あんた、泥棒でしょ！！

その日、定時間の仕事を終えて残務処理の為にバックヤードにいた時の事。


表の店舗内から大声で駆けてくる同僚の声に驚きました。


『電話電話！！』


何事？って聞きかえすと、


『警察警察！！泥棒泥棒！！』


はぁ？？って思いつつ事の次第を聞く為にお店の方に行きました。


そして表の店内には二人の人が。


一人は中年の女性。もう一人はたまにお店で見かける初老の男性。


なんだろうと思いつつ話を更に聞いていると、女性の方が憤りながらこう話すのです。




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女性が自宅の前まで来ると家から出てくる人影が見えたそうです。


おかしい、家には誰もいないし鍵もかけて出たはず。


そう思った瞬間、その人物が泥棒だと思った。


『泥棒よ、泥棒！！』


そう叫んで自転車で逃げる泥棒を車で追いかけて、このお店まで追って来たそうです。


そして駐車場で追い詰め、泥棒の胸ぐらをつかんで、


『あんた泥棒でしょ！！ウチ入ったでしょ！！』


泥棒は


『はい、そうです』


泥棒はあっさり認めました。




そしてお店の中に入り、


『コイツ泥棒なの！！警察呼んで！！！！』


少し時間が経ち、警察が来て事情聴取なんかが始まりました。


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同僚と一緒にそんな事があるものかと思いながら、でもその内容がおかしいかったので内心笑ってしまいました。


それは、


泥棒がお店にたまに来る、確かにいつも不審な動きをする知っている人間だった事。


そしてその女性が、逃げる自転車の泥棒を車で追いかけて、更に胸ぐら掴んでお店まで来た事。


自分が当事者じゃないからと言う事もあるけれど、その出来事はデフォルメされた事でもないけれど、不謹慎だとも思ったけれどおかしかったです。





世の中いろんな事があるけれど、身近にそういう事そういう場面に出くわすとは…。


笑ってしまったけれど、自分がその身に降りかかった時の恐怖を想像したら恐ろしいなと。


気を付けてどうこう出来る事では無いけれど、予防できる事はやっぱり最大限するべきなんだと肝に命じました。










という話を聞きました。


本当にあった怖いハナシ。