いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

君の声が聞こえる 3

2016年05月18日 | 君の声が聞こえる
「ゆれながら咲く花」は素晴らしいドラマですが、
恋愛要素が薄いので少し他で補填しようかな、なんて思って
ついついこっちと平行して観てしまうんです……。

まぁ、大事ですよ、トキメキというのも。

《あらすじ》

法廷で、ソンビンの無罪を主張してしまったヘソン。
もう後戻りはできない。
裁判官の心境を読んで、こっそりとサインをくれるスハを
頼りにしながら、ヘソンは答弁を展開していく。
もし失敗したらいい気味だと笑ってやろうと思って傍聴していたグァヌも、
ほれぼれと見直す熱心さだ。
スハも、昔のヘソンを思いだして嬉しかった。

ところが、次の公判、被害者の証言で法廷は一変した。
本人が、ソンビンに突き落とされたとはっきり言ったのだ。
怒り狂ったソンビンは黒髪のカツラを投げ捨て、
汚い言葉でを罵る。
大荒れに荒れた法廷は休廷となり、裁判は延期されたが、
はたしてヘソンに勝ち目はあるのだろうか?
の心を読んだスハには、彼女が嘘をついているとわかっているのだが。

ソンビン同様、ヘソンも荒れに荒れていた。
よりによってドヨンと闘って、こんな赤っ恥をかくとは。
こんなことなら最初から罪を認めさせて減刑を求めれば良かったのに!
「ソンビンを見捨てないでくれ」と頼むスハに怒りをぶつけていると、
事務所を訪ねてきていた母親に罵倒された。
「人様の人生をなんだと思ってるんだい!」
娘の身勝手な言いぐさに、腹を立てる母。
「だって母さん、あのドヨンが相手なのよ?」
「それがどうした!」
正義感の強い、まっすぐな気性の母は、
自分のことばかり考えているヘソンが許せないのだ。
「お前は小物になりさがったね!母さんはがっかりだよ!」
怒るだけ怒ると、事務所の面々に頭をさげ、母は帰っていった。

さすがのヘソンもこれにはへこんだ。
どうしても無罪を勝ち取りたくて先輩弁護士に相談するが、
これまでの態度が態度なので、まったく協力を得られない。
がっくりしているヘソンに、グァヌが声をかけた。
元警官の知識と経験を生かしてお手伝いができるかも?

頼りない相棒だが、背に腹は変えられない。
ふたりは変装して高校生に聞き込みを開始した。
スハが被害者ドンヒの心を読んでくれたおかげで、
彼女があやまって落ちたということはわかっている。

現場百編。
グァヌは事故現場から証拠品を見つけ、
ヘソンは被害者の使用していたパソコンから、ある推論を導き出す。
まぁパソコン操作はほとんどスハにやってもらったわけだが。

「あなた、喫煙してたんでしょ?」
ヘソンの指摘に言葉を失う。
「真実を証言してくれるわよね?」
だが、ドンヒはイヤイヤと首をふった。
物陰に隠れて見ていたソンビンが、我慢できずに飛び出してきた。
「この整形女が!あたしを落とし入れるつもりか?嘘つきのクソ女!」
ありとあらゆる罵倒がソンビンの口をついて出る。

「じゃあ、聞くけど、私が何をしたっていうの?」
ドンヒは泣きながら言った。
整形女と呼ばれて、給食にぞうきんを入れられ、
理由もわからず、それがいつまで続くのかさえわからず、いじめられ続けた。
まるで刑務所にいるみたいだった。
「あなたも同じ思いを味わってみればいい!」

ソンビンは、思いだしていた。
誰にも信じてもらえずに、死にたくなったこと。
もう少しで電車に飛び込むところだった。
世界に誰も味方がいなくて、ひとりぼっちだと思った。
苦しくて、つらかった……。

「ここまで言っても証言しないつもり?!」
ヘソンは泣いているドンヒを責めたが、ソンビンが止めた。
「仕方ないよ……。ごめんね。あんたがうらやましかったの。
最初は冗談のつもりだったけど、やりすぎた。ごめんなさい……」
苦しんだソンビンは、ようやく彼女の気持ちが理解できたのだった。

とはいえ、ヘソンは裁判の行方を心配していてもたってもいられない。
「大丈夫。気持ちをはき出せたし、謝罪の言葉も聞けた。
彼女は証言しにくるよ」
スハは、太鼓判を押した。

ヘソンはふと思う。
嘘をつく相手の気持ち?
わたしが犯人だと嘘を言った時、ドヨンはどんな気持ちだったのかしら?
素直に疑問をぶつけてみたが、疑心暗鬼になったドヨンは不機嫌になっただけだった。

ドヨンは「以前の証言を覆せば、偽証罪に問われます」とドンヒを脅した。
少女は怯え、このままでは証言は不可能だ。
頭が真っ白になったヘソンを助けてくれたのは、大先輩のシン弁護士。
ドンヒは飛び級して高校生になっている。15歳以下の宣誓は無効なのだ。
彼女はすっかり安心して真実を述べ、
おかげでソンビンの無罪は立証された。

ドヨンは、ソンビンが無実だと最初からわかっていた。
だからドンヒを脅して証言をさせないよう画策したのだ。
ヘソンは怒りで震える。
「あんたは10年前からまったく変わってない。
わたしが国選弁護士としてあんたに出会ったわけがわかったわ。
普通の弁護士が検事をやっつけたって面白くもなんともないもんね。
たかが国選ごときのわたしが、あんたをへこませてやるわ」
無気力弁護士だったヘソンの目に闘志が火が燃え上がった。

ソンビンの冤罪を晴らしたヘソンを、内心は自慢に思う母。
口では素っ気がなかったが、密かに小躍りする姿を、娘は影でこっそり見ていた。
母ひとり子ひとり。ずっと二人三脚でやってきた。
自分を信じてくれなかった判事の著作を燃やして抗議してくれた母。強い母。
その母が喜ぶ姿を見て、ヘソンも嬉しかった。

ただ、気がかりなのは携帯に届く思わせぶりなメッセージ。
「これ、あんたでしょ?青少年をその気にさせて悪いけど、
ご期待には添えないわ」
「俺じゃない。番号も知らないのに」
てっきりスハが自分を好きになってメッセージを送ってくるのだと
思っていたヘソンは、赤っ恥をかいてしまった。
そんな彼女の思考を読んで愛おしく思うスハだが、
問題は、誰が送ってきたのか、ということ。

裁判所で聞いたあの思考の声は、10年前の殺人犯の声に似ていた……。
まさか?!
スハは、必死でヘソンのもとへ走る。

その頃ヘソンは、メッセージを送ってよこした番号に電話をかけていた。
するとコール音が、自宅の一室から聞こえてくる。
「誰か……いるの?」

(つづく)

大人だなー!スハは!

やっぱり子どもの頃にあんな目にあって、
そのあと妙な能力を手に入れて苦労した子は違うな。

ソンビンが心から謝って、反省したことや、
ドンヒが溜飲を下げたであろうことも、ちゃんと理解している。
(心を読めるからってこともあるけど)

裁判の結果が気が気でないヘソンよりも、
ちゃんと物事の本質が見えている気がするよ。

そして運良くヘソンの携帯番号を手に入れた時の顔ときたら!

カワイイ!すっごくカワイイ!

自分に恋しているから、こんなメッセージを送ってくるんでしょう、と
ヘソンに言われても、顔色ひとつ変えません。
恋……なんかよりぜんぜん深いって自信があるからなんでしょうか?
そんな簡単なもんじゃねぇよ、みたいな。
余裕ありすぎでしょ~。
みせてみな、って彼女の携帯を手にとって、
自分の携帯から電話をかけて、
「それ、俺の番号」ってスマートですよねぇ~。

でもさ、すごいクールな感じで決めてたくせに、
ひとりになったらヘソンの番号を登録してニコニコ。

うん、カワイイ。

しかし、スハとグァヌさん、ふたりは奇しくも
彼女のことを「チャンヌ・ダルク」と呼び表しています。
もちろん、ジャンヌ・ダルクをもじっているんですね。
天啓を得て、自分の信じる戦いに身を投じたフランスの乙女です。

スハは、幼い自分を救ってくれた彼女の姿にそれを見ていて、
グァヌさんは、今回の裁判で彼女を見直したんですね。


当時のヘソンを思いだしてニヤリ。え?ニヤリ?いえいえ、ニコリ、です。

恋愛においては、
「どうしてもっとはやく君と出会わなかったんだろう……」なんて言葉が
聞かれたりするシチュエーションもありますが、
この場合ふたりの立場はどうなんでしょうね~。

スハの方が出会い自体は早いですけど……。
それがアドバンテージとなるのか?
でもまぁ、いくらなんでも高校生とは付き合えないよな。
愛があれば年の差なんて関係ないとはいうものの、
恋のはかなさ、人の心の移ろいやすさを知っている大人だったら、
やっぱ無理。

いや……でも……どーせ終わるし、と割り切って付き合うか……なぁ?
う~ん、自分を崇拝している高校生となると、
大人の責任として無理……かなぁ?

と、くだらん事で頭を悩ませるくらいスハがカワイイですよ、奥さん。

ヘソンはまだまだ、成長過程ですなぁ。

女子高校生たちが向かい合い、
嘘をついたは心境を吐露することで浄化され、
いじめ加害者のソンビンは、他人の痛みを知る。

こんな教育的シーンでも気になるのは裁判の行方なわけですから、
まだまだだよ。
まぁソンビンの無罪を証明してやろうという心意気がありますから、
前回よりは進歩してると言えましょうがね。

ここぞ、というところで登場するヘソンオンマは母の鏡ですね。
こういう気性のおっかさんに育てられたんですから、
ヘソンは立派な弁護士になってくれるはず。
そして意地悪だな~と思っていたシン弁護士も、
法廷でナイスアシストをしてくれて、かっこよかったです。

いいの?法廷はスマホ禁止じゃないの?
電話かかってきたらどーすんの?
でも「あらたな証人が見つかったぞ!」とかだったら
聞いとかないとまずいしね。禁止じゃないんですね、きっと。

女子高生だった彼女が10年たってるから26くらい?
彼女、美人だし大人っぽく見えるからもうちょっといってるように見えるけど、
まだまだ小娘なんですなー。
「私を好きになっちゃだめよ」みたいなノリも、
おばさんの自意識過剰というよりは、
おっちょこちょいのお姉さんのかわいげだと思った方がいいのでしょう。

態度のふてぶてしさもあいまって、なかなか印象が追いつかない……。
だいじょぶだいじょぶ、ヘソンは若い子、ヘソンは若い子。
しばらくそう唱えとけば見る目も変わるでしょう。
同僚だけど、グァヌさんの方がいくぶん年上のお兄さんな設定なんですね、きっと。
彼、警察官やめて法律勉強して弁護士になったわけだし。

高校生に変装して学校に侵入したのには吹きましたが、
韓ドラのお約束を逆手にとった楽しい演出ともいえる。
定番でしょうが、モニターを前にくっついたスハとヘソンさんを見て、
やっぱりドキドキしました。

よ、よく耐えたな、スハや。
間接キスをもらった時は後からけっこうどぎまぎしてたのに。

彼のクールさと、年相応の熱さのギャップがいいな、と思う今日この頃。
お姉さんのもとへ駆けつけるために、
不良どもをばったばったとなぎ倒すシーンもいいですよね。

でもたぶん、彼女はまだ大丈夫。
だってそんなに早く悪役が登場しちゃったら、面白くないじゃん?


【追記】

・お約束というかなんというか、
制作側がはっきりと意識して萌えシーンを演出してくれているので
安心して心をゆだねられますなー。

萌えとか言ってるけど、キャーキャー言いながら見てるのは
ヘソンさんと同じ年頃のお姉さま方なんですね、きっと。
男子高校生がこのドラマ観て萌えられるとは思えないもんなー。

シーンその1

上手くいった公判の後、ヘソンはスハに声をかけます。
スハが裁判官の心を読んでサインをくれたおかげで、余裕を持って弁護ができたからです。
「次もお願いね」というヘソンに、スハは「タダで?」と軽口を叩きます。
そして、彼女の口の横についているペンの痕を指摘します。
「ここ」って言いながら自分の口の横を指さすのね。
それでヘソンはキスを要求されてると勘違いして、しょーがないわねーと言いながら
自分のくちびるを押さえてからスハのほっぺに手をあてるわけ。
「間接キスで我慢しなさい」って。
スハは、ちょっと驚いて「ペンのあとがついてるんだよ!」と憮然としますが、
ヘソンは「あら、そう?」とへーぜんとしてるのね。
「顔洗ってくるっ」と階段を降りていくスハ……という流れです。

自分のキスがお礼になる、と当然のごとく思っているヘソンが好きですよ。
そして恥ずかしくってその場を去るしかないスハがかわいいシーンです。
裁判中、変なところに赤ペンの痕がついてるな~と気になっていましたが、
こういう伏線だったのねぇ。
くるくると表情を変化させるスハくんがイイ感じ。

シーンその2

潜入捜査でパソコンをいじり出すも、わけがわからなくて困るヘソン。
スハは、彼女の後ろから手を添えて、マウスを動かしてあげます。


スハくんの腕……太い……。

顔近いんだけどっ!
今度はヘソンの方がちょっと意識しちゃって、スハは平気っていうバランスが好きです。

さささっと情報を入手したスハに、ヘソンが「テーバッ!」と言いますね。
これは若者言葉で、日本語でいう「ヤバい」のような言葉だそうですが、
高校生に変装したヘソンが使うことで、JKになりきってる感が出ていて面白いと思います。

シーン3

携帯に届く謎のメッセージを、スハからだと勘違いしたヘソンが、
お姉さんぶってスハを諭すシーン。
「俺じゃないよ」とヘソンの携帯をさっと手に取り、自分の携帯から電話します。
「これが俺の番号」

なんなん、このナンパ慣れした男みたいな仕草は。
そういう認識自体がもう古いわけ?今どきの子はこんなこと平気でやるの?
じゃあ童貞ってどこにいるの?
おばさん大混乱。
(ミッチゲッタ……)と瞬時に後悔するヘソンに爆笑。

ミッチゲッタ、ミッチゲッソ、ってけっこう聞く韓国語なのだけど、
まぁシチュエーションによっていろいろ訳されている。
今回は日本語の「やっちまった」と音が似てて、なんか笑ってしまった。


・スハくんはヘソンお姉さんにまだ名前も覚えてもらえず、
「コンタクチ」(お邪魔虫)と呼ばれている。
かわいい音ですな。

・アドリブかなんか知らんが、グァヌと同僚が、シン弁護士のことを指して
入れ歯をはずすジェスチャーをするのです。
第1話でそんなシーンがあったからね。
こういう細かいところ、観てて好きです。

でも入れ歯ってねぇ、本当に外れると、信じられないくらい顔の印象かわるからね。
びっくりするよ。
あごが外れた人ってのも実際見るとびっくりするよ。
どっちも超驚いたあと、すごい笑いたくなっちゃって困るんだよ-。
ダッシュで現場を離れて笑うしか方法はないので、
これから遭遇しそうな人は気を確かに持ってください。











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2 コメント

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何回見ても良い!(≧∇≦) (しーま)
2016-05-18 17:55:34
私も順調に3回目の視聴を進めています。
(笑)
なんて、実はノーカットで見たくて、最初からDVDを借りて見てしまいました。(笑)
それなのに、まだBSでやっているので
それも見ちゃってます(爆)


スハは苦労している分、他人の気持ちを思いやれる子ですが、
自分の恋は…(*´艸`)
まだまだコドモです。なんたって10年前の初恋をいまだに思い続けてるコですから。ここに童○がいます(爆)
でも、いろんな人に助けられて(主に○氏←今はまだ黙っときます)

ヘソンは女優さんが実年齢高いんで大人に見えますよね~( ;´Д`)
ドヨンと同い年に見えない時が…(;-ω-)ゞ

ペンのシーン好きです!
クールに顔洗ってくる!って言いながら、ヘソンに背を向けると、とたんに顔がゆるむスハが可愛くて
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ニヤニヤしています (ビスコ)
2016-05-25 22:51:33
いやー、3回目の視聴に耐える作品ってなかなかないですよ。
面白いですよね、このドラマ。
あと、やっぱりスハがかわいいのでニヤニヤしながら観ちゃって。
コドモだよね~。
誰に助けられることになるのかな?
グァヌ氏に?恋敵に助けられるっていう構図、好きだなぁ。
どうなるのか、楽しみ。

ペンのシーン、すごく好きだ!
「ああびっくりした」って言ってニヤ~っとするんですよね。
だいたい、ヘソンの前ではかっこつけちゃうスハ君がかわいいのです。
うん、やっぱ童貞だ。
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