八戸-苫小牧航路。
クロアシアホウドリやコアホウドリに夢中になっていて,見逃すところだったが,ほど近い海面に,アホウドリが浮いていて,飛び立つところだった。
ずっと,クロアシアホウドリとコアホウドリを見ていた目で見ると,くちばしがすごく太くて立派に見えた。
3種のアホウドリの顔を比べると,こんな感じ。
かなりトリミングしたので,見づらい画像になったが,顔つきの違いはわかるだろう。
やっぱり,アホウドリのくちばしは太くて,立派。
そのせいで,顔つきが全然違う。
そのせいで,顔つきが全然違う。
アホウドリは,1949年に絶滅宣言が出された鳥だが,山科鳥類研究所のホームページ情報によると,2021年2〜3月の時点で,鳥島(とりしま)での個体数が,概ね6,500羽を超えるまでに回復した,という。
とはいっても,主な繁殖地が,火山島である鳥島だけであり,絶滅が危惧されている状況に変わりない。
尖閣諸島でも繁殖しているようだが,調査できる状況にないので,繁殖状況は不明。
この写真にいるこの鳥は,そんな鳥。
なお,山科鳥類研究所やバードリサーチのネット上の記事を見ると,近年の研究により,尖閣のアホウドリは,別種であることがわかったらしい。
これまで,北半球のアホウドリは,コアホウドリ,クロアシアホウドリ,アホウドリの3種とされていたが,(仮)センカクアホウドリが加わると,4種となる。
ちなみに,(仮)センカクアホウドリは,くちばしが細くて長いようなので,今回出会ったアホウドリは,鳥島タイプのアホウドリで良いと思う。
これまでに私が出会ったアホウドリは,幼鳥が多かったが,今回の個体は,白っぽい部分が出てきており,もう少し成長した個体。
「海鳥ハンドブック」(文一総合出版/箕輪義隆著)に,この個体とそっくりな個体のイラストが掲載されており,「亜成鳥」と記載されていた。
亜成鳥とは,幼鳥ではないが,成鳥でもない,という成長段階の鳥のことらしい。
亜成鳥とは,幼鳥ではないが,成鳥でもない,という成長段階の鳥のことらしい。
翼上面にも,白い部分が出てきている。
今回の航路鳥見で出会ったアホウドリは,この1羽だけ。
アホウドリは,全体が白くなる成鳥の姿になるまで,8〜10年かかるらしい。
成鳥には,いまだ,出会ったことはない。
成鳥には,いまだ,出会ったことはない。
いつか出会いたいような,でも,出会いたくもない気持ち。
楽しみがなくなってしまうしなぁ。
夢は夢のままで,そのままでも良いかな。
楽しみがなくなってしまうしなぁ。
夢は夢のままで,そのままでも良いかな。
(2024/05/25 アホウドリ)
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