太った中年

日本男児たるもの

検察の暴走か

2009-03-05 | weblog

【小沢氏秘書逮捕】「即刻、議員辞職すべき」「検察官の本性が出た」 識者の反応さまざま

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090303/trl0903032039015-n1.htm

「即刻、議員辞職すべき」「検察官の本性が出た」-。民主・小沢一郎代表の公設第1秘書が逮捕された事件を受け、識者からは民主党への打撃の大きさを指摘する声が上がったほか、捜査のあり方についての疑義も聞かれた。

(中略)

一方、佐藤優・外務省元主任分析官(起訴休職)は「官邸が指示した国策捜査というよりは、現場の検察官の本性が出たように見える。彼らは青年将校のように、民主党に権力が移って政治が混乱するのは国益を害すると信じて一生懸命捜査したのだろう。だが内閣支持率が10%前後まで落ちたこの時期に手を付ければ『検察は政治的だ』と必ず言われる。逮捕容疑が事実なら、半年待って総選挙後に淡々と立件すればいい。そう言って止めるのが検察幹部の仕事なのに、統率力が落ちたのではないか」との見解を示した。

(以上、産経ニュースより引用)

「強制捜査は異常」=民主・小沢代表

http://news.goo.ne.jp/photo/jiji/politics/jiji-7789194.html

記者会見で厳しい表情を見せる民主党の小沢一郎代表(左)。右奥は鳩山由紀夫幹事長。東京地検特捜部の強制捜査について「普通の旧来のやり方を超えた異常な手法であったと思う」とも指摘した。

(以上、gooニュースより引用)

小泉さんによる突然の反麻生発言からマスコミによる露骨な世論誘導のキナ臭さを感じていたワケだが、ここにきて小沢さんの秘書逮捕。「日米関係は対等」「第七艦隊だけいい」「北朝鮮に金を出せ」等、一連のスマッシュヒット発言後の逮捕とはまたまた絶妙なタイミングだ。ただ、選挙を控え、自民党議員にも金が渡っているから国策捜査とは考えにくい。今のところラスプーチン佐藤氏の見解が的を得ているように思えた。政治の迷走から検察の現場も混乱したっていう検察官の暴走説。地検特捜部を青年将校に喩えたところがスゴイ。それから、小沢シンパの極東ブログがカレル・ヴァン・ウォルフレンの名著を援用して秀逸な記事を書いている。その著作から説明責任が流行った。書評では松岡正剛の千夜千冊に権力機構の問題について興味深く記されている。

 

極東ブログ 小沢一郎公設秘書逮捕に昭和の香り

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/03/post-71cf.html

 

千夜千冊 カレル・ヴァン・ウォルフレン 「日本 /権力構造の謎」上・下

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1131.html