個人情報

別に蟷螂が消防車を呼ぼうと言ったわけではなく、たまたまスマホを持っていたのが蟷螂だけだったから、119を押した。

消防士から住所氏名生年月日を聞かれたが、その後POLICEというワッペンを貼った警官？にも氏名などを聞かれ、最後にまた消防隊員から身分証明迄求められ、『こんなこったら119なんか、気楽に呼べないな』と思いました。

いかに緊急事態でも、あれだけしつっこく氏姓名を聞かれたら、なんだか個人情報をだだ漏れさせているようで薄気味悪かった。

そうしたら昨日、おかしな電話がかかってきました。

『いま、アルコール成分の無い消毒液を開発して、そのパンフレットを送ってもいいか？』と言います。

そして、蟷螂の住所氏名を細かく言います。

ふと振り込め詐欺や押し込み強盗が頭をよぎりました。

『で、それだけなら勝手に送ればいいでしょう』というと、今度は『子ども食堂の話をし始めます』。

『あのね、消毒液と子ども食堂と何の関係があるの？』と言って電話を一方的に切りましたが、なんとなく不気味で、戸締りはしっかりやろうと思いました。

その上昨日にかぎって買い取り屋からの電話も2本もあり、あの火事騒ぎに紛れて個人情報がダダ洩れしたのではないかと考えると、なお一層、どんないかなる大事件や大火事が起きても、決して緊急通報はしまいと、心に決めた次第です。

ただでさえ振り込め詐欺の電話に注意しようとテレビで喧伝しているにもかかわらず、3回も個人情報を聞かれるなんて、絶対に通報はしない！

これが実際の火事でなかったからいいようなもの、もし本当の火事だったら蟷螂が疑われていたかもしれず、犯罪を目撃して通報しようものなら、警察で事情を何回も聞かれる羽目になることは必定です。

本ガラス屋のシゲちゃんが言いましたっけ。

『オフクロが死んだとき、第一発見者がオレだったから一週間も警察に呼び出されて仕事にならなかった』と。

触らぬ緊急通報にたたりなし・・・なのでしょう。

だいたい何回も個人情報を聞くなんて、失礼だよ！