本日、島根県の若林酒造さんから、「開春 生酛純米袋吊り無濾過生原酒」が入荷になりました~!!
生酛とは・・・
日本酒は、もろみを仕込む前に、まず「酛」と呼ばれる酒母で酵母を培養していきます。そのときどうしても空気中から雑菌や野生酵母が混入してくるので、それらをはびこらせない目的で乳酸が加えられます。
このときに、あらかじめ別に作っておいた乳酸を加えるのでなく、もともとその蔵や自然のなかに生息している天然の乳酸菌を取り込んで、それが生成する乳酸で雑菌や野生酵母を死滅・失活させるのが、生酛系(きもとけい)の酒母の造り方の基本的な特徴です。
よく、テレビとかで半桶に入ったお米を、木の棒を持った職人さんたちが歌を歌いながらすり潰している作業です。(最近、そんなCMはないか!?)
お米をすり潰して、空気の層を無くし、なめらかにすることで雑菌がはびこるのを防いでいます。
そして、乳酸菌と、蔵付き酵母を自然の内から取り入れて醸されていきます!
考えてみてもすごいことですよね!!菌を相手に!いや仲間にして!?お酒が出来るんですから!!
以前までは、手間がかかるなどの理由で、生酛造りをする蔵も少なくなっていましたが、最近は酒造りは原点に帰れ!との昔造りをする蔵元さんが増えてきてるように思います。
そんな、昔造りを丁寧にされる、若林酒造の「開春」をぜひお楽しみください~(^^)v
◎開春 生酛純米袋吊り無濾過生原酒 1.8L 3150円