コメント
Unknown
(
nick
)
2011-10-23 08:20:34
なるほど、構造がとても分かりやすいです。
スイングアームの左右微調整ができる構造が分かりませんでしたが、タル型のギアで納得。しかし、ヤマハ設計者の苦労が伝わってきますね。
ブログは、いつも楽しみに拝見させてもらっています。目からウロコの解説とてもありがたいです。V-MAXへの愛着が増す一方です。
Unknown
(
ベイカーズ
)
2011-10-23 11:47:42
旧型Vmaxのスイングアームは、ピボットが左右貫通シャフトではなく、左右別々にボルトと、テーパーローラーベアリングで、装着する構造で、規定値のテンションを掛けて、止めることになっています。左側(シャフト側)を締め込み、右側でテンションを調整しています。ヤマハのほかの車種で、ドライブシャフト駆動で、スイングアームを貫通シャフト止めしている場合もあるので、新型VMAXは構造が変わるかと思ったのですが、同じ構造でした。リアサスも移動してきたので、構造上の選択のような気もします。気分的なことですが、新型VMAXには、エンジン側のジョイント部に、ブーツが無いので、個人的には、付けて欲しかったです。メーカー側の選択では、無くても問題無いのでしょうが、個人的には欲しいです。
こうなる予兆
(
Unknown
)
2014-04-04 22:35:22
読ませていただきました
すごく参考になりました
このようになる予兆としてはどのような異音やオイル漏れが起こるようになるのでしょうか?
異音に関しては走行中、ヘルメットをかぶっていても聞き取れるほどのものなのか、ボルトが破損した瞬間はバキッ等の折れた音がするのか
また上記の症状が起きた場合オイルはどのあたりから漏れてくるのでしょうか?
こうなる予兆
(
ベイカーズ
)
2014-04-04 23:43:26
こうなる予兆ですが、破損の原因は、使用方法による所が大きいです。アクセルを開ける加速時は、トルクをかけすぎてもリアタイヤが空転するだけなので、ギアケースへの負担は、少ないです。ただ、ハイグリップタイヤを入れた場合は、加速時でも負担が増えます。一番負担がかかるのは、減速時で、特に、シフトダウンして、リアタイヤがホッピングするようなエンブレがかかったときです。このときは、リアタイヤが、から、ドライブシャフト、ユニバーサルジョイント、ミッションと力が伝わるので、ホイールダンパーが小さく、チェーンに比べ、力の逃げが全くないシャフトドライブの場合は、一番弱い所が破損します。最初、現れる予兆としては、減速時に、ギア鳴りの音が大きくなってきます。特に特別な音は聞いた事がないですが、ナット部分が破損すると、カップの部分が、フリーになり、ガタが出るので、セレーション、オイルシール、ベアリングが破損します。オイルシールが破損すると、ギアオイルが出てきて、ギアケースをスイングアームの境目等から滲んできます。その後、ベアリングが破損し、異音が大きくなり、最後に、ギアケースがロックします。最後の方は、加速時、減速時、両方で異音がします。
こうなる予兆
(
Unknown
)
2014-04-04 23:50:17
ありがとうございました
ハイグリップタイヤではありませんが
当方社外軽量アルミホイールに
180/55-17のツーリング用ラジアルタイヤを装着しておりますが、やはり純正タイヤより負荷は大きいと見た方がいいのでしょうか?(ミシュランパイロットロード3)
基本的にドライブシャフトはオイル管理さえしっかりしてれば、分解清掃(オイルシール交換等)は必要ないのでしょうか?
使い方にもよると思いますが大体何万㎞くらいオイル管理のみで保つと思われますか?
こうなる予兆
(
ベイカーズ
)
2014-04-05 14:03:11
基本的に純正タイヤよりグリップの良いタイヤは、負荷が増えると思います。純正以外の部品を交換する場合は、メリット、デメリットがありますので、何を重視するかと、バランスになると思います。ギアケースのオイルシールですが、基本的にオイル漏れするまでは、使用可能ですが、使用するオイルの種類や使用状態によって劣化状態が変わりますので、寿命は不明です。ただ、お客さんで、新車から約10万キロ近く使用している方はいますが、途中で、一部オイルシールのみ交換しました。とりあえず、ベアリングはそのままです。各部の劣化はありますが、気になる異音等はないようです。
ベアリング破損
(
TN
)
2014-05-18 16:13:26
なるほど~
自分の場合走行中違和感を感じたので分解してもらったら上記の画像にあるナットは問題なかったのですが、ベアリングが破損してました
http://img.wazamono.jp/futaba2/src/1399809659621.jpg
ピニオンギア固定の役割を全く果たしてなかったのでこのまま走行すると負担がかかって上記の画像のようになってた可能性も高いっぽいですね 96年式40000km程度ですが気づいて良かったです
やはり使用環境によって同じ年数、距離数でも部品状況は違いますね
ベアリング破損
(
ベイカーズ
)
2014-05-18 16:52:04
ベアリングに摩耗や破損については、使用状況によってかなり変わります。荷重のかかり方や、潤滑状況によって、同じ距離でも差が出ます。人間のセンサーは、意外とバカにできず、なにか違和感を感じた場合は、調べた方が得策なことが多いです。
ベアリング破損
(
TN
)
2014-05-18 17:30:04
応答ありがとうございます
そうですね。幸いにもベアリング以外に関しては摩耗等も殆ど無くて良い状態でした
もし気づかずにこのまま走行してたらピニオンギアに負担がかかって上記のようにギアケース全交換につながる恐れもあったと考えると少しゾっとしました。次からも違和感を感じた時は疑ってみることにします
ジョイント角度について
(
Unknown
)
2014-12-01 06:30:34
お世話になっております
記事を読ませてもらいましていくつか質問があるのですが、純正状態だとジョイント角が純正じゃないようですが、上下縦軸に関してはサスを短くすることで水平に近い状態にすることが可能だと思うのですが、左に傾いているのを水平にするにはどのような作業が必要なのでしょうか?
個人的にはシャフトが傾いている事で結構パワーロスしているのではないかと思いますし噂ではありますが、VMAXがエンジンパワー140馬力もある割に後輪出力が110そこそこなのはロスが大きいからとありますし、このドライブシャフトも無関係じゃないと思うのですが
純正状態と完全水平にした状態でどのくらい後輪出力の差が出るのか、ギアケースの破損のしにくさに繋がるのか知りたいですね
ただサスを短くしすぎると今度は負荷がかかった際等に逆向きに垂れ角度がつくと思うのですが、走行時の負荷等も含めるとやはりベイカーズさんが推奨されている4cmローダウンくらいが理想なのでしょうか?
長くなって済みません
ジョイント角度について
(
ベイカーズ
)
2014-12-02 15:08:24
エンジン側のジョイント部の角度の件ですが、確かに、上下方向は、ショートショックを装着し、1G(乗車時)の状態で、水平より若干下向きぐらいが良いと思います。走行するとやはりスイングアームの上下動があるので、1Gで、水平だと、おそらく走行時は、上向きになる可能性があります。ただ、水平方向は、スイングアーム自体を右にずらすと角度は減りますが、今度は、リアタイヤのセンターが右にずれるので、操安性に問題が出ます。パワー測定の件ですが、測る担当によっても差が出るみたいですが、車体の個体差もあるので、実際に、エンジン出力が140馬力出ているかどうかといったこともあります。ただ、測定したお客さんに聞くと、後輪出力で、110~120馬力の間のかたがほとんどです。新型VMAXも後輪出力測定だと170~180馬力の間ぐらいの方が多いようです。比較テストは行っていませんが、理論上は、ジョイント部の角度がない方が測定馬力は上がると思います。ただ、破損については確率は減るでしょうが、破損の原因が、エンジンブレーキ時の過度なバックトルクが要因でもありますので、扱い方が悪ければ、破損すると思います。また、ブレーキや、ホイールベアリングの状態によって、押し歩きの重さが変わりますが、抵抗が軽い方が後輪出力は出やすいです。また、ギアケースの仕様や、タイヤの直径、ホイールの種類によっても差が出ると思います。詳しい数値は、比較測定していないので、わかりませんが、実走行比較による感想です。
ジョイント角度について
(
Unknown
)
2014-12-02 22:35:23
詳しい解説ありがとうございました
ギアケースの仕様やタイヤ、ホイールによっても差が出るんですね
タイヤやホイールは軽くて抵抗の少ないものが有利なのは分かるのですが、ファイナルはどう関係してくるのでしょうか?
後輪出力は何を感知しているのかよく分かりませんし、タイヤの回転の加速度(速度上昇率)でしょうか?
それならば負荷の小さいシャーシ機においては逆車よりも国内ファイナルの方が最高速度が高い分、一気に高い速度まで到達できると思うので国内のが良い数字が出そうですがどうなんでしょうか?
ジョイント角度について
(
ベイカーズ
)
2014-12-02 23:22:11
測定については、外注ですので、測定機械自体については、専門ではありません。あくまで、実走行の印象です。ギア比と回転数の関係で、理論上は、同じ回転数回れば、ギア比が高い方が速度が出ますが、そのギア比で回しきれるトルク値をエンジンが出力しているかどうかにもよります。国内仕様と逆車では、点火系やキャブセッティングも違いますので、逆車の純正状態で、ギアケースのみ国内仕様にした場合、逆車のギア比より最高回転数付近への到達時間は遅くなります。メリットデメリットありますが、実走行で行った検証として後輪出力を過去に測定していましたので、色々な条件を変えて、測定していたわけではありません。測定中は見学していますが、測定器の設定自体は、外注先にお任せです。後輪を載せるローラー自体は、重さもあり負荷を掛けて計算していると思いますが、測定機自体の詳細は、測定機器のメーカーに聞いてもらった方が良いかと思います。馬力の計算上は、トルク値と回転数が関係し、最大トルク発生回転数を過ぎて、回転上昇とトルク値の減少のバランスで、一番数字上大きいところで、最高出力が計算されますので、測定時のギアの選択や、負荷の計算の仕方もかかわってくると思います。測定に関しては、専門ではないので、専門的なサイトを探して参照してもらえると助かります。
アドバイスありがとうございました
(
Star_of_Road
)
2014-12-28 19:54:47
先日ツーリング先で減速時にガラガラ音がするようになったとお電話で相談させていただいた者です。
アドバイスに従ってゆっくり走って無事自宅にたどり着くことができました。ファイナルギアを開けてみるとWebの写真と同じボルトの破損でした。
yahooオークションで入手したファイナルギアと交換して気持ち良く走れるようになりました。
その節は突然電話して申し訳ありません。また適切なアドバイスを有難うございました。
Star_of_Road様
(
ベイカーズ
)
2014-12-28 19:59:50
コメントありがとうございます。無事帰宅できたようで良かったと思います。来年もよろしくお願いいたします。
スイングアーム加工
(
福岡
)
2015-05-31 03:41:52
いつもブログ読ませていただいております
よろしくお願いします
上記記事の、シャフトのオフセット等はスイングアーム加工等で改善できるものなのでしょうか?
また合わせて190タイヤを装着するための加工について大体どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
また上記の加工についておおまかにどのような手順を踏んで作業が行われていくのかも知りたいです
よろしくお願いします
スイングアーム加工
(
ベイカーズ
)
2015-06-02 20:04:58
純正で、ノーマルタイヤの時点で、センターに来るようにオフセットされているので、改善するとしたら、ギアケース側に、ジョイントを付けるしか方法がないですが、金額的に、現実的ではないと思います。単純に190タイヤといっても、使用するホイールによって違うでしょうし、金額的なことを聞かれても、即答は難しいです。最近行った作業の場合は、お客様がイグザクト製のホイールを持ち込まれたので、それに合わせて、タイヤを装着し、仮組し、スイングアーム加工とフレーム側の補強を行いました。ホイール代は別にして、タイヤ代等も考えると走行状態まで持っていくのに、30万円は超えたと思います。
スイングアーム加工
(
福岡
)
2015-06-02 22:15:11
やはり大変難しい作業になられるんですね
いろいろと説明していただいてありがとうございました
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スイングアームの左右微調整ができる構造が分かりませんでしたが、タル型のギアで納得。しかし、ヤマハ設計者の苦労が伝わってきますね。
ブログは、いつも楽しみに拝見させてもらっています。目からウロコの解説とてもありがたいです。V-MAXへの愛着が増す一方です。
すごく参考になりました
このようになる予兆としてはどのような異音やオイル漏れが起こるようになるのでしょうか?
異音に関しては走行中、ヘルメットをかぶっていても聞き取れるほどのものなのか、ボルトが破損した瞬間はバキッ等の折れた音がするのか
また上記の症状が起きた場合オイルはどのあたりから漏れてくるのでしょうか?
ハイグリップタイヤではありませんが
当方社外軽量アルミホイールに
180/55-17のツーリング用ラジアルタイヤを装着しておりますが、やはり純正タイヤより負荷は大きいと見た方がいいのでしょうか?(ミシュランパイロットロード3)
基本的にドライブシャフトはオイル管理さえしっかりしてれば、分解清掃(オイルシール交換等)は必要ないのでしょうか?
使い方にもよると思いますが大体何万㎞くらいオイル管理のみで保つと思われますか?
自分の場合走行中違和感を感じたので分解してもらったら上記の画像にあるナットは問題なかったのですが、ベアリングが破損してました
http://img.wazamono.jp/futaba2/src/1399809659621.jpg
ピニオンギア固定の役割を全く果たしてなかったのでこのまま走行すると負担がかかって上記の画像のようになってた可能性も高いっぽいですね 96年式40000km程度ですが気づいて良かったです
やはり使用環境によって同じ年数、距離数でも部品状況は違いますね
そうですね。幸いにもベアリング以外に関しては摩耗等も殆ど無くて良い状態でした
もし気づかずにこのまま走行してたらピニオンギアに負担がかかって上記のようにギアケース全交換につながる恐れもあったと考えると少しゾっとしました。次からも違和感を感じた時は疑ってみることにします
記事を読ませてもらいましていくつか質問があるのですが、純正状態だとジョイント角が純正じゃないようですが、上下縦軸に関してはサスを短くすることで水平に近い状態にすることが可能だと思うのですが、左に傾いているのを水平にするにはどのような作業が必要なのでしょうか?
個人的にはシャフトが傾いている事で結構パワーロスしているのではないかと思いますし噂ではありますが、VMAXがエンジンパワー140馬力もある割に後輪出力が110そこそこなのはロスが大きいからとありますし、このドライブシャフトも無関係じゃないと思うのですが
純正状態と完全水平にした状態でどのくらい後輪出力の差が出るのか、ギアケースの破損のしにくさに繋がるのか知りたいですね
ただサスを短くしすぎると今度は負荷がかかった際等に逆向きに垂れ角度がつくと思うのですが、走行時の負荷等も含めるとやはりベイカーズさんが推奨されている4cmローダウンくらいが理想なのでしょうか?
長くなって済みません
ギアケースの仕様やタイヤ、ホイールによっても差が出るんですね
タイヤやホイールは軽くて抵抗の少ないものが有利なのは分かるのですが、ファイナルはどう関係してくるのでしょうか?
後輪出力は何を感知しているのかよく分かりませんし、タイヤの回転の加速度(速度上昇率)でしょうか?
それならば負荷の小さいシャーシ機においては逆車よりも国内ファイナルの方が最高速度が高い分、一気に高い速度まで到達できると思うので国内のが良い数字が出そうですがどうなんでしょうか?
アドバイスに従ってゆっくり走って無事自宅にたどり着くことができました。ファイナルギアを開けてみるとWebの写真と同じボルトの破損でした。
yahooオークションで入手したファイナルギアと交換して気持ち良く走れるようになりました。
その節は突然電話して申し訳ありません。また適切なアドバイスを有難うございました。
よろしくお願いします
上記記事の、シャフトのオフセット等はスイングアーム加工等で改善できるものなのでしょうか?
また合わせて190タイヤを装着するための加工について大体どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
また上記の加工についておおまかにどのような手順を踏んで作業が行われていくのかも知りたいです
よろしくお願いします
いろいろと説明していただいてありがとうございました