えふのへや - 等々力随想

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いまさらながらのutulens

2018-10-23 00:57:29 | モノのこと
レンズ付きフィルム「写ルンです」のレンズを再利用してミラーレスカメラ用レンズに仕立て上げたutulens。
発売からすでに1年くらい経って、そろそろ旬も過ぎたところですが、何となく勢いで買ってしまいました。
長さ、というか厚さ1.5cmくらいの薄型で、a5100にちょうどいい感じの大きさです。
焦点距離32mmとAPS-Cタイプのカメラにつけると標準画角で使いやすいのですが、パンフォーカスのためF16とありえないほど暗いので、とても室内撮影で使う場合はそれなりの覚悟が必要そうです。

ということで、お昼休みに職場近くで写真を撮ってきました。
プラスチック製の1枚レンズということで、ゆるゆるの画を期待していたのですが、等倍表示とかせず、普通にパソコンに全画面表示しているくらいだとそれほどゆるさを感じません。
トイカメラ風レンズと違って、「写ルンです」は普通の写真を撮るための実用カメラですから、サービス判に伸ばしたくらいでは画が破綻しないように作られているのでしょう。
まあ、APS-Cタイプのカメラなので、真ん中のいいところだけしか使っていないからだけなのかもしれませんが。
とはいえ、光量が不足するせいか左上の端は空が暗くマゼンタがかっていますし、左下端の街路樹や右下端のビルの窓などを見ると再現がかなり怪しくなっています。

遠景もそこそこ撮れています。ただ、オートで撮ったらかなり暗くなってしまいました。カメラお任せの撮影ではなく、それなりにきちんと手数をかけた方が良さそうです。

暗いところには向いていないというところが難点ですが、晴れの日のお出かけのお供には手軽で良さそうな気がします。

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