ツルシギが泳いだ。
最初,カモたちの群れに,ハヤブサが突っ込んで,一緒にいたツルシギも,右から左に,飛んで逃げた。
そして,ハヤブサが飛び去り,元の位置の右側に戻るとき,ツルシギも,カモたちに混ざって,しれっと,泳いで移動していた。
しかも,時折,くちばしを水に突っ込んで,餌を探しながら。
キアシシギが泳ぐところも,何度か見ているが,餌取りしながら泳ぐなど,ツルシギの方が,泳ぎ慣れている感じ。
次の写真では,後ろにセイタカシギが立っているが,立って歩けると思われるところに辿り着いても,なお,泳いでいた。
この水面下では,どのように足を動かして泳いでいるのだろう?
ツルシギは,足が長いから,泳ぐ機会は少ないんじゃないか,と思いきや,足が長いからこそ,水深が深い所まで行くことができ,泳がなければならない機会が多いかもしれない。
遠くだったので,観察はできなかったが,このように泳ぐシギは,趾(あしゆび)の間に,泳ぐための,小さな膜(まく)があると思う。
『水泳選手は指と指の間に水かきができる』,という都市伝説があって,こちらは眉ツバのようだが,シギの世界では,泳げるタイプは,水かきがあるのが普通。
(ここから,別の話し。)
ところで,上に張った写真のうち,水色の丸でツルシギを囲んでいるものがあるが,前後に,シマアジっぽいカモが映り込んでいた。
拡大してみよう。
左の個体。
左の個体。
右の個体。
今の時期のシマアジは,コガモの群れに紛れていて,淡い色の眉斑で気付くことが多い。
(2024/09/28 ツルシギ)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます