私の住む集落にある、お宮さん。
そこには大きな銀杏の木が2本、そびえたっています。
お宮さんのシンボル的な存在の銀杏の木ですが、だんだん歳をとってきたようです。
と言うのは、この時期になるギンナンの実、見上げればたくさん付いていますが、どうも小さい。
昨年もそうでしたが、考えてみますと、ここ数年は小さい実しか付いてなかったようです。
これは、木に元気が無いのか、歳をとりすぎてきたのか?
しかし、2本とも同時にと言うのもおかしなもの。
実が小さくなった原因は?
など、考えてみても、知識なんかまったくない私には分かりません。
それでも、小さいながらも、たくさんのギンナンの実は付いていて、やがて落ちてきます。
今でも、いっぱい落ちています。
しかし、小さいから誰も拾いません。
そうなると、だんだん腐ってきます。
次は、強烈な臭い。あのギンナン特有の臭いです。
お宮さんの前を通ると、「ウプッ。」となってしまうほど。
その昔は、獲り合いだったギンナンの実。
数はあれども小さいと見捨てられたまま。
ちょっと気の毒な気がします。
そんなことを思いながら私も、お宮さんの前を通りすぎるまで息を止めていますが・・・。