■ 児童・生徒理解のために
ひとりが怖いケータイ・ネット世代 友だち地獄を生きる子供達
講師:土井 隆義 先生(筑波大学大学院教授)
日時:2011年6月12日(日曜日)9:30~16:30
場所:松山市総合コミュニテイセンター3階大会議室
参加費:8000円
申し込み先:089-923-5054 089-923-4481
愛媛県教育カウンセラー協会 (一般の方もOK)
平成生まれの若者たちは、従来とは異なる原理に基づいた人間関係を営んでいます。
本講座では、キャラ志向と呼ばれる彼らの人間関係の特徴について概観し
それがどのような社会的背景から生じているのか、そのメリットとデメリットについて検討します。
午前中は「いじめ問題」を糸口に 午後は「少年犯罪」を糸口にして 児童・生徒の理解を深めます。
生まれた時から、インターネットや携帯電話が普及しており
小学校でさえ裏サイトが存在し、携帯を30分も手放せない彼らの考え方は
携帯電話なのに不携帯が多い私にはとうてい想像がつきません。
バーチャルなゲーム世界で遊んできた彼らが子供の頃、
死んでも数日で生き返ると信じていたという話は、記憶に新しいですし
二十歳になっても人生で一度もお葬式に参列したことがない子も居ます。
希薄な人間関係の中で、勝手にメールを見たり、
携帯電話に10分ごとに返事しろと命令する行為がDVであると学んでも、
携帯への執着が薄い私が、その苦痛の酷さをイメージするのは困難なことです。
10代20代の青少年が、10年後には20~30代の働く社会人となり親世代になりますから
社会を理解することにつながりそうです。
病気をすれば患者さんになるわけですから、
いつまでも、昔ながらの服薬指導は通用しないだろうと感じます。
どんなサポートが必要なのか学んできます。