その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

第1回水戸黄門漫遊マラソンでねばりきれず(2/2)

2016-11-02 08:00:00 | ロードレース参戦 (in 欧州、日本)
 とにかくこのレース、沿道の応援が素晴らしいです。同じ茨城と言うこともあってか、かすみがうらマラソンと似た雰囲気。じいさま、ばあさまの応援も頂いて励まされます。手を向けてくれる人とは、たくさんハイタッチをして力をもらいました。私設の給水所、給食所もありで、バナナやチョコを頂きました。オフィシャルの給水所、給食所も数多く準備されており、ミニ饅頭は旨かった。ただ、難を言うと、コップを置くテーブルの長さが短く、取りもれて、水分補給でできなかなかったことが何度かあったので、できれば来年はもう少し長めにテーブルを設置いただければ助かります。


《村人全員の応援では?》


《野球少年からの応援は励まされます》


《さすが茨城。大洗ハワイアンガールズ?》


《高架道路下を特急列車が通過》

 30キロを過ぎると市街地のビルが見えてきました。もう一息。ただ、練習では未踏の32キロを過ぎると急に疲れが噴き出してきました。(たしか)32kぐらいで四季の原公園に入り、そのまま千波湖畔を走ります。景色も良く気分も晴れるのですが、痛めつけられた体には景色の良さも味わっている余裕がありません。長野マラソンで35k地点から失速した悪い思い出が急に頭によぎり、いやな感じ。それでも、35kを何とか3時間8分37秒で通過。いよいよあと7k。ねばるぞ~。


《四季の原公園のコスモス畑》


《千波湖畔のランニングコースには白鳥が?》


《危ないですよ~》

 最後の7kはアップダウン続き。千波湖を出ると緩やかなだけど長めの上り、そしてトンネルに向かって長い下り。このアップダウンに耐えきれなかったのか、違和感のあった左ももの後部が釣り始めました。来た・・・・って感じで焦ります。いったん早歩きに切り替え、体のリセットを試みましたが、不思議なことに走るより歩く方が足の釣り具合が強くなるのです。サブ4に向け、カウントダウンに入り、1秒を争う展開になりつつあるのですが、一度釣ったら最後、5分近くはロスします。なので、足を宥めすかしながら、だましだまし走り続けることにしました。40k通過は3時間39秒。サブ4だけは死守したい。

 更に追い打ちをかけたのが、40キロ過ぎに忽然と現れたこのコース最大斜度の急坂。「ラスト2キロを切ってこの坂を走らせるとは酷い!」という恨めしさ一杯の一方で、城って高いところに建っている(ゴールは旧水戸城址)んだと、当たり前のことを再認識。何とか、一所懸命走ってはみるものの、いよいよ腿裏の釣りが爆発しそう。それでも「何とか粘るぞ~」と思い足を動かすけど、隣で歩いているランナーさんと走っているはずの私と進み具合がほとんど同じ。「これじゃ、走っても意味ないじゃん」とがっくりきて、200メートルばかりの坂は歩かせて頂きました。情けない・・・

 坂を上がるともう残り1キロ。あとは平地です。最後の大きな声援を頂いて、ゴール。何とか3時間54秒台、グロスでもぎりぎりサブ4達成。100% の満足ではないけど、サブ4の目標は達成し嬉しかった。ゴール後は印籠と梅をあしらった素敵なメダルを頂きました。


《ゴール!》

 レース後、一緒に走った職場の同僚と落ち合いお疲れ様会兼反省会。同僚は3時間10分台の自己ベストで、まだまだ走りたいと言っていました。凄い奴だ。

 第1回のレースで運営が心配なところがあったけど、素晴らしい大会でした。コースは適度にアップダウンがあるし、何より応援が素晴らしい。今後の更なる発展を期待したいです。今回はせっかく前泊したのですが、時間の関係で弘道館とか水戸の名所は見られずじまい。来年は水戸観光も組み合わせて、走りたい大会です。

(おわり)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする