少しづつマックス・ウェーバーの「権力と支配」が終わりのページに向かっている
この本は通常の本文のあとに、少し小さな文字でその考察を支える事実に記述が続いているのだが
これが読む側としては却って話がわかりにくくなる
それでこの部分は飛ばして本文のみをまずは目を通すことにしている
先日証人喚問を行った佐川さんの立場を想像しながら読むと妙にリアリティがある
と言っても、残念ながら自分の読解力では全体を理解するのは正直なところ難しい
でも、ところどころ笑えてしまうそうな著述がいきなり出てくることがある
昨晩見つけて付箋を付けたのが
「どの官僚制も、職業的消息通の知識や意図を秘密にする手段によって、こうした消息通の優越性をさらにたかめようとする。
官僚的行政は、その傾向からいうと、つねに公開禁止を旨とする行政なのである。官僚制は、その知識や行動を、できることなら
どうしても、批判の目からおおい隠そうとする。」
何となく頷いてしまう
この他、付箋を付ける場所はふんだんにある
その部分はあとで読み直すことになるのだが、急にこの本をもっと簡単に理解できるかもしれない方法に気がついた
それはNHK「100分de名著」にこの本「権力と支配」を取り上げてもらうことだ
それで先日NHKのHPからの要望の欄に、取り上げてもらうように意見を送った
今ほど官僚の存在が注目される時はめったに無いだろうから、タイムリーだと思うのだけれど、、、
(名著と言われるほど有名ではないかもしれないけど、ぜひやってほしいものだ)