《あらすじ》
ケベク将軍と一騎打ちに挑むユシン。
素晴らしい武人である将軍と、死闘を繰り広げる。
その頃ピダムは、トンマンに盟約書を持参していた。
トンマンの死後は、朝廷のすべての政務と権力から手を引き、
俗世を離れるという、盟約書だ。
これでトンマンも安心できるだろう。
「ピダム……」
「誓いを立てるまでもなく、私にとっては簡単なことです。
陛下がいない世なら、神国などどうでもいい。
権力も朝廷も、なんの意味もありません」
トンマンは、せつなそうなピダムをじっと見つめた。
「私はこの誓約を命をかけて守ります。陛下のために。
陛下と、陛下の神国のために」
「ピダム」
互いに相手を生きては帰さぬ、と死力を尽くすユシンとケベクだが、
百済軍は退却を余儀なくされる。
ユシンも、本陣を守るために深追いはできなかった。
ユシン軍の活躍のおかげで、戦況は一息つける状況となった。
後は大耶城の奪還だ。
凱旋したユシンとウォルヤ。
ユシンには蟻谷の地が与えられ、ウォルヤには兵部の地位が与えられた。
三韓統一の基礎は民生の充実と考え、農地開墾を奨励してきたトンマンだが、
その政策の未熟さを認め、臣下に詫びた。
今後は兵力増強に努め、三韓統一を果たすべく、邁進するという。
そのために、ピダムの指揮下にあった私兵を兵部に帰属させ、特別軍を編成する。
しかしこの決定には、貴族たちが反発。
私兵を持つことができなくなっては、自らの勢力基板がなくなってしまう。
次々にあがる不満の声を、ピダムが一喝した。
「ソラボルは!今が危険な状態なのです」
上大等として、王に従うピダム。
トンマンはそこで、もうひとつ言葉をついだ。
「最後に、もうひとつ、皆さんに報告することがあります。
私は婚姻を結びます」
トンマンの発言に、しんとする一同。
「お相手はどなたですか」
当然の問いに複雑な表情のユシン、驚いたままのチュンチュ。
「ピダム公です」
この発表に、驚きをかくせない人々。
ヨンチュンとソヒョンは、ピダムの勢力が拡大することを恐れ、
チュンチュは裏にあるトンマンの考え自体が恐ろしいと不安になる。
ミシル派も、自分たちにとっての損得がはかれない。
夜、トンマンが庭で水面を眺めていると、ユシンがやってきた。
「お祝いを申し上げます、陛下」
「寂しくはないですか」
トンマンの問いに、優しげな表情のユシン。
「寂しいです」
「ピダムに勢力が集中しないか不安ではないですか」
「不安でもあります」
それを聞きながらトンマンも、穏やかな顔をしている。
「それなのに祝いの言葉を?」
「どこかに、陛下の安らげる場所が必要です。
私にはできないことです。
陛下は復耶会に乗り込み、私を救ってくださったのに、
私は陛下の安らぎになることができなかった。
申し訳ありません、陛下。申し訳ありません」
帰る途中、ユシンは、ピダムと行き会う。
ピダムはちょっと考えるようにして言葉を選んだ。
「お前は、私より陛下に信頼されている」
「陛下を慰めてさしあげられるのは、お前だけだ。
陛下を頼む。
お前の恋心で、陛下を苦しませるな。わかったな」
ふたりの表情は柔らかく、ユシンは笑顔で「おめでとう」と言った。
ピダムも、その言葉に笑顔で応えた。
ピダムは、三韓地勢を手にして思う。
(師匠、結局すべては元の場所に戻っていくようです。
私の夢、私の一生の夢はあきらめようと思います。
歴史に名を残す夢よりも大切な物をみつけました)
決心したように三韓地勢を持って屋敷を出るピダム。
その姿を、ヨムジョンの部下が見張っていた。
トンマンは、ピダムの盟約書をチュンチュに見せた。
「信じられぬか?」
「いえ、この誓いは本心でしょう。
陛下が人の真心を見ぬけぬはずがありません。
しかし、人の心は変わります」
そしてピダムは自分の勢力を持っている。
トンマンもわかっているはずだ。勢力は、自分の意志だけでは動かせない。
婚姻によってピダムの勢力は拡大し、勢力の意志はいずれ抑えられなくなる。
もちろんトンマンもわかっている。
ユシンと復耶会がそうだった。
だから……トンマンは勅書を書いてチュンチュに託す。
「もし、ピダムが盟約を守らぬ場合は、ピダムを殺しなさい」
「陛下……」
トンマン自身の気持ちが揺らぐかもしれない。
だから、勅書は今、チュンチュに渡しておく。
「そうまでしても、ピダムを側に置きたい。
私の気持ちをわかってくれ」
ピダムは、三韓地勢をユシンに手渡した。
「貴重な資料だな。国仙はこんなものまで準備なさっていたのか」
「師匠は三韓統一の準備を自分の一生の仕事だと考えていた」
「しかし、なぜ、私にこれを?」
その問いに、ピダムはうまく答えられない。
「俺に協力してもらうための賄賂だよ」
「お前の真意はわからないが、ありがたくいただくよ」
(お前は歴史の前で駒となれるが、俺は違う。
だから師匠は、その本の真の主はお前だといったのだ)
「感謝する」
ユシンの生真面目な顔に、ピダムはふっとほほえんだ。
三韓地勢を持ち出したピダムを探して居室に入ってきたヨムジョンは、
家捜しをして例の盟約書を見つけてしまう。
これは、ピダムの裏切り行為だ。
ミセン公をはじめとする貴族らを呼び出し、事態を報告したヨムジョン。
これでは今までなんのために協力してきたのかわからない。
ピダムが陛下の計略にはめられたのに違いない!
口々に怒りを訴える貴族たち。
しかしそのままピダムに不満を訴えても、どうなるものではない。
ここはひとつ、計略を用いて、ピダムを我々と同じ船に乗せてしまうしかないのだ。
チュンチュは不安を隠せない。
トンマンの策が、私兵廃止だけが目的なら問題はなかった。
しかし、ふたりは互いの心を求めている。
人として当たり前の行為でも、王としてはどうか?
王として、それができるのか?
トンマンが王である限り、まわりはそれを許さないだろう。
トンマンが自室で本を読んでいると、ピダムが入ってきた。
髪をおろし、寝間着姿でそれでも本に向かっているトンマン。
「やはりお休みではなかった」
「まだ読んでいないものがあって」
ピダムはトンマンの手を取り、寝床に行かせた。
「陛下、お休みにならなくては」
トンマンも素直にピダムに従い、横になった。
「お休みください」
「実はあまり眠れないのだ。
もしやこの言葉遣いは気に障るか?敬語を使おうか?」
トンマンは気になって、起き上がってしまう。
ピダムは優しくほほえむ。
「いいえ、なぜ眠れないのです?」
「わからない。横になると胸が苦しくなるのだ」
「胸が?」
「やり残したことがあるような気がして。
間違いを犯したような気持ちにもなる。
涙が出て、動悸がするのだ」
「横になってください」
ピダムは、トンマンを寝かせて、布団をかけてやった。
胸のあたりに手を置いて落ち着かせる。
「今も苦しいですか?」
「いや」
「陛下が眠るまで、こうしています」
子どもの頃も、こうして寝る前は胸がドキドキした。
不安だからではなくて、明日はどんな人に会えるのか、
商人はどんな面白いものを運んでくるのか、
昨日来たおじさんに異国の話を聞こう、そう思って……。
ピダムは子どもを寝かしつけるようにとんとんと布団を叩いてやった。
トンマンは安心したように、眠りについた。
唐からの使者が、ソラボルにやってくる。
トンマンは、百済との戦闘のために出兵を頼むつもりだ。
しかし、使節団として唐の使者を出迎えたミセンが、なにやら策を講じていた。
唐からの使者を利用して、何をしようというのか?
使者は、トンマンの前に進み出て、皇帝からの贈り物を差し出した。
しかし穏やかな会見は、使者の発言で一変。
新羅が侵攻を受けたのは、女性が王であるため、
周辺国に侮られているからだと言うのだ。
唐の皇帝陛下は、自分の親族と婚姻を結んではどうかと提案しているという。
そうすれば、唐の武力で新羅も守ってやろうと。
「ご意向を伺いたく存じます」
あまりに無礼な物言いに、トンマンは立ち上がった。
「侍衛府令アルチョン」
「お呼びでございますか」
「この者たちを朝元殿に監禁せよ。
チュンチュは至急唐へ礼部大舎を送り、今の発言が皇帝の意志か使者の所見か確かめよ」
もしこれが皇帝の言葉だというなら、新羅は唐との国交を断絶する。
使者の所見だというなら、大逆の罪で処刑する。
トンマンの断固たる態度に、観念したように目をつむるミセン。
トンマンは唐の使者たちを監禁し、本当の目的を探ろうとしていた。
これも、唐からの派兵を引き出すための交渉の第一歩。
相手の土俵に立っていては、有利にことは運べない。
そして疑問を解消しなくてはならない。
臣下たちの前で、わざわざ国王を侮辱した。
神国から何を得ようとしているのか?
ミセンは知っていた。
すべては、トンマンの言うとおりなのだ。
実は、唐の使者は高句麗との戦に備えて出兵を要請しに来たのだ。
唐の皇帝の話も、本当だ。
トンマンはすべてを見抜いていたのだ。
トンマンはアルチョンに命じ、あえて賄賂を受け取り、
使臣たちの目的を探らせた。
監禁されている彼らには、ヨムジョンとて容易に近づけない。
使臣らは仕方なく、密約を記した扇を上大等に渡すよう、見張りに頼んだ。
ヨムジョンもしびれをきらし、すべてをピダムに打ち明けようと決めた。
トンマンらは扇を手にし、その意味を考える。
賄賂だろうか?
それにしては、安価な品だといぶかるチュンチュ。
「もしや?」
その頃ヨムジョンは、ピダムにすべてを打ち明けていた。
「お前は気でも違ったのか!こんな無茶な手を!」
「あなたさまこそ、陛下と密約を、交わしましたね?」
王の死後、基盤を失いたくない貴族たちは、ピダムの名で密約を交わしたのだ。
チュンチュは、扇に隠された秘密文書を解読していた。
使臣が新羅の女性支配について侮辱すれば、
唐と高句麗の戦時に、新羅は3万の兵を送る。
問題は、それがピダムの名で交わされた密約だということ。
チュンチュ、ユシン、アルチョン、トンマンは、その事実に衝撃を受ける。
ミシル派は、これを機にトンマンを退位させるつもりだ。
もともとピダムは、王になるつもりだったではないか。
「もう後戻りはできませんよ、ピダム公」
ヨムジョンの言葉に、奥歯を噛みしめるピダム。
「ピダム……ピダムが……」
声を震わせるトンマン。
(つづく)
ピ、ピダムと婚姻?
うわーーーーーーーーー!びっくりした!
とにかくびっくりしたよ!
ピダムが盟約書を持って行ったじゃん。
トンマンが何考えてるのか実はよくわかんなかったんだよね。
喜んでるのか、企んでるのか、よくわかんないんだもん、表情が。
ま、どっちもアリだったんだろうけど……。
ソルォン公が、「勝って帰ったらピダムと婚姻してね」と頼んだとき、
自分が死んだあと、ピダムが神国のために生きるとは思えない、と心配したトンマン。
その通りのことを、ピダムが自分の口ではっきり言っちゃったから、
私は「ああ!まずいのでわ!」と不安になりました。
やっぱりピダムはそういう男、トンマン恋しさだけで生きている男なんだ、と
わかって、トンマンがピダムを信頼しなくなるのでは……?と思ったの。
浅はかだったなー!
逆にトンマンは、それで安心したわけだ。
私さえ手に入ればそれでいい、というピダムに、私を与えよう、と。
そうすれば、死ぬまでは誠心誠意、自分のために、ひいては神国のために尽くしてくれるだろう、と。
もちろん自分も、ピダムから安らぎを得ることができる。
ユシンからは受け取ることのできない安らぎを……。
ただ、人の心は変わる。
だから、自分の死後、もしピダムが盟約を守らぬ時は殺せ、と勅書を書いた。
人の心は変わる。
だから、自分の心も信じられぬから、勅書はチュンチュに渡しておく……。
この保険を持ってして、チュンチュはふたりの婚姻を許容し、
トンマン自身も王としての立場と、女性としての望みを両立させたつもり。
だったわけなのだが……。
ヨムジョンさんが、三韓地勢の恨みを忘れていませんでした……。
結局、最後にムンノが望んだように、ユシンの手にわたることになったね。
ピダムはけっこう本気で歴史に名を残すことを夢見ていたみたいだったね。
ムンノとの大事な思い出だもんね。簡単にあきらめられないか。
ミシルの言うとおり、ソルォン公に支えてもらって王になろうとしたのも、
トンマンを手に入れたい、という夢と、王として名を残したいという
気持ちの両方があったのかもねぇ。
でも今は、そういうのはいいから、トンマンに尽くしたいんだって思ってるから、
三韓地勢はいらないの。
それに自分はトンマンと婚姻できるんだもーん!
ユシンもトンマンのこと、死ぬほど好きなのに、ごめんね、って感じ?
こないだ牢屋に入れられても、神国のため、トンマンのために尽くしたユシンをリスペクトしてる感じ?
恋敵に愛する女性を取られたというのに、大人の余裕を見せて、
トンマンを慰められるのはお前だけだって言ったユシンをさすがに最高の男だって認めた感じ?
いろいろあるだろうねぇ。
「陛下は、ユシンもピダムも手中におさめるおつもりだ」とソヒョン公が言ってましたね。
そう、それは私も感じていましたが、まさか婚姻しちゃうとは~。
とにかくびっくりです。
特に!「ピダム公です」と発表され、
みるみるうちに顔が真っ赤になったピダムに驚きました。
上大等がこんなぼんやりしてていいのか。顔赤いですよ?
ユシンは複雑。
ナムギルさん、色黒なんで、私の目の錯覚かもしれませんが、
ピダムと婚姻するって言われて、かぁぁぁぁぁって音がして顔が赤くなるのが見えた気がしましたよ。
少女マンガか!
ピダムと陛下は互いの心を求め合ってるって?
おいおい、いい年した大人が純愛ごっこやってんじゃねえや!って気もしますが、
ピダムは永遠の子どもなんで仕方ないです。
今回は婚姻、という安定を与えられたので、安心してお父さんみたいになってますね。
トンマンが寝るまでぽんぽんしてあげるなんて、奪う愛から捧げる愛への大きな変化ですね。
今までは自分ばっか、泣いて慰められてたのに。
ああああああああああ、でも身もだえしちゃうなぁ~。
ユシンは本当にいい男だなぁ~。
ソルォン公を超えたな、男としては十分に。
トンマンには、自分は慰めを与えてやれない。
それをしっかりわかっていて、ピダムに託す。
卑屈な影はみじんもなく、悔しさなんてかけらもない、あの笑顔。
ユシンの大きくて美しいまごころを表していると思います。
うううう、ピダムには悪いけど、トンマンとユシンは幸せにしてやりたかったなぁ。
でも超越してるか、そんなものは。
うつろいやすい男女の愛などしれたもの、
もっと堅固な太い絆を結んだふたりだったわね。
トンマンには、優しい顔。寂しいのに……。
このままピダムとトンマンが幸せになれたらよかったのにね……。
そんなわけにはいかなくて、ミセンとヨムジョンさんが、悪いことを考えてたのでした。
でもしょうがないよね、この人たちにピダムの純愛を応援する筋合いなんかないもん。
今まで何のために、財力から人力から捧げ尽くして、
ピダムの勢力としてがんばってきたのかっつー話だよ。
そういうのはダメだ、っていうソルォン公もいないし、暴走。
暴走、かと思いきや、トンマンは一枚も二枚も上手(うわて)だった。
ミシルの知らないところで悪さして、怒られてた頃のミセンを思い出すね。
この弟、姉に殺されるところをからくもごまかして
結局姉さんよりずいぶん長生きしちゃってるね。
悪巧みはあまり上達しないままだったみたいだね。
唐の使者の振る舞いがおかしい、と察知して、さっさとみんなを監禁しちゃった。
やっぱトンマンすげー!って感激したよ。
そうでなくちゃね!
いつまでも恋だの愛だの、ぬるいBGMで観てられるっかってんだ!
ヒューヒュー!
とか言ってたら、まさかのピダムの密書。
解読方法をチュンチュが知ってた、というのもすごいが、
誰が書いたやもわからんあんな文書で驚愕するトンマンもすごい。
君、全然ピダムを信じてないじゃないか!
まあね~、この時代、名前のサインは重要なものだったかもしれないけどね~。
今の日本だって、くだらない書類にもハンコ押させられてバカみたいだけどね~。
拇印の方が本人証明できていいんじゃないかと思うけどね~。
でもあんな羽根に書いてあってふわーとしたサインになんの意味が?
偽造とか簡単っしょ?
まさか、そのまま鵜呑みしにしてピダムを疑うほど単純じゃないよね?トンマン?
ユシンにあんだけさびしい思いをさせて決意した婚姻なんだから、
あっさり揺らいだら怒るぞ!
百済の方だって、まだまだ油断できないでしょ。
女王としてばりばりやるために安らぐ場所が欲しいのはよくわかるが、
トンマンには、がんばってほしい。
無害なアルチョンだったら、いくらでもトンマンを甘やかしてくれるんだけどねぇ。
ときめきが欲しい欲張りさんだから、優しいアルチョンでは不足なのよね……。
トンマンもねー、トンマンらしいっちゃらしいんだけど、
けっこう慌てたり、不安そうな顔したり、ミシルには及ばない部分があるよな。
ミシルは何考えてるかわかんないところがミステリアスだったけど、
トンマンの場合はミステリアスじゃなくて、共感しにくい感じになってしまって残念。
脇役はいくらミステリアスでもいいけど、
主人公には、ぐいっと共感して寄り添いたいタイプだから。私は。
これから三韓統一ぐいぐい行くぜ!
ユシンは駒に、ピダムは慰めに、私を支えなさい!的なトンマンを観たいのですが、大丈夫でしょうか?
ミシルとソルォン公はあの世で仲良くやってそうですが、
そんなことしていないで化けて出てくれればいいと思います。
寝ると苦しいとか、動悸がするとか、更年期っぽいこと言い出してるトンマンに
喝を入れてやってほしいです。
迷いすぎなんだよなー、この後に及んで。
個人的には、やはり王となり、ミシルを超えた!と思わせる風格が欲しい。
臣下の前では、揺らがず動じない、威厳ある王であってほしい。
そうであればこそ、ピダムやユシンの前でのトンマンの素顔みたいなのが光るわけさ。
いつもまだ迷ってます、みたいな顔が多すぎるぞ!トンマン!
彼女に恋する男たちに、「守ってさし上げたい」と思わせておいて、
兵法でも政治力でも外交能力でも、人間力でも、一枚上手をゆくかっこよさを見せてほしい。
「か、かなわねぇ~」と彼らにまた恋をさせてやってほしい。
そんなかっこいいトンマンが観たいんだけどなー。
前回、ミシルの霊廟で抱き合ったふたりには、
その後の展開があって欲しいような、そうでないような。
なんとなくピダムには、「好きすぎて無理!」みたいな純情さがあるので、
ああして抱きしめてあげるのが精一杯な気もします。
いや、お布団ぽんぽんは、余裕の発露なのか?
何もないのと、何かあったのとでは、
裏切られたときの傷の深さはまた違ってくるでしょうね……。
どうなのかなー。
ケベク将軍と一騎打ちに挑むユシン。
素晴らしい武人である将軍と、死闘を繰り広げる。
その頃ピダムは、トンマンに盟約書を持参していた。
トンマンの死後は、朝廷のすべての政務と権力から手を引き、
俗世を離れるという、盟約書だ。
これでトンマンも安心できるだろう。
「ピダム……」
「誓いを立てるまでもなく、私にとっては簡単なことです。
陛下がいない世なら、神国などどうでもいい。
権力も朝廷も、なんの意味もありません」
トンマンは、せつなそうなピダムをじっと見つめた。
「私はこの誓約を命をかけて守ります。陛下のために。
陛下と、陛下の神国のために」
「ピダム」
互いに相手を生きては帰さぬ、と死力を尽くすユシンとケベクだが、
百済軍は退却を余儀なくされる。
ユシンも、本陣を守るために深追いはできなかった。
ユシン軍の活躍のおかげで、戦況は一息つける状況となった。
後は大耶城の奪還だ。
凱旋したユシンとウォルヤ。
ユシンには蟻谷の地が与えられ、ウォルヤには兵部の地位が与えられた。
三韓統一の基礎は民生の充実と考え、農地開墾を奨励してきたトンマンだが、
その政策の未熟さを認め、臣下に詫びた。
今後は兵力増強に努め、三韓統一を果たすべく、邁進するという。
そのために、ピダムの指揮下にあった私兵を兵部に帰属させ、特別軍を編成する。
しかしこの決定には、貴族たちが反発。
私兵を持つことができなくなっては、自らの勢力基板がなくなってしまう。
次々にあがる不満の声を、ピダムが一喝した。
「ソラボルは!今が危険な状態なのです」
上大等として、王に従うピダム。
トンマンはそこで、もうひとつ言葉をついだ。
「最後に、もうひとつ、皆さんに報告することがあります。
私は婚姻を結びます」
トンマンの発言に、しんとする一同。
「お相手はどなたですか」
当然の問いに複雑な表情のユシン、驚いたままのチュンチュ。
「ピダム公です」
この発表に、驚きをかくせない人々。
ヨンチュンとソヒョンは、ピダムの勢力が拡大することを恐れ、
チュンチュは裏にあるトンマンの考え自体が恐ろしいと不安になる。
ミシル派も、自分たちにとっての損得がはかれない。
夜、トンマンが庭で水面を眺めていると、ユシンがやってきた。
「お祝いを申し上げます、陛下」
「寂しくはないですか」
トンマンの問いに、優しげな表情のユシン。
「寂しいです」
「ピダムに勢力が集中しないか不安ではないですか」
「不安でもあります」
それを聞きながらトンマンも、穏やかな顔をしている。
「それなのに祝いの言葉を?」
「どこかに、陛下の安らげる場所が必要です。
私にはできないことです。
陛下は復耶会に乗り込み、私を救ってくださったのに、
私は陛下の安らぎになることができなかった。
申し訳ありません、陛下。申し訳ありません」
帰る途中、ユシンは、ピダムと行き会う。
ピダムはちょっと考えるようにして言葉を選んだ。
「お前は、私より陛下に信頼されている」
「陛下を慰めてさしあげられるのは、お前だけだ。
陛下を頼む。
お前の恋心で、陛下を苦しませるな。わかったな」
ふたりの表情は柔らかく、ユシンは笑顔で「おめでとう」と言った。
ピダムも、その言葉に笑顔で応えた。
ピダムは、三韓地勢を手にして思う。
(師匠、結局すべては元の場所に戻っていくようです。
私の夢、私の一生の夢はあきらめようと思います。
歴史に名を残す夢よりも大切な物をみつけました)
決心したように三韓地勢を持って屋敷を出るピダム。
その姿を、ヨムジョンの部下が見張っていた。
トンマンは、ピダムの盟約書をチュンチュに見せた。
「信じられぬか?」
「いえ、この誓いは本心でしょう。
陛下が人の真心を見ぬけぬはずがありません。
しかし、人の心は変わります」
そしてピダムは自分の勢力を持っている。
トンマンもわかっているはずだ。勢力は、自分の意志だけでは動かせない。
婚姻によってピダムの勢力は拡大し、勢力の意志はいずれ抑えられなくなる。
もちろんトンマンもわかっている。
ユシンと復耶会がそうだった。
だから……トンマンは勅書を書いてチュンチュに託す。
「もし、ピダムが盟約を守らぬ場合は、ピダムを殺しなさい」
「陛下……」
トンマン自身の気持ちが揺らぐかもしれない。
だから、勅書は今、チュンチュに渡しておく。
「そうまでしても、ピダムを側に置きたい。
私の気持ちをわかってくれ」
ピダムは、三韓地勢をユシンに手渡した。
「貴重な資料だな。国仙はこんなものまで準備なさっていたのか」
「師匠は三韓統一の準備を自分の一生の仕事だと考えていた」
「しかし、なぜ、私にこれを?」
その問いに、ピダムはうまく答えられない。
「俺に協力してもらうための賄賂だよ」
「お前の真意はわからないが、ありがたくいただくよ」
(お前は歴史の前で駒となれるが、俺は違う。
だから師匠は、その本の真の主はお前だといったのだ)
「感謝する」
ユシンの生真面目な顔に、ピダムはふっとほほえんだ。
三韓地勢を持ち出したピダムを探して居室に入ってきたヨムジョンは、
家捜しをして例の盟約書を見つけてしまう。
これは、ピダムの裏切り行為だ。
ミセン公をはじめとする貴族らを呼び出し、事態を報告したヨムジョン。
これでは今までなんのために協力してきたのかわからない。
ピダムが陛下の計略にはめられたのに違いない!
口々に怒りを訴える貴族たち。
しかしそのままピダムに不満を訴えても、どうなるものではない。
ここはひとつ、計略を用いて、ピダムを我々と同じ船に乗せてしまうしかないのだ。
チュンチュは不安を隠せない。
トンマンの策が、私兵廃止だけが目的なら問題はなかった。
しかし、ふたりは互いの心を求めている。
人として当たり前の行為でも、王としてはどうか?
王として、それができるのか?
トンマンが王である限り、まわりはそれを許さないだろう。
トンマンが自室で本を読んでいると、ピダムが入ってきた。
髪をおろし、寝間着姿でそれでも本に向かっているトンマン。
「やはりお休みではなかった」
「まだ読んでいないものがあって」
ピダムはトンマンの手を取り、寝床に行かせた。
「陛下、お休みにならなくては」
トンマンも素直にピダムに従い、横になった。
「お休みください」
「実はあまり眠れないのだ。
もしやこの言葉遣いは気に障るか?敬語を使おうか?」
トンマンは気になって、起き上がってしまう。
ピダムは優しくほほえむ。
「いいえ、なぜ眠れないのです?」
「わからない。横になると胸が苦しくなるのだ」
「胸が?」
「やり残したことがあるような気がして。
間違いを犯したような気持ちにもなる。
涙が出て、動悸がするのだ」
「横になってください」
ピダムは、トンマンを寝かせて、布団をかけてやった。
胸のあたりに手を置いて落ち着かせる。
「今も苦しいですか?」
「いや」
「陛下が眠るまで、こうしています」
子どもの頃も、こうして寝る前は胸がドキドキした。
不安だからではなくて、明日はどんな人に会えるのか、
商人はどんな面白いものを運んでくるのか、
昨日来たおじさんに異国の話を聞こう、そう思って……。
ピダムは子どもを寝かしつけるようにとんとんと布団を叩いてやった。
トンマンは安心したように、眠りについた。
唐からの使者が、ソラボルにやってくる。
トンマンは、百済との戦闘のために出兵を頼むつもりだ。
しかし、使節団として唐の使者を出迎えたミセンが、なにやら策を講じていた。
唐からの使者を利用して、何をしようというのか?
使者は、トンマンの前に進み出て、皇帝からの贈り物を差し出した。
しかし穏やかな会見は、使者の発言で一変。
新羅が侵攻を受けたのは、女性が王であるため、
周辺国に侮られているからだと言うのだ。
唐の皇帝陛下は、自分の親族と婚姻を結んではどうかと提案しているという。
そうすれば、唐の武力で新羅も守ってやろうと。
「ご意向を伺いたく存じます」
あまりに無礼な物言いに、トンマンは立ち上がった。
「侍衛府令アルチョン」
「お呼びでございますか」
「この者たちを朝元殿に監禁せよ。
チュンチュは至急唐へ礼部大舎を送り、今の発言が皇帝の意志か使者の所見か確かめよ」
もしこれが皇帝の言葉だというなら、新羅は唐との国交を断絶する。
使者の所見だというなら、大逆の罪で処刑する。
トンマンの断固たる態度に、観念したように目をつむるミセン。
トンマンは唐の使者たちを監禁し、本当の目的を探ろうとしていた。
これも、唐からの派兵を引き出すための交渉の第一歩。
相手の土俵に立っていては、有利にことは運べない。
そして疑問を解消しなくてはならない。
臣下たちの前で、わざわざ国王を侮辱した。
神国から何を得ようとしているのか?
ミセンは知っていた。
すべては、トンマンの言うとおりなのだ。
実は、唐の使者は高句麗との戦に備えて出兵を要請しに来たのだ。
唐の皇帝の話も、本当だ。
トンマンはすべてを見抜いていたのだ。
トンマンはアルチョンに命じ、あえて賄賂を受け取り、
使臣たちの目的を探らせた。
監禁されている彼らには、ヨムジョンとて容易に近づけない。
使臣らは仕方なく、密約を記した扇を上大等に渡すよう、見張りに頼んだ。
ヨムジョンもしびれをきらし、すべてをピダムに打ち明けようと決めた。
トンマンらは扇を手にし、その意味を考える。
賄賂だろうか?
それにしては、安価な品だといぶかるチュンチュ。
「もしや?」
その頃ヨムジョンは、ピダムにすべてを打ち明けていた。
「お前は気でも違ったのか!こんな無茶な手を!」
「あなたさまこそ、陛下と密約を、交わしましたね?」
王の死後、基盤を失いたくない貴族たちは、ピダムの名で密約を交わしたのだ。
チュンチュは、扇に隠された秘密文書を解読していた。
使臣が新羅の女性支配について侮辱すれば、
唐と高句麗の戦時に、新羅は3万の兵を送る。
問題は、それがピダムの名で交わされた密約だということ。
チュンチュ、ユシン、アルチョン、トンマンは、その事実に衝撃を受ける。
ミシル派は、これを機にトンマンを退位させるつもりだ。
もともとピダムは、王になるつもりだったではないか。
「もう後戻りはできませんよ、ピダム公」
ヨムジョンの言葉に、奥歯を噛みしめるピダム。
「ピダム……ピダムが……」
声を震わせるトンマン。
(つづく)
ピ、ピダムと婚姻?
うわーーーーーーーーー!びっくりした!
とにかくびっくりしたよ!
ピダムが盟約書を持って行ったじゃん。
トンマンが何考えてるのか実はよくわかんなかったんだよね。
喜んでるのか、企んでるのか、よくわかんないんだもん、表情が。
ま、どっちもアリだったんだろうけど……。
ソルォン公が、「勝って帰ったらピダムと婚姻してね」と頼んだとき、
自分が死んだあと、ピダムが神国のために生きるとは思えない、と心配したトンマン。
その通りのことを、ピダムが自分の口ではっきり言っちゃったから、
私は「ああ!まずいのでわ!」と不安になりました。
やっぱりピダムはそういう男、トンマン恋しさだけで生きている男なんだ、と
わかって、トンマンがピダムを信頼しなくなるのでは……?と思ったの。
浅はかだったなー!
逆にトンマンは、それで安心したわけだ。
私さえ手に入ればそれでいい、というピダムに、私を与えよう、と。
そうすれば、死ぬまでは誠心誠意、自分のために、ひいては神国のために尽くしてくれるだろう、と。
もちろん自分も、ピダムから安らぎを得ることができる。
ユシンからは受け取ることのできない安らぎを……。
ただ、人の心は変わる。
だから、自分の死後、もしピダムが盟約を守らぬ時は殺せ、と勅書を書いた。
人の心は変わる。
だから、自分の心も信じられぬから、勅書はチュンチュに渡しておく……。
この保険を持ってして、チュンチュはふたりの婚姻を許容し、
トンマン自身も王としての立場と、女性としての望みを両立させたつもり。
だったわけなのだが……。
ヨムジョンさんが、三韓地勢の恨みを忘れていませんでした……。
結局、最後にムンノが望んだように、ユシンの手にわたることになったね。
ピダムはけっこう本気で歴史に名を残すことを夢見ていたみたいだったね。
ムンノとの大事な思い出だもんね。簡単にあきらめられないか。
ミシルの言うとおり、ソルォン公に支えてもらって王になろうとしたのも、
トンマンを手に入れたい、という夢と、王として名を残したいという
気持ちの両方があったのかもねぇ。
でも今は、そういうのはいいから、トンマンに尽くしたいんだって思ってるから、
三韓地勢はいらないの。
それに自分はトンマンと婚姻できるんだもーん!
ユシンもトンマンのこと、死ぬほど好きなのに、ごめんね、って感じ?
こないだ牢屋に入れられても、神国のため、トンマンのために尽くしたユシンをリスペクトしてる感じ?
恋敵に愛する女性を取られたというのに、大人の余裕を見せて、
トンマンを慰められるのはお前だけだって言ったユシンをさすがに最高の男だって認めた感じ?
いろいろあるだろうねぇ。
「陛下は、ユシンもピダムも手中におさめるおつもりだ」とソヒョン公が言ってましたね。
そう、それは私も感じていましたが、まさか婚姻しちゃうとは~。
とにかくびっくりです。
特に!「ピダム公です」と発表され、
みるみるうちに顔が真っ赤になったピダムに驚きました。
上大等がこんなぼんやりしてていいのか。顔赤いですよ?
ユシンは複雑。
ナムギルさん、色黒なんで、私の目の錯覚かもしれませんが、
ピダムと婚姻するって言われて、かぁぁぁぁぁって音がして顔が赤くなるのが見えた気がしましたよ。
少女マンガか!
ピダムと陛下は互いの心を求め合ってるって?
おいおい、いい年した大人が純愛ごっこやってんじゃねえや!って気もしますが、
ピダムは永遠の子どもなんで仕方ないです。
今回は婚姻、という安定を与えられたので、安心してお父さんみたいになってますね。
トンマンが寝るまでぽんぽんしてあげるなんて、奪う愛から捧げる愛への大きな変化ですね。
今までは自分ばっか、泣いて慰められてたのに。
ああああああああああ、でも身もだえしちゃうなぁ~。
ユシンは本当にいい男だなぁ~。
ソルォン公を超えたな、男としては十分に。
トンマンには、自分は慰めを与えてやれない。
それをしっかりわかっていて、ピダムに託す。
卑屈な影はみじんもなく、悔しさなんてかけらもない、あの笑顔。
ユシンの大きくて美しいまごころを表していると思います。
うううう、ピダムには悪いけど、トンマンとユシンは幸せにしてやりたかったなぁ。
でも超越してるか、そんなものは。
うつろいやすい男女の愛などしれたもの、
もっと堅固な太い絆を結んだふたりだったわね。
トンマンには、優しい顔。寂しいのに……。
このままピダムとトンマンが幸せになれたらよかったのにね……。
そんなわけにはいかなくて、ミセンとヨムジョンさんが、悪いことを考えてたのでした。
でもしょうがないよね、この人たちにピダムの純愛を応援する筋合いなんかないもん。
今まで何のために、財力から人力から捧げ尽くして、
ピダムの勢力としてがんばってきたのかっつー話だよ。
そういうのはダメだ、っていうソルォン公もいないし、暴走。
暴走、かと思いきや、トンマンは一枚も二枚も上手(うわて)だった。
ミシルの知らないところで悪さして、怒られてた頃のミセンを思い出すね。
この弟、姉に殺されるところをからくもごまかして
結局姉さんよりずいぶん長生きしちゃってるね。
悪巧みはあまり上達しないままだったみたいだね。
唐の使者の振る舞いがおかしい、と察知して、さっさとみんなを監禁しちゃった。
やっぱトンマンすげー!って感激したよ。
そうでなくちゃね!
いつまでも恋だの愛だの、ぬるいBGMで観てられるっかってんだ!
ヒューヒュー!
とか言ってたら、まさかのピダムの密書。
解読方法をチュンチュが知ってた、というのもすごいが、
誰が書いたやもわからんあんな文書で驚愕するトンマンもすごい。
君、全然ピダムを信じてないじゃないか!
まあね~、この時代、名前のサインは重要なものだったかもしれないけどね~。
今の日本だって、くだらない書類にもハンコ押させられてバカみたいだけどね~。
拇印の方が本人証明できていいんじゃないかと思うけどね~。
でもあんな羽根に書いてあってふわーとしたサインになんの意味が?
偽造とか簡単っしょ?
まさか、そのまま鵜呑みしにしてピダムを疑うほど単純じゃないよね?トンマン?
ユシンにあんだけさびしい思いをさせて決意した婚姻なんだから、
あっさり揺らいだら怒るぞ!
百済の方だって、まだまだ油断できないでしょ。
女王としてばりばりやるために安らぐ場所が欲しいのはよくわかるが、
トンマンには、がんばってほしい。
無害なアルチョンだったら、いくらでもトンマンを甘やかしてくれるんだけどねぇ。
ときめきが欲しい欲張りさんだから、優しいアルチョンでは不足なのよね……。
トンマンもねー、トンマンらしいっちゃらしいんだけど、
けっこう慌てたり、不安そうな顔したり、ミシルには及ばない部分があるよな。
ミシルは何考えてるかわかんないところがミステリアスだったけど、
トンマンの場合はミステリアスじゃなくて、共感しにくい感じになってしまって残念。
脇役はいくらミステリアスでもいいけど、
主人公には、ぐいっと共感して寄り添いたいタイプだから。私は。
これから三韓統一ぐいぐい行くぜ!
ユシンは駒に、ピダムは慰めに、私を支えなさい!的なトンマンを観たいのですが、大丈夫でしょうか?
ミシルとソルォン公はあの世で仲良くやってそうですが、
そんなことしていないで化けて出てくれればいいと思います。
寝ると苦しいとか、動悸がするとか、更年期っぽいこと言い出してるトンマンに
喝を入れてやってほしいです。
迷いすぎなんだよなー、この後に及んで。
個人的には、やはり王となり、ミシルを超えた!と思わせる風格が欲しい。
臣下の前では、揺らがず動じない、威厳ある王であってほしい。
そうであればこそ、ピダムやユシンの前でのトンマンの素顔みたいなのが光るわけさ。
いつもまだ迷ってます、みたいな顔が多すぎるぞ!トンマン!
彼女に恋する男たちに、「守ってさし上げたい」と思わせておいて、
兵法でも政治力でも外交能力でも、人間力でも、一枚上手をゆくかっこよさを見せてほしい。
「か、かなわねぇ~」と彼らにまた恋をさせてやってほしい。
そんなかっこいいトンマンが観たいんだけどなー。
前回、ミシルの霊廟で抱き合ったふたりには、
その後の展開があって欲しいような、そうでないような。
なんとなくピダムには、「好きすぎて無理!」みたいな純情さがあるので、
ああして抱きしめてあげるのが精一杯な気もします。
いや、お布団ぽんぽんは、余裕の発露なのか?
何もないのと、何かあったのとでは、
裏切られたときの傷の深さはまた違ってくるでしょうね……。
どうなのかなー。
いやー、前回、コメントを返すの遅くなっちゃったとか書いて、
余計な気をつかわせてしまったかもですね。
コメントを頂いて返コメントを書くのはわたしも楽しいので、
ついつい書きたくなってしまうんですよ。
やっと語り合える同志が来た!って感じで。
でも実生活が忙しかったり、他ドラマにハマっているときは、
別世界へ行っているので書くのが遅くなるかな、と。
お気遣いなく、と言っていただけたので、
お言葉に甘えて、とりあえずハマりドラマの感想を書いてから、
ふたたび善徳の世界を反芻しに来たいと思います。
(ブレイキングバッド、やっと観終わったので)
とりあえず、しーまさんは思いのたけを思いっきり書いておいてください!
連投ぜんぜんオッケーだし、むしろ歓迎ですので!
もし今、善徳にハマっている方がいたら、横からでもなんでもコメントどうぞお願いします!
じゃっ、のちほど!
ピダム本人でさえびっくりしてたんだから、
無理もないですけど。
それなのに、また怒涛の展開!
あーもう!
ミセンとか、ハジョンとか
ミシルが死んだ時、処刑されてんのが普通なのに、
トンマンが助けてくれたようなもんなんだよ!
それなのに恩を仇で返しやがってー!
陛下には退位してもらうだとー!
ふざけんなー!\(*`∧´)/
と思ってしまいますよ。
祝福しろとは言わないけど、
ほっといてくれてもいいじゃんか!
ピダムのサイン…
トンマンは疑っても
(こういう時女子は、だいたい信じられないもの)
ユシンも、チュンチュも、アルチョンでさえ
ピダムがトンマンを裏切るはずないって
わかりきってるよね?
だから、トンマンにそう言ってあげてー!
※立て続けにコメント申し訳ありません(;^_^A
立て続けにDVDを見ているのでw
返コメとか、お気遣いなく( ´ ▽ ` )ノ
自分の思いのたけを吐き出したいだけですからー!(笑)