太った中年

日本男児たるもの

植民地支配

2009-08-20 | weblog

(パセオの戦い)

1896年以来スペインからの独立のために戦ってきたフィリピン人たちは、エミリオ・アギナルドの下で1898年6月12日に独立を宣言したが、1898年12月に、アメリカ合衆国は米西戦争でフィリピンの独立を援助するためにスペインを破ったにも関わらず、パリ条約において2,000万ドルでフィリピンを購入し、自国の植民地にしようとした。1899年1月1日にアギナルドが初代大統領に就任した。彼は、その後マロロスで議会を組織したが、アメリカ合衆国からは8月14日に11,000人の地上部隊がフィリピンを占領するために送られた。アメリカ合衆国はフィリピン侵略のために残虐の限りを尽くし、反抗するフィリピン人60万人を虐殺した。

(以上、米比戦争をWikipediaより一部引用)

前エントリーより妻に怒られながら先の大戦を思い巡らせ、そのとき妻はどのような歴史観を持っているのか興味があって、まずは妻の祖国フィリピンについて聞いてみた。比国の歴史を簡単にひも解けば16世紀、スペインによって占領、統治され(妻の名前はスパニッシュ系。人名、地名、建造物、その他に名残が多い)。続いて米西戦争によって米国の植民地になり、第二次世界大戦中一時的に日本が占領し、戦後、独立国家になった。妻は米西戦争は知っていたけれど、米国の植民地(コロニー)になったことは知らなかった。知らなかったいうより、コロニーという考えを持ち得なかったのである。そこで冒頭の米比戦争について教えるとまたまた夫の作り話だと取り合わなかった。まあ、米比戦争なんて全然知られていないし、その史実で夫婦間がこじれるワケではないから放っておいた。また、日本の占領を米国によって解放されたと妻(たぶんフィリピン人及び日本人のほとんど)は思っているワケだが、歴史解釈に関わるそれも妻に説明することが困難だった。外国人妻を持つ日本男児は歴史をどう説明しているのかちょっと気になった。それからフィリピン系超有名某ブログを久しぶりにみたら何気に以下のブログ記事を紹介していた。

靖国神社での田母神の演説に抗議したカナダ人が事情聴取を受ける

問題にしているYouTube動画 

bakauyo What a Shame! We Japanese are.

「ドイツだったらあなたは逮捕される」、なんだよ、この毛唐は。

「日本だったら死者への無礼は許されない」、どこでも、誰でも。

フィリピン系超有名某ブログも紹介したブログもbakauyo What a Shame! We Japanese are としてチャンネル桜の水島さんを嘲笑している。水島さんは同郷の先輩。前エントリーの御墓の件で随分前にフィリピンでお会いして、そのとき微力ながら異国で眠る御墓、戦争跡碑修復のための寄付をした。恥ずかしいほどのお金を渡したとき、水島さんは大先輩ながら深々と頭を垂れて頂いた。バカウヨねぇ、まあ、笑いたいヤツは笑えばいい。但し、墓前での無礼は許されない。