貸金庫で思い出すのは、亡き実祖父が亡くなった時に親父が相続した第一銀行(現みずほ)本店の貸金庫。
実祖父は実業家だったから顔が広く、庶民には絶対に貸し出さない本店の貸金庫を持っていました。
それを相続した親父は、雷門支店と本店の2箇所に貸金庫を持っていました。
そして親父が死んだ時、愚母が『熱海の権利書は本店の貸金庫にある!』と騒ぎ、見に行きました。
すると、本店の貸金庫はもぬけの空、『無い!無い!』と大騒ぎ。
結局雷門支店に旧500円札が束で入っていただけで、騒いだ割には遺言書ひとつ出てきませんでした。
あれから27年。
今日、三菱UFJの管理職による貸金庫からの窃盗事件のニュースに接し、もしかしたらなんて思ったりしました。
それにしても『泥棒を捕まえてみたら我が子なり』は本当にあるんだ。
いや、我が子ならまだ許せる(許せないけど)けれど、蟷螂だって修学旅行時に生徒手帳に入れてあった『もしもの時の5000円』を同級生に盗まれたことがあり(犯人は遂に見つからなかった)、手癖の悪い奴はどこにでもいると思いました。
ところでUFJの犯人、実名報道されないのは何故でしょう?
縁故採用され、親がトップに近いからでしょうか?
またメガバンクだから、出身大学だって東早慶上智あたりでしょう?
そうなると同じ大学からは採用しづらくなるのでは無いでしょうか。
それにしてもよく管理職まで行き着いたものです。
やはりコネなんでしょうね。
また、メガバンクにしては額が軽微なものの、『信用超第一主義』の銀行業ですから、株価にも大きな影響が出ないとも限りません。
可哀想なのは外回りの営業でしょう。