太った中年

日本男児たるもの

ツール・ド・レガスピ

2008-06-29 | weblog

彼女の借りたアパートがある旧市街アルバイと繁華街のあるレガスピ市街を結ぶナショナル・ロード。平日の朝、昼でこの交通量。朝から真夜中までいつも交通渋滞している(何故か現地の人は渋滞をトラフィックと言う)首都マニラでは想像できない。

空港からレガスピ市街へ向かう道路。これほど車が少ないと気分爽快。

この写真を撮ったとき、あることを想いついた。やはりナミの頭脳ではない。

昼間から仕事もしないで酒盛りをするアパート近くの男たち、よくある光景。

「オマエモ イッパイ ヤルカ イェーイ」

「オレは酒が飲めない、LSDならやってもいいが イェーイ」

おっとと、過激な発言だと誤解をまねく、LSDとは?

LSDとは? 
 
ことは2000年の終わり、清志郎がこんなニュースを耳にしたことからはじまる。雪山で雪崩に巻き込まれた息子を、80歳の父親が吹雪のなか探しに行き、自ら救出したというニュース。

その、人間の秘めたる能力というものに、清志郎は大いに衝撃を受け、そしてわが身を振り返る。「自分にはそんなに歩く能力が備わっているだろうか?」と。

そこでまず、「鹿児島まで歩いて辿りつこう!」ということをひらめくも、しかしきっと疲れたら交通機関をアテにしてしまうに違いないと思い直す。

そしてさらなるひらめき―「ならば自転車ならどうだ?」これが清志郎の自転車ライフのきっかけであった。

鹿児島へのツーリングは具体的な目標となり、自転車の先輩である、DANGERでもおなじみの早川岳晴さんに話を聞きに行く。

「鹿児島までいけると思う?」と尋ねる清志郎に、「LSDで行けば大丈夫」と、早川さん。いきなりの「LSD」という言葉に驚くも、この「LSD」は当然、あの「LSD」ではない。

Long Slow Distance―すなわち長い距離をゆっくり行くこと。鹿児島への道のり、ツール・ド・鹿児島の秘訣は「LSD」。清志郎を会長とする、チームLSDがここに誕生したのであった。

(忌野清志郎氏オフィシャルサイト地味変より「LSD」を引用)

(忌野清志郎氏のオレンジ号、盗難のニュースを忘れてはイケナイ)

ここまでくれば、わかっただろう。そう、敬愛する忌野清志郎氏に追従して、レガスピでLSD自転車ライフを始めようと計画している。もう、多くを語らなくてもいいだろう。

それから誰か一緒にレガスピLSDをヤラナイか、イェーイ。

おまけ ツール・ド・モッコリ イェーイ

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