2013年8月19日のTT250RとGS125・さらに近場と夫婦ツーリングの課題点。

2013年08月19日 | ツーリングレポ


撮影:2013年4月

撮影者:妻

ツーリング先:有馬切手文化博物館及び有馬温泉(兵庫県)



バイク歴約20年弱の夫と、数ヶ月の妻。
妻の公道デビューから数度のツーリングによって、
いかんともしがたい問題点が浮き彫りになりました。


それは例えるなら、


『辛口カレー好きと甘口カレー好き。間を取って中辛にしたらお互いちょっと不満が…』


と言った感じでしょうか。



そうこうしている間に、世間では絶好のツーリングシーズンとも言えるGWに突入。
遠くに行きたいのに行けない夫に申し訳ないな…と思いつつ、
ツーリング先には、有馬にある有馬切手文化博物館をリクエストしました。



武田尾温泉&桜の老木以上に近場の有馬近辺。
もちろん何度か行ったことのある土地ではあるのですが、
これまた武田尾温泉と同じく“どこかに行くときの通過地点”になることが多いので、
有馬自体を観光することが殆ど無いのです。




近場にも関わらず、意外なことに夫も乗り気な様子。
それではさっそく行ってみましょう。




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武田尾温泉以降、夫が少し乗ったり妻が買い物に行ったり給油したり。

31155.8kmからスタート。



有馬は兵庫を代表する観光地なので、どのルートで行っても交通量はかなりのものです。
どうせ怖い思いをするくらいなら、景観が抜群で比較的交通量がマシな、
県道51号線…通称・有馬街道を走ることになりました。



その有馬街道に行くまでに、住宅地を抜ける裏ルートを使ったのですが
これがもう、1速じゃないと滑落するんじゃないかと思うほどの急勾配。
(夫曰く、キツいところでは30%以上あるとのこと。うわあ)
有馬街道に入れば入ったで、七曲と呼ばれる程の難所だと言うのに、異常なまでにスピードレンジの速い車やバイク。
勾配のきついヘアピンを上がり切ったところで発炎筒と脱輪した車を見たときは、
とても他人事だとは思えず戦慄してしまいました。



それでも、不動谷・蓬莱峡・屏風岩・白水峡…と続く、非現実的で恐ろしくも美しい景観は見事です。
特に蓬莱峡と白水峡は世界的に見ても特異な地形らしく、映画撮影などにも使われるのだとか。
有名どころの映画だと、「隠し砦の三悪人」や「あずみ」などはこの近辺で撮影されたそうです。



恐怖に慄きながらもどうにか到着。

表通りではなく、裏路地をパチリ。有馬らしい風景です。←自画自賛。



このように…



至るところからお湯やら湯気やらが沸いているのが凄いです。
さすが日本を代表する名泉地ですね。



今回の目的である切手文化博物館の開館まで時間があったので、
金の湯でまったりすることにしました。

こちらは公衆浴場なので、650円で有馬の名湯が楽しめる素晴らしい施設です。
強塩泉の赤茶けたお湯、最高でした。



有馬を代表する名産品、松茸昆布のお店。

建物が素敵なので、普通に撮っても様になりますね。



一願不動地蔵。歌うお不動さんらしいです???

何のことやら…とお賽銭を入れると、どこからとも無く流れ出す音楽。
これがまた実に暢気な感じで、思わず笑ってしまいました。



開館時間の午前10時になったので、有馬切手文化博物館まで歩いて移動。

立派な門構えですね。


こちらが建物の外観。

何と江戸時代の建築物だそうで、素晴らしい風格です。



有馬切手文化博物館は、日本で初めて発行された切手から現代に至るまでの
様々な普通切手や記念切手、明治時代の郵便局で使用されていた品々を、年代・種類別に展示しています。
また常設展示とは別に、そのときのテーマに沿った切手や郵便資料などを
別途で展示する特別展示などもある、国内でも有数の切手博物館なのです。





有馬切手文化博物館のHPはこちら→(別サイトにジャンプします)




小さな紙片に籠められた意匠の創意工夫や、手紙で繋がる人々の思い、
当時の生活における郵便の在り方などを想像するととても面白くて、本当に素敵な博物館でした。
こじんまりとした施設ですがとにかく見応えがあるので、
有馬近辺に行かれる方は是非、足を伸ばしてみてくださいね。



古今の様々な美しい切手を堪能して、帰路につきました。
帰りはまた恐怖の有馬街道を通ったのですが…早い時間だったので交通量が少なく、ひと安心。

それでもやっぱり、砂利が浮いたアスファルトの連続ヘアピンカーブや30%の勾配は怖かった…





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おまけ。

こちらは切手文化博物館のHPには載っていないお土産品。
郵政サンバー・郵政カブ・郵便ポストの消しゴムです。可愛い!!
カブをあと10台程買って、ズラッっと並べたい…




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この日の有馬ツーリングは、走行距離にしてたったの33.8km。
前回のツーリングに比べれば、半分にも満たない距離でした。
妻は相変わらずとっても楽しかったのですが、夫はと言うと…




ん?どうやら今回はかなり楽しめた様子。
夫の不満は単純な距離の問題ではなく、



『ペースにまったく合わない走り方をダラダラと何時間も続ける』



これがかなりの苦痛になっているみたいです。




このときはストレスを感じる暇も無く目的地について、
徒歩で観光した上に、これまた早目に自宅に着いたのが却って良かったんですね。




長年のタンデムツーリングで自分のペースが確立している夫にとって、
ダラダラとした走りがずっと続くのは、確かにキツイだろうな…
夫に限らず引率している人なら、同行者のペースが遅いだけならまだしも、
メリハリ無くダラダラ走られるのは、もの凄く疲れるかも。




妻にとって長距離になるツーリングは今後もタンデムにするつもりでしたが。
近距離のツーリングを夫婦で楽しむには、この辺りに課題があるようです。
妻の運転技術が上がれば良いのですが、こればっかりは一朝一夕と言うわけには…




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4月最後の有馬ツーリング以降は、相変わらず三田近辺をうろついてみたり、
自宅から最寄り駅までの通勤快速号として活躍させてみたり、
夫が運転する土砂君でタンデムツーリングしてみたり、
当初の予定通り、湿子でのタンデムツーリングで遠くに行ってみたり。
(この辺りのツーリングレポはいずれまた…)




そんなこんなで暑い暑い8月に入ったある日。
何かと課題の多い我が家の夫婦ツーリングにおいて、
夫が思わぬ解決策を見つけてきました。







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2 コメント

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切手文化博物館 (まっくす)
2013-08-23 17:31:21
そんなものがあるのですね。
なにげに正面の青いポストが気になります(^o^)

僕は郵便屋さんな割に切手とか興味なかったりするのですが、郵便配達してるとたまにスゴイ昔の国体の記念切手とか、古い7円の官製はがきに43円分切手貼ってあるのとか見かけて「オォ~っ!」ってなりますよ。

しかもそんなプレミア付きそうな切手やハガキで何を書くのかとチラッと裏見たら(いや、ホントは裏は見ちゃだめなんですが)、単なる懸賞の応募に使ってたりして(笑)



ところで、思わぬ解決策。

僕が夫サンの立場だったら、とあれこれ想像してみましたよ。
たぶん、・・・あれ・・・かな・・?


書いちゃうと次の日記に影響しそうなんで、次回を楽しみにしております。








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まっくすさまへ ()
2013-08-23 22:34:59
何と!まっくすさんは郵便屋さんでしたか!
なるほど、それで郵政カブについても詳しいんですね(^▽^)
免許を取って初めて公道を走るとき、偶然通りかかった郵便屋さんを見た夫が、
「郵便屋さんの運転は究極のお手本なので、見かけたら良く見て動きを研究すると良いよー」と言っておりました。
確かにそうなのですが…あんな神業みたいなストップ&ゴー、出来るか~(苦笑)!


青いポストは確か、速達用ですよね?
切手にご興味が無いとは…もったいない(笑)。
妻は熱心なマニアでは無いのですが、封筒を処分するときは必ずチェックして、記念切手のときは切り抜いて保管しています。
7円の官製はがきで懸賞の応募とは!50円のはがきと交換するから妻にゆずって~!


本日の更新はその、『思わぬ解決策編』です。
まっくすさんの予想は当たっていましたでしょうか^^
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