小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その171  軽量鳥撮りシステム

2021-01-17 15:45:23 | 写真日記
自然教育園日記 その171  軽量鳥撮りシステム

最近はもっぱら、Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FLの組み合わせで鳥撮りです。
miniBorg 55FLはフローライトレンズ、F4.5 , 250mmで、この組あわせで、総重量1.2Kgに納まります。Fujifilm X-T3のプレ撮影システム(30コマ/秒)にすると、画像がクロップされて、実質1.8倍の焦点距離となり、450mmになります。鳥撮りにはちょっと短いので、テレコ1.4x で600mmを越えます。こちらもトライしようと思っていますが、なにしろ軽いので、このスタイルを続けています。ヘリコイド部分もはずして、銅鏡スライドによるMFオンリーで徹底的に軽くしています。


Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FL



20~30m先のカワセミ。これをトリミング拡大すると以下の絵になります。焦点がちゃんとあえば、まずまずの絵になります。





ここからFujifilm X-T3のプレ撮影が活躍します。この状態で半押しして待ち、飛び出しと同時にシャッターを切って撮った実際の連続画面です。シャッタースピードは1/1000, F4.5一定ですから、ISOをオートで明るさは自動調節しています。連写速度は30コマ/秒。





















ここで、鳥はファインダーから消えます。ここまで11コマ。つまり0.37秒ということ。この後は水に飛びこんだ鳥を追います。16コマすなわち0.53秒後は以下の絵です。残念ながら焦点は固定でオートフォーカスしませんから、ボケ写真で使えません。













シャッターを押している限り連写しますが、まずフォーカスは合っていませんから1秒くらいでシャッターをはなしています。
通常の1眼レフで、この飛び出しはどこから撮れているのでしょうか? この後半に関しても、後追いでAFできれいに撮れるのでしょうか? 

以下、また別のケースです。




この場合はここからなかなか枝から飛び出さずに23コマ後にやっと以下の状態になります。














ここで鳥はファインダーから消えます。ここまで飛ぶそぶりを見せてから30コマ、すなわち1秒かかっています。
きっとこういう場合は、プレ撮影システムが無い一眼レフでも、良いAF追尾システムと高速連写があれば、もっときれいな絵が撮れるのでしょう。
ようするに、ケースバイケースで、プレ撮影でも一眼レフでも使える絵を得るには数打つ必要があるということでしょう。








Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FLシステムは本気で鳥撮りする方に推薦する気はありませんが、他の目的で撮影中や旅行中に、鳥のいい場面に出会ったとき、620gのminiBorg 55FLを持ってゆけば多少は残念な気持ちを回避できるかもしれません。

55FLを手持ちのちっちゃなcoBORGに付けるアダプター(M57→M42ラッパ【4257】)が発売されていることに気が付きました。このシステムを大幅に軽くできるかもしれません。1.4テレコも含めトライしましょう。



もうユキワリイチゲが咲き始めました。春の花の撮影準備に入らなければなりません。大型陶器の作成とLifeSeq㈱の仕事が重なって忙しいこった。



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