新型コロナウィルスのせいか、夜空がやたらきれいだ。
金星と月が上下になって西の空に輝いていた。
どっちがどっち?
と思うほどに、金星が大きく見えた。
多くの教訓を、このウィルスは教えてくれている。
危機の時、どうすればよいか。
危機の時、誰が信用できるか。
結局、自分を信じ、家族を愛し、社会を守るしかない。
幼いころ、伝染病と隣り合わせの村に生きていた。
赤痢で急死した友人の家を、保健所の人が消毒していた。
いつの間にか社会は肥大化し
パンデミックと呼ばれる感染症が広がるようになってきた。
昔の夜空は、美しかった。
星を見に、友人や家族と、夜の河原をさまよった。
まるで、昨日のことのように
空想は、思い出の中に帰っていける。
今では、ずいぶん遠くまで来てしまった。
アタカマ高地で、南十字星を見たこともあった。
ゴビ砂漠に寝転がって、夜星の星を数えた。
それぞれが思い出となった。
どっちもどっち
経済成長という言葉は、甘い蜜の響きがある。
豊かさと貧困
成長の陰で、多くのものを失ってきた。
どっちもどっち
生活の豊かさと心の豊かさ
せっかくの自粛の時間
もう一度、心に問いかけてみよう
夜空に輝く、金星と月
どっちもどっち
私たちには、知らないことが多い。
せっかくの自粛、夜空を眺めてみよう。
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