第24回クルーレスソーラーボート大会に参加しました。
私たちのチームは、小学生が7名、中学生が16名、高校生が4名、スタッフが16名の大所帯です。
8月8日に、事前準備の合宿をしました。
場所は、滋賀県高島市近江白浜です。
午前10時に白浜荘の会議室に集合し、講師から自律型ソーラーボートについてのレクチャーを受けました。
午後2時からは、組み立てたボートのテスト走行を琵琶湖で行いました。
翌、8月9日は早朝に起床し、バスで会場であるマキノサニービーチに移動しました。
今年は新型コロナウィルスのため、常連の東大チームが不参加でしたが、今治造船と大阪電気通信大学、そして私たちびわ湖トラストチームの7艇が参加しました。
コースは、サニービーチを出発して竹生島-葛籠尾崎間を往復する、20㎞の長距離です。
自律航行船というのは、ボートに積み込んだマイコンを用いて、GPSとコンパスのみを頼りに湖上を移動する無人ボートのことです。
毎回不思議ですが、ほとんどのボートが出発点(A点)付近でグルグル回って、前へ進めなくなります。
一説によると、この周辺では磁場の異常があるのではないかということです。
魔のA点を抜け出すと、沖合にあるB点を目指します。
この点まで到達するボートは約半数でした。
B点から大きく進路を東にとり、一路、竹生島と葛籠尾崎の間に設定したC点を目指します。
今回のレースでC点までたどり着いたのは、私たちびわ湖トラストチームの「ばな衛門」だけでした。
レース終了後、他チームとの密な接触を避けるために、子供たちとスタッフだけで夕食をとりました。
一人一人が感想や反省を述べていましたが、短期間にずいぶん成長したなと驚きました。
こうした様々な年齢の子供たちが集まって、同じ一つの作業を行う教育の大切さを改めて感じました。
8月10日は最終日です。
この日も快晴で、湖上でも暑いくらいでした。
子供たちにも疲れや船酔いが目立ってきました。
ボートの調子も今一つ上がらず、どのチームのボートも完走できませんでした。
反省点はたくさんあります。
でも久しぶりのびわ湖体験に、みんな満足でした。
最後に、来年頑張ろうねと誓って、大会を終えました。
来年は、いよいよ25周年です。
最後に、今回の合宿を行う際に、コロナ対策として次のことを行いました。
合宿前2週間、生徒およびスタッフ全員が毎日2回の体温測定を行い、結果を報告しました。
このことによって、合宿に参加することに対する自覚と責任が芽生えたと思います。
合宿前日に、医師によるチェックを受け、参加者の最終決定を行いました。
合宿期間中は、マスク・手指消毒・ソーシャルディスタンスなど、一般的な注意を守りました。
また、他府県からの参加者との接触は、可能な限り避けるようにしました。
合宿終了後は、事後確認として、さらに1週間の検温を行っています。
今のところ特に問題は起こっていません。
この程度の対応で、十分に感染を防げるのではないかと思っています。
感染症に対して、必要以上に恐れない、不用意な行動をしない、を原則として対応したいと考えています。