると脅され
グループの数人から次々と電話がかかってきたそうです。
一人で、パニックに陥ったことでしょう。
ここで、母が賢かったのは、警察に言うなと言われて
西署に相談の電話を入れたこと。
知的犯罪部の刑事さんが来られ、男に電話をかけて「和解」してくれ
詐欺にあっていることを諭してくれました。
知らない男が訪問し、2日間で預貯金を騙し取られかけたので、
「世の中、恐ろしい人がおるもんじゃ」と深夜になっても興奮が収まりませんでした。
「警察に電話したのはグッドアイデアだった」「おそろしかっただろうね」
といったものの、このままで良いわけがない。
またか!と思うほど、アプローチされているわけで。
「電話には出ん、玄関のチャイムがなっても出ん」
と繰り返す母が幼い子供のように見えて、切なくなりました。
老後を怯えて暮らさなくてよいように、対策を打たねば
次の業者が狙っているわけですから!
電話番号を変え、訪問者を目で確認できるものにしよう。