DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

大丈夫か(13)

2013-09-15 17:19:45 | ButsuButsu


窓の外は時々激しい雨が降っている。

台風18号が接近している。

少し東よりに進路をとっているようだ。

前線に沿って東北と西日本で雨が降り続けている。



ふと、福島第一原発は大丈夫かな、と思ってしまう。



http://www.youtube.com/watch?v=mhxUnXE49cE

によると、凍土遮水壁を敷設した場合、200年間維持する必要があるとイギリスの原子力科学者であるJohn Largeが述べている。

どのくらいの電気代がかかるのだろうか。

世の中にはそんなことを計算する人がいて、年間30億円だそうだ。

http://hirabayashi.wondernotes.jp/2013/09/08/1623/

ところが、この計算にはウソがある。

大量に押し寄せる地下水や太陽熱、降水による加熱を考慮していない。

何が来てもマイナス40度より暖かいのだ。

また冷媒の効率も考慮されていない。

実際にかかる電気代は、年間300億円くらいだろう。

これを200年間続けるとすると、6兆円か。

ばかげた話だ。

さらにJohnさんの英語をよく聞くと、アイスウォールにクラックが入って水が上がってくると言っている。

やはり凍土遮水壁では水が完全に凍らないのだ。

この国の科学は一体どこに行ったのだろう。
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9月14日(土)のつぶやき

2013-09-15 05:06:10 | 物語
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大丈夫か(12)

2013-09-14 16:21:26 | ButsuButsu


家を出たら赤トンボが飛んでいた。

まだ暑いのに、もう秋を感じている。

気温の変化がトリガーなのだろうか。

そう言えば朝晩は急に涼しくなってきた。

トンボのことをアキツと呼ぶそうだ。

ウィキペディアによると

*****

古くは日本の国土を指して秋津島(あきつしま)とする異名がある。

『日本書紀』によれば、山頂から国見をした神武天皇が感嘆をもって「あきつの臀呫(となめ)の如し」(トンボの交尾のよう(な形)だ)と述べたといい、そこから「秋津洲」の名を得たとしている。

また『古事記』には、雄略天皇の腕にたかったアブを食い殺したトンボのエピソードがあり、やはり「倭の国を蜻蛉島(あきつしま)と」呼んだとしている。

*****

日本書紀やら古事記やら、ずいぶん古くからの呼び名のようだ。

日本では親しまれているトンボだが、西洋では嫌われているらしい。

そう言えば、竜もそうだ。

ドラゴンとドラゴンフライ。

よく似た名前だ。

洋の東西で真反対の価値観を持つことはいくつかある。

日本人はロボットが大好きだ。

ヨーロッパでは違う。

相手も同じ物差しをもっていると勘違いしないほうがよい。

大きな誤解が、取り返しのつかない間違いを起こすことが多々あるのだ。

ブッシュがイラクに侵攻したときの大量兵器問題を、ヨーロッパ人はまだ認めてはいない。

原発問題に関する意識も大きく異なる。

きちんと解決しないと、本当にオリンピックに参加しない国が出るかもしれない。

気をつけたほうがよい。
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9月13日(金)のつぶやき

2013-09-14 05:12:30 | 物語
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湖の鎮魂歌(60)

2013-09-13 18:04:37 | ButsuButsu


今年、離島指定基準が約半世紀ぶりに見直された。

これによって国土交通省は、琵琶湖の沖島(滋賀県近江八幡市)を離島地域に加えることを決めた。

同島の人口減少率は29%で基準を満たすのだという。

離島指定おめでとうと言うべきなのか、人口減少残念ですね、と言うべきなのか迷ってしまう。

ただ、島が着目されるきっかけにはなるだろう。

漁業が着実に衰退していく中で、観光産業を育てることも大事なのだろう。

さて、NPO法人びわ湖トラストはこの島で清掃活動をする。

参加者を募集している。

ゴミ拾いだが、普段目が届か居ない場所を船などを用いてきれいにするイベントだ。

締め切りは9月21日で、実施する日は10月5日の土曜日だ。



地元の漁師さんと接触するよい機会なので、ぜひ参加してほしい。




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大丈夫か(11)

2013-09-13 08:06:48 | ButsuButsu


大津で開催された日本陸水学会も今日で終わる。

昨日は「凍土遮水壁」について専門家と議論した。

かつてこの手法を専門に行っていたという研究者から「凍上(とうじょう)」という言葉を聞いた。

ウィキペディアに次のような記述がある。

*****

凍上(とうじょう、英: frost heave)とは、寒気によって土壌が凍結して氷の層が発生し、それが分厚くなる為に土壌が隆起する現象である。

凍上は土のみならず、コンクリートの道路でも発生するために、地下の管の類などが壊れてしまったり、木の根などが傷つけられることもある。

このような被害を凍上災害、あるいは凍上害という。

凍上の際に働く力は、一次凍上で一平方センチメートルあたり数キログラム、二次凍上では数百キログラムにのぼると言われており、家屋でさえ持ち上がってしまうという甚大な被害をもたらすこともある。

寒冷地でも雪の多い所では凍上が起こりにくい。

この理由は、雪は断熱性が高いため積雪がある場合は大気の冷たさが地中へ伝わりにくくなるからである。

このため、北海道でも雪の多い日本海側は凍上が発生しにくい。

これに対して、寒冷で雪の少ない地方では地中深くまで冷やされるため凍上が発生しやすい。

このため、北海道では北見・帯広・釧路などで凍上が起こりやすい。

また、雪の多い地方であっても除雪されている道路や鉄道では凍上が起こりやすい。

*****

彼は、凍土遮水壁を福島第一原発で用いることに否定的だった。

危険だという。

もっと目で見て確認できるような手法で処置したほうがよいという意見が多かった。

何とかして止めさせないと、取り返しのつかないことが起こるかもしれない。

危ないと分かっていて何も言わないことは、共同責任を問われても仕方ない。
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9月11日(水)のつぶやき

2013-09-12 06:04:49 | 物語
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湖の鎮魂歌(59)

2013-09-11 13:12:19 | ButsuButsu


小学校の子供たちは、なんと純粋なのだろう。

「質問ありますか」

ときくと、多くの手があがる。

時にはトンチンカンな質問もあるが、中には的を得た質問もある。

「ロボットはどのくらいのパワーで動くのですか」

聞かれたほうが思わずびっくりする。

今回は、手作りで透明度板を制作した。

まずロープの結び方。

もやい結びを学ぶ。

大人でもうまくできない。

子供と大人による共同制作だ。



不思議に思うことがある。

こんなに純粋な子供たちが、いつ頃から無口になり、無関心になり、質問しなくなるんだろうか。

最近、二人の高校生と個別に話す機会があった。

共に県内の進学校に通っている。

一人は二年生で、クラブ活動にのめりこんでいる。

話をしていてもはっきりしない。

何のために学ぶのかという目的意識がない。

もう一人は三年生で、受験したい大学を確定している。

将来の仕事のことも考えている。

すべてに熱心だ。

二人の違いはどこから来たのだろうか。

家庭環境か、学校指導か。

一番大人がしてはいけないことは、価値観の押しつけだと思う。

教科書に書かれていることがすべてではない。

行の間に書かかれた未知の世界への興味を教えてほしい。

できれば無邪気な小学生の、輝くばかりの好奇心が失われない教育をしてほしいと思う。

大人が子供の芽を摘み、可能性をなくしていくことは、結果的に国家や人類の損失につながる。

びわ湖における環境教育を通して、こうした人格形成にも貢献できたらよいと思っている。
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9月10日(火)のつぶやき

2013-09-11 05:51:34 | 物語
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大丈夫か(10)

2013-09-10 22:08:13 | ButsuButsu


日本陸水学会が大津市にある龍谷大学キャンパス2号館で始まった。

2013年9月10日(火)から9月13日(金)まで開催される。

今回が第78回大会というのだから歴史の長さが分かる。

市民公開のシンポジウムもあるそうだ。

福島第一原発の問題も議論される。

総理が国際公約したように、汚染水は完全にコントロールされているのだろうか。

官房長官はシルトフェンスで閉じ込めてあると言ったが、いったい誰が教えたのだろうか。

シルトフェンスというのは、文字通りシルト(粘土)を閉じ込めるもので、放射性物質は通過してしまう。



困ったことだ。

総理の公約の根拠も同じものだろうか。

世界中からブーイングだ。

3.11以来、日本にはまともなアドバイザーがいないようだ。

この問題は、一見、地下水問題のように見えるが、その実、陸水学の問題でもある。

つまり気象、水文、地下水、地学、化学、生物など複合的な問題だ。

それだけに多角的な対策を必要としている。
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9月9日(月)のつぶやき

2013-09-10 05:12:11 | 物語
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大丈夫か(9)

2013-09-09 22:28:24 | ButsuButsu


東京電力の担当者の歯切れが最近特に悪い。

よほど深刻なのだろう。

考えられるのは、メルトダウン→メルトスルー→メルトアウトが実際に起こっているのではないかという疑問である。

そうなると、どうやって制御するのだろうか。

いったい誰を信頼すればよいのか。

このまま進行すれば、ひどくまずい状況になる。

ネットを探していたら、凍土遮水壁に関する記述が見つかった。

*****

委員会の中で凍土遮水壁の計画に対しても依然として激しい異論があると指摘した。
この方法は高価な技術であり、これほど大きな規模で実施されたことがないからだ。
地盤凍結工法を駆使している日本で最も良く知られた企業の1社はフィージビリティスタディー(実行可能性検討)の入札に参加しないことを決めた。
この企業に近い関係者によると、トンネル向けに少量の土を凍らせるこの企業の専門技術は、こうした作業には適さないと判断したという。

*****

ということだ。

そんな方法に数百億円の予備費をつぎ込もうというのか。

それくらいしか有効な手段がないのか。

いずれ歴史が事実を明らかにするのだろうが、冗談や遊びで語るような状況でなくなっていることは確かなようだ。
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9月8日(日)のつぶやき

2013-09-09 05:18:01 | 物語
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大丈夫か(8)

2013-09-08 23:09:40 | ButsuButsu


びわ湖万歳!

オリンピック東京招致バンザイ!

高円宮妃のスピーチで決まったね。

とてもすばらしかった。

彼女があれほどの人だとは思ってもいなかった。

卓越した語学力と、表現力。

日本の皇族を見直した。

それに1924年に初めてパリでオリンピックが開催されてから2024年が100年目にあたるので、2020年の次はパリで行うという暗黙の了解があったことも知らなかったな。

そうなればマドリードの目は最初から無かったわけだ。

さて、首相は福島の汚染水対策について国際公約をしてしまった。

あと7年で解決するそうだ。

では、凍土遮水壁について何とかしないと。



鴻池組がホームページで公開している図面だ。

この方法の矛盾点は、凍土壁による遮蔽の完璧性だ。

もし遮蔽が完璧でなければ、いつまでも汚染水が流れ出す。

もし遮蔽が完璧ならば、内側に溜まる放射性物質がますます高濃度になる。

そうすると予定しているマイナス40-50度では凍結しなくなる。

結局は、高濃度の汚染水が流れ出すことになる。

第一、水と泥では凍結・溶解の性質が異なる。

凍らしてもクラックが入ることは間違いない。

どうするのだろうか。

陸水学の専門家としては、やはり反対せざるを得ない。

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9月7日(土)のつぶやき

2013-09-08 05:02:26 | 物語
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