その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

緊急事態宣言下の東京駅周辺 4月10日金曜日

2020-04-11 11:46:54 | 日記 (2012.8~)

 4月7日に安倍首相による緊急事態宣言が出ている中なのだが、どうしても会社で処理せねばならぬ紙仕事、ハンコ仕事があり出勤した。2週間ぶりのオフィスである。2月下旬から、原則、在宅勤務となっていて、さらに緊急事態宣言で「特別な許可がない限り出勤禁止」になっているので、オフィスには決算の関係で出てこざる得ない人が数人いるだけで、平日の職場とは思えない静けさだ。この環境で仕事すると、家に閉じこもる閉塞感も無く、はかどるはかどる。社畜根性丸出しだが、やっぱり職場は良い。

 ただ必要以上の長居は禁じられているので、どうしてもオフィスでなければできない仕事は午前中に終わらせ、さっさと退社した。このまま帰るべきなのだが、お天気も良いのでお昼時の東京駅周辺まで足を伸ばし少々散策した。前日の新聞に人気のない丸の内界隈の写真が掲載されていたので、ちょっと自分の目で確認しておきたいという思いもあった。

 新聞の写真はフェイクでは無かった。以下の写真、4月10日金曜日の午後12時55分の東京駅前である。もちろん、人はいるのだが、週末の東京駅前よりも間違いなく少ない。ビジネスパーソンもボチボチ見かけるが、それよりもなぜかスケボーやっている若者(おまわりさんに職務質問されてた)やホームレスの方が日向ぼっこしてる。お弁当を広げているOL二人組もいて、何か別世界。


〈これが平日、日中帯の東京駅前!〉


〈東京駅を背に皇居方面を望む〉

お濠に出て、皇居に近づく。広く、青い空が何とも気持ちよい。皇居ランをしているランナーもさすがに疎ら。いつもは観光客で一杯の二重橋近辺も人はゼロ。


〈たまに練習する皇居周回ランニングコースも空いてます〉


〈二重橋〉

桜田門を抜けて、半蔵門に向かってお濠沿いを上る。ちょっと雲が出て、風もあるが、心地よい。新緑が芽吹き始めたところで、この季節独特の生命の鼓動を感じる。


〈綺麗な紫だったんですが、写真で写すのは難しいですね〉


〈半蔵門前から霞が関・日比谷方面を望む〉

家で溜まったストレスを抜くには最高の1時間弱だった。惜しみつつも、半蔵門から地下鉄乗って、Stay Homeの生活に戻った。

2020年4月10日金曜日

 

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