前回の不法滞在と密接に関連して問題となるのが不法就労。これはヤバイ。
なんたって不法就労がバレたら逮捕される。
フィリピンは移民局発行の就労ビザを持たない者が収入のある仕事の就けば摘発の対象になる。さらに労働省発行の許可証も取得しなけばならない。転職して許可の下りない業種やライセンスが必要な業種の仕事に就いた場合も摘発の対象になる。近年は韓国人の摘発が多いそうだ。
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私は、ワーキングビザではなく、バケーションビザでのフィリピンスティである。
通常では、仕事は行ってはならないが
お金なければ、何もできない。仕事して
資金を稼がなければ、これから先は
暗闇の中を彷徨うだけである。
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サムライ7さんも観光ビザの仕事が違法なのは分かっているけど、背に腹は変えられぬ。痛し痒し。
そこでPCエンジニアの経歴を生かしてPC関連の仕事を募集するワケだが、
サイトを見ると料金ではなく募金。なんかいかがわしい印象だ。
何も知らない人が見れば新手の貧困ビジネスに思えるのでは。
ネットによる仕事募集とはいえ、観光ビザの収入が引っ掛かっているのだろう。
例え成功しても、収入が増えれば増えるほど不法就労のリスクが高まることになる。
お金が儲かりゃタカられる。不法就労をエサに脅されるかもしれない。
やはり不法就労の問題を回避するにはフィリピンパブの元タレントと結婚するのが手っ取り早いか。
しかし結婚は縁の問題があるからムツカシイな。
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さて、不法就労はフィリピンだけでなく先進国ならどの国でも厳しく摘要される。
日本の、例えばフィリピンパブを摘発する場合、オーバーステイではなく不法就労を摘要する。
そう、昔、知り合いのフィリピンパブ・オーナーが不法就労助長罪で捕まったことがあった。
2005年3月、興行ビザ廃止の省令通達をもって多くのフィリピンパブは年末まで営業し、翌年閉店した。知り合いも閉店する予定でいたけど、メシが食えなくなるので、そいつはお店をタレントごとをマニラへ移転させてKTV(日本人向けカラオケ・パブ)をオープンすることを考えた。
現地プロモーターを通じてKTVを居抜きで買うことは出来たものの、営業許可がいつまでたっても下りない。後で調べて分かったのだが、そこは新規の営業許可が下りないエリアで、現地プロモーターに騙されたのだ。結局、お店のタレントたちはオーバーステイするハメになってしまった。
知り合いのフィリピンパブは一旦閉店して、暫く間をおいて再開したとたんに摘発された。このときの罪状が不法就労助長罪。つまりは不法滞在より不法就労のほうが罰則が重いから摘要するのだ。
そんなワケで奥さん、くれぐれも不法就労には気をつけよう。ではでは。
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それからブログ村のフィリピン情報へ登録だけした。ランキングは参加しない。