土曜日(R2年7/25)は、10年間寝たきりで、半眼を開いて話すことも立つことも歩くことも意思も伝えることができず、ただ療養型病院で胃婁から容器に入った栄養分をザーッと流し込まれるだけの余生を閉じた義母の納骨の日でした。
10年前に緊急搬送されたのが、今年新型コロナウイルスでクラスターが発生した永寿総合病院でした。
肺炎、尿路結石、心不全、脳梗塞、敗血症での発熱。
医者は余命は長くないと宣告し、治療が開始されました。
闘病の始まりです。
そのひと月前、親の意見を聞かずに星野グループの八ヶ岳の施設で、アンポンタン大バカ間抜け倅の結婚式に出席していたので、身体への負担があったのでしょう。
『二人の思い出の場所だから』
と、専務に紹介してもらった浦安のホテルを蹴って・・・
いく度となく言い聞かせたのですが、まったく聞く耳を持たないアンポンタン大バカ間抜け倅は式を強行し、何人かの高校時代の友人は『そんなにヒマ人ではない』と出席を断ったそうです。
当然蟷螂は欠席しました。
以来親子は不倶戴天の間柄です。
京都のALSの女性が安楽死を依頼した医師が、医師国家試験が不正に行われたのではないかと、メディアが騒がしく、二人の医師が天下の極悪人のように報道されていますが、世論はどのように考えているのでしょう。
わずか100万の金で痛くもない腹を探られたうえ、医師国家試験を通ったことすら疑われてまで安楽死を引き受けるでしょうか。
蟷螂は療養型病院に転院してベッドで身動き一つしない義母の、半眼を開きながら訴えかけるような表情を正視できませんでした。
たとえ胃婁で栄養分が補充されているとはいえ、リハビリができる状態などではなく、手足は痩せて枯れ枝のように細くなり、唇が引きつっている窶れ果てた表情は、『早く楽にしてくれ』と訴えているようでした。
その義母が肺炎になったという報を受けて病院へ駆けつけたのは、コロナ真っただ中の4月1日。
顔を見に行った同居人は、『あんなに肩を揺すって息をしている人、初めて見た』といいました。
その2日後に死去。
義母は85歳以降の晩年の10年間は、無理やり生かされているような一生で、蟷螂は胃婁に同意したことを悔やんでいます。
胃婁の造設は医者と徹底して議論してからなすべきでしょう。
今回の京都のALS患者のケースは、主治医でない者が行ったことから発覚したようですが、主治医の心の内を聞いてみたいと思いました。
安楽死を肯定している国
スイス
アメリカの一部の州
オランダ
ベルギー
ルクセンブルグ
カナダ
オーストラリアビクトリア州
大韓民国
韓国でも安楽死は認められているんですか?知らなかった。
私もwikで見るまで知りませんでした。
目を疑いました。