4㎝はある終齢と思われる一匹のジャコウアゲハの幼虫が花壇の外側のホースに出ていた。蛹化の場所を探し始めたようだ。しばらくすると見えなくなって地面を見ると一生懸命植え込み方面に向かっている。結構速い。どこまでどう行くのか追ってみた。
植込みに入って上の方に行くのかと思ったらそうばかりではない。なるべく太い枝を探すのかと思ったらそうでもない。ぶら下がっている蔓だとかあまり頼りにならない枯れ枝をつたっていく。
中の方を進んでいると何と近くにカマキリがいた。幼虫は気付かずにどんどん進んでいく。長い触覚が届きそうな距離になってようやく気づいたようだ。
カマキリは分かっているのかどうかだが、何となく襲うのは躊躇しているようだ。自分だけが幼虫が食べられたら大変とヤキモキしているうちにジャコウアゲハの幼虫も気づいた様で、方向転換して離れ始めた。カマキリは襲う体勢はとらず静観していた。
アリストロキア酸の毒性を持っていることを分かっていたのだろうか?しばらくするとカマキリの方は何もなかったように他に向かっていた。ジャコウアゲハの幼虫は何となく歩を速めてクチナシの枝に移り、大きな葉の中に入り込んでホッとしているように見えた。
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