あまり深刻な状態ではないようだが、テスラ離れが進んでいるとの報道が目に入った
その原因はマスク氏がトランプ政権に近すぎて、いろいろ問題を起こしているのを
嫌ったオーナーたちが、自分のイメージを貶めることを避けるために
手放したとのことだ
ただ必ずしもその理由ではなく、単なる商品力の問題としている解釈もあるようだ
テスラのトップのイーロン・マスク氏は、変わった人だと思う
(報道されたもの、X等で知るだけだが)
成功した経営者として、そのセンス、実行力、先を見る力は優れた人物
として評価されるだろうが、それ以外の点では問題が多すぎるようにみえる
ただ、こうした傾向は彼だけではなく、最近の世界の流れではないかとも思える
例えば、日本の昔の経営者、松下幸之助氏と最近の堀江貴文氏を比べると
その根本となっている立ち位置が随分違っているように思われる
それはアメリカにおけるジョブズ氏とマスク氏の違いのように思われる
(単に自分がそう思ったというだけのことだが)
つまりは全人格的な何かが欠けていても通ってしまうのが今の世界
極端に言えば、「今だけ、自分だけ、お金だけ」が何よりも優先する
世界で評価されるのは、それを実践している人たちという実態だ
ところで、不思議に思ったのはトランプ大統領が
「掘って掘って掘りまくれ」と化石燃料重視を進めて
二酸化炭素を減らすための手段としての電気自動車を重要視しないはずなのに
なぜ電気自動車の申し子のようなマスク氏を重要なポジションにおいたか?
という点だ
マスク氏は電気自動車だけではない、、との判断かもしれないが
どこか違和感が残る
今の世の中は、力を持ったものが、そしてその力とは経済力のことだが
すべての判断(善悪も含めて)をしてしまうような気がしてならない
ならばどうすれば良いのか?
となるが、それが簡単にわかれば問題はないが、正直なところわからない
だが、今の年齢になって、自分が良いことと思えることは
できるだけやっておこうと自分自身に言い聞かせている
(果たしてそれが役に立つか?)