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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

泳ぐツルシギ

2024年10月08日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 ツルシギが泳いだ。

 
 最初,カモたちの群れに,ハヤブサが突っ込んで,一緒にいたツルシギも,右から左に,飛んで逃げた。
 
 
 
 そして,ハヤブサが飛び去り,元の位置の右側に戻るとき,ツルシギも,カモたちに混ざって,しれっと,泳いで移動していた。
 
 
 しかも,時折,くちばしを水に突っ込んで,餌を探しながら。
 
 
 
 キアシシギが泳ぐところも,何度か見ているが,餌取りしながら泳ぐなど,ツルシギの方が,泳ぎ慣れている感じ。
 
 
 次の写真では,後ろにセイタカシギが立っているが,立って歩けると思われるところに辿り着いても,なお,泳いでいた。
 
 
 この水面下では,どのように足を動かして泳いでいるのだろう? 
 
 ツルシギは,足が長いから,泳ぐ機会は少ないんじゃないか,と思いきや,足が長いからこそ,水深が深い所まで行くことができ,泳がなければならない機会が多いかもしれない。
 
 
 遠くだったので,観察はできなかったが,このように泳ぐシギは,趾(あしゆび)の間に,泳ぐための,小さな膜(まく)があると思う。
 
 『水泳選手は指と指の間に水かきができる』,という都市伝説があって,こちらは眉ツバのようだが,シギの世界では,泳げるタイプは,水かきがあるのが普通。
 
 (ここから,別の話し。)
 
 ところで,上に張った写真のうち,水色の丸でツルシギを囲んでいるものがあるが,前後に,シマアジっぽいカモが映り込んでいた。

 
 拡大してみよう。

 左の個体。
 


 右の個体。
 
 
 今の時期のシマアジは,コガモの群れに紛れていて,淡い色の眉斑で気付くことが多い。
 
(2024/09/28  ツルシギ)


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