ベリーズ君のしあわせな日々。

日々思ったコトなどを書いていきます。

人生の重み

2014-10-31 09:48:07 | 日記
祖母が亡くなりました。


享年93才


この3年ほどはほぼ寝たきり状態で、最後の頃は意識こそはっきりしていましたが記憶と言うかその辺はもうあまり良い状態ではありませんでした。


1ヶ月程前にも呼吸が止まってしまったりして覚悟を決めなければいけない状況と言われてましたので、いよいよ来たかって感じではありました。


最後は看護士さんと普通に会話をしていたふとした瞬間に息が止まりそのまま事切れたとの事で、本人としては一番辛く無い最後を迎えられたのではないかと家族みんなでこれだけは本当に良かったねと話せて、この状況でも気が楽な感じになっています。


ようやく落ち着いたのでちょこっと故人を振り返って書きたいなと思ったので、少しお付き合い頂ければなーと。







祖母はボクからは母方の祖母になりまして、自宅もそんなに近い距離に無いので年に1、2度くらいしか会えませんでした。


子供の頃に距離は今の比じゃ無く遠く感じましたので余計会うのが大変だったイメージがあります。


自分で車の免許を取って運転するようになってからは流石に距離感がぐっと縮まったので前よりは会えるようになりましたが、それでも加齢の事もあるので会うのが精一杯で何をどうしたかって事は殆どありませんでした。


祖母との思い出を語るにはその材料が他の方に比べて本当に少ないんですが、両親は結構ハードな記憶を持っているのに対してボクは言葉少なく優しいイメージがある位って感じですかねぇ。


他は年始のあいさつには必ず母親の実家で行われるので、料理の違いや味の違いが同じ家族でも違うのを感じました。


ほら、お雑煮の具とか味とかおせちに入れてある中身とかさ。


年始とお彼岸に行く事が程殆どなのでその時期の記憶しか無い感じなので後はお墓域のがどうのこうのしかないなー。いや他にもあるんだろうけどインパクト的なのはこの位しか今は浮かんでこないかも…。





そんな祖母の最後の頃、まぁ3年前に寝たきりになる前ですが、女性と言うか年齢的にしょうがないと言うか、骨粗鬆症のせいで普通に生活していたんですがふとした時に腰の骨が折れてしまいそのせいで色んなやる気と言うかそう言うのが抜けてしまって生きる気力的なのが無くなってしまったので社会復帰見たいのが出来なくなってそう状態になってしまったんですね。


それで昨日ですが、納棺の儀があって最後のスキンシップと言うかそういうのが出来ました。

いい歳だったんでまぁ言葉にするのはどうかって状態でしたけどね、やっぱり最後棺に納める時に男手を必要とされた時に手伝ったんですが、何というかこう重いんですよ。


多分実重40Kg無いか位だと思うんですけどね、重いんですよ。


気持ちの問題だと思うんですが4人で持っているし落とす事は無いし(そこでそれやったら一大事ですよ)、でも重みがグッと来たんです。


93年の歴史と言うか人生を歩んできた重さって言うのかな。


そういうのを感じたのがその時に出たんじゃないかなって思います。








自分の最後をこうしたいって祖母の要望を叶えて色々準備もしてあった様で、この後の式もそう言う風にして行われる予定です。


祖母の年齢とかそういう状況を聞いていたんで精神的にはショックも少ないですが、やっぱり色々こう少ない思い出を振り返ってみても寂しさは込み上げてきますね。

やっぱり瞼を閉じれば笑顔を思い出すし、まぁ怒られた事はありませんでしたが、楽しいことは思い出します。


なのでやっぱり悲しいし寂しいですね。





いつまでも感傷には浸っていても喜んではくれませんからそういう意味でもひっそりと執り行って欲しいとの葬儀に今から行って来ます。


次書くときはいつもの大した事ない記事でも書きますので、気が向いたらまた読んで貰えれば幸いですかね。


しあわせな日々ってボクにはそういう事でもあるんでね。




では。

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