先週のN響が演奏会納めのはずだったが、衝動的に追加購入。都響がギルバート・第九の代わりに組んだ特別コンサート。ここ数年、バレエの「くるみ」は観に行けてないけど、この時期の「くるみ」は第九と並んで季節の風物詩として大好きな演目なので、飛びついてしまった。
普段はバレエの伴奏的に聴くことが多いので、組曲版は聴いたことがあるけど、全曲をオーケストラの演奏会で聴くのは初めて。
チャイコフスキーのメロディは美しさの極みで、穏やかで暖かい夢の世界に連れて行ってくれる。第12曲のディヴェルティスマンの6曲の踊りとか、聴いている方も体が動きだしそう。こんな音楽を創造したチャイコフスキー凄すぎ。
都響と大野のスケールの大きな演奏も素晴らしい。四方さん、矢部さんのコンマス揃い踏みに加えて、チェロには一時N響でリーダーもやられていた向山さんが出演されるなど、豪華メンバーだった。私が見える範囲では、奏者の方はどなたもマスクはされてなかったので、一人ひとりしっかり確認できた。
コロナ感染拡大もあってか、ホールはやや寂しい入りだったが、拍手は大きく暖かい。満足感に溢れたものだった。
日時:2020年12月25日(金) 19:00開演(18:00開場)
場所:東京文化会館
指揮/大野和士
女声合唱/二期会合唱団(事前収録による出演)
チャイコフスキー:バレエ音楽《くるみ割り人形》op.71 全曲
Date: Fri. 25. December 2020 19:00 (18:00)
Venue: Tokyo Bunka Kaikan
Kazushi ONO, Conductor
Nikikai Chorus Group, Female Chorus
Tchaikovsky: The Nutcracker, op.71