ベリーズ君のしあわせな日々。

日々思ったコトなどを書いていきます。

誰も悪くは無いんだ。

2011-03-23 00:00:00 | 日記
大地震から10日以上が経ち被災者でない方は少しづつ『いつも』をとりもどしつつあると思います。

ですが、被災者の方はボクには想像を絶する毎日を送っていると思います。

テレビのニュースは主に福島の原発についてが多くなり、被災者のホントの裏についてはやっぱり隠されている様に感じます。



ボクはどうしてもここで書こうとすると批判的な内容になっちゃいますが、今回の原発の件で少し反省している事があります。



この原発の事故について『表面的な報道』を鵜呑みにして、どうしてこの様な事態になってしまったのかを一部の人間のせいにしてしまっていたからです。

今回の大地震での事故は津波を除いてはどうやら想定の範囲内であったとのことの様です。新聞を読んだ限りでは。

ただ、津波については想定の範囲外であったと。

どうして想定が出来なかったのか?そしてその範囲をどこまで上げれば防げたのか。



今回の大地震は地震だけでなく津波の被害の方が想定の範囲外で甚大な被害を出しています。


時間が経つにつれて調査が進みいろいろ判ってきたことで原発ではどうやら14mを超えた高さの津波が襲ってきたとの事。
原発では5mの高さまでは想定していたとの事。


被災の酷い所を見るとみんな想定の高さを超えていたみたいで。


あの津波の映像を見たらどんな想定をしても敵わなかったのでは無いと思う。




ですが、原発は違う。




どんな想定をも考えて今回の様な事態だけは避けられる様にしなければいけないのではないのかと。



本当のところは全くわかりませんがそれでも頭脳や知恵を絞って作られたのだからそこは否定してはいけないのかと。



今現在も現地では多くの方が死と隣合わせで最悪の事態だけは避けようと必死になっています。



その現場の状況も少しずつ映像をニュースでも流れています。



その状況を見ながらボクは表面的な速報を見聴きながら早とちりをしてしまっていたのだと。



確かにいろいろと対応の遅さや適格でない(であろう)処置等にいらいらしたのです。







ですが、想定の範囲をはるかに超えた津波が来て、どんなに過酷な状況になっても、逃げだしたいと思っても逃げずに復旧作業をしている人達の事を考えてはいなかった。
目に見えるのはそういう所では全然無い、スタジオでの机上の空論を映しているだけでしか無かったから。







状況が変わり、少しずつ見えてきた原発の状況。



事態は深刻化しどうにもならない、死の大地になってしまうかもしれない現地で対応する人達にはなんとも声を掛けれない。



今現在(3/22 23:30)では事態は少しずつ良くなってきている。全原子炉建屋に通電は出来ている様。


もう少しで最悪の状況にだけはならなさそう。頑張って欲しい。そんなことを言えたもんではないが、そうやっぱり思ってしまう。










この大地震は誰が悪い訳でも無い。この様な事態になってしまったのも仕方がないのだと思う。



想定なんて出来ようも無い。



地球の大自然の前では人間なんてちっぽけな存在なのだから。



だから、だれも悪くはないんだ。



誰かを責めてはいけません。



今出来る事をみんなでやり、乗り切ろうと前向きに生きるだけなんだ。








これは、一番自分に言い聞かせなければいけないんだが。




人は1人ではない。今回家族を亡くした人だって、地域の仲間もいる。




希望は最後まで無くさず生きて欲しい。失望で死ぬことだけはしないで欲しい。




生きてさえいれば必ず幸せはもう一度訪れるのだから。